“学歴”のスタートラインに立てない


思いのままつらつらと書きます。
表現が拙い点、ご容赦ください。


大学受験の時、
地元の国公立しか受けられない友達はたくさんいました。男女問わず、多くいました。
東北地方のある公立高校の話です。


学力の問題ではなく、経済的問題です。
理系私立は高額なので、滑り止めを受けられない。文系でも、予備校費用が出せないから浪人はできない。
都会の一人暮らしの生活費が賄えないから、滑り止めは実家から通える範囲しか受けない。

実際、医療系の滑り止めを受けられず、
浪人して、ランクを下げた国公立を受けた友達がいます。もちろん宅浪です。



無事に国立大学に進学しても、
給付型の奨学金がおりずに、足りない分を工面するために根詰めて働き、
その結果体を壊し、
大学4年前期で中退した友達もいます。


高校受験も同じです。
私立に行く余裕がなく、トップ校から確実に受かる地域2番手校にランクを下げる。
もし落ちたら二次募集の高校に行く。
そういう友達は複数いました。



何が言いたいかというと、
早慶上理とか、マーチとか成成明学とか、
そういったスタートラインに立てない。

こういう世界もあります。
もし知らない方がいらっしゃったら、知ってほしいのです。


地方国立大や地方私立大を嘲る方、
ネット上にはたくさんいらっしゃいます。

でも、こういう背景もあります。
学歴や偏差値に拘り、
自分も他人も傷つけてほしくはありません。


受験のこの時期に、どうしても伝えたくなってしまいました。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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