「選べる」って幸せ!「選ぶ力」とは……⁉
エッセンシャル思考の人は、
すべきことを見定めて
選び抜いたひとつをしっかりやります。
あれもこれもと手をつけて
どれも捨てきれずに中途半端では、
選んだことになりません。
集中して選び抜かれたそのひとつには喜びや希望があるし、選ぶ時間そのものにも価値と成長がある!……と、思います!
(つい昨日の記事にはエッセンシャル思考と非エッセンシャル思考についてまとめました。ぜひお読み下さいね😊 ↓↓↓)
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今日は、「選ぶことができる!選べるんだ!」という気持ちがエッセンシャル思考においていかに大事かがわかる実験をご紹介します。犬を使った有名な実験!ちょっと、想像力を働かせて読んでみてください。
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A・B・Cの特徴がある部屋で、それぞれ犬に過ごしてもらいます。部屋の特徴は……
🐶A:①つながれている
②(床に)電気ショックあり⚡
③🔴スイッチを踏むと止まる
🐶B:①つながれていない
②電気ショックあり⚡
③🔴スイッチ踏んでも止まらない
🐶C:①つながれている
②電気ショックなし
Aのお部屋の犬は、つながれているんですね。しかも、定期的に床に電気ショックが流れます。かわいそうですが、実験のため少しの間です!(たぶん)さらに、床にはスイッチがあって、それを踏むと電気ショックが止まります。この部屋で過ごすうちに犬は、電気ショックが来たら、スイッチを踏んで止めることを学習するようです!
Bのお部屋の犬は、つながれていません。しかし、電気ショックが来ます。スイッチはあるけど、踏んだところで電気ショックは止まりません。スイッチ意味なし💦電気ショックを流しっぱなし……というわけではないでしょうけれど、ワンちゃんの絶望感を考えると少し胸が痛い……😢
そして3つ目のCのお部屋の犬は、つながれています。しかし、電気ショックは来ません。つながれているだけで、あとは普通に決まった時間すごしてもらうだけ、なのですね。
このような状態です。3つのお部屋の状況、理解していただけたでしょうか?そしてここからがこの実験の次のパートであり、本番です!
次に、ワンちゃんたちには、新しいお部屋に移動してもらいます。またその新しいお部屋で少し過ごしてもらいます。
新しいお部屋の特徴は……
部屋は簡単に飛び越えられる低い壁によって、左右二つに区切られています。左は床に電気ショックが流れるビリビリゾーン⚡。右はセーフゾーン。
この新しいお部屋で、以前Aの部屋にいた犬、Bの部屋にいた犬、Cの部屋にいた犬をいったん、電気が流れる左ゾーンにいてもらって、それぞれ観察🔎
すると……
「Bの部屋」の犬たちだけ、
電気ショックが来ても
低い壁を飛び越えようと
しなかったというのです!
簡単に飛び越えられる低い壁なので、Aの犬も、Cの犬も、隣の右のゾーンに避難しました。Aのワンちゃんは「スイッチ」で学習すること自体をしていたので、ショックを回避する方法を試す、という行動力・考える力がついていたようですね。Cのワンちゃんは、そもそも電気ショック自体を知りません。しかしもともと持っていた本能的な逃走力が正常に機能したのでしょうか、しっかり右ゾーンへ逃げました。
残念なことに、Bのお部屋はスイッチを押しても電気ショックがおさまらない。そこで過ごすうちに、Bのワンちゃんは、「どうせ、どうやったって、この痛みからにげられない」……ということを、逆に学習してしまった!ということになります。
これを名付けて、
学習性無気力
……といいます😢逃げる方法を探そうともしなくなるなんて、自然にしていれば本来あるはずの才能すら活かせなくなってしまうということです。本当に残念ですよね!
冒頭に「選ぶことが出来るって、幸せ」ということを書きましたが、本当にそうです。
A・Cのワンちゃんたちはショックを逃れることを選ぶことができた。Bのワンちゃんは、Bのお部屋で「逃れることの出来ない苦痛」を味わい過ぎて、選ぶことができるのだ、ということすら忘れてしまった、わからなくなってしまった、絶望してしまった……。
「選ぶ」というのは、どうやら能力である。そのように言えそうです。明日はどんな「選ぶ力」が必要かについて、この実験で得た内容も踏まえて考えていきます。ということで、本日はこの辺で♪