引っ越しても捨てなかった大事な本📖
引っ越し前後でかなりの本を処分しました。
メルカリに売ったり、BOOKOFFに買い取ってもらったり、はたまた子供の小学校に寄付させてもらったり。
この機会に身軽に、というのももちろん、読み終わっってもう読まないもの、本棚の肥やしや飾りになっているものはどうにもこうにも「運気を下げる」気がしてなりません(笑)
背伸びして買ったはいいものの、内容を習熟しきれないものなんかも、ダイレクトに運気を下げそうです。自己肯定感を下げるからですね。
本という物質とこうやって向き合いながら、今後も整理は続きます。
そんな中で、
引っ越し先にも連れてきて、これからも手放さない本、というのもあります。
見るだけで気分が上がるビジュアル的な本はともかく、「内容」だけで残しておいているものは数少ないものです。
本日はその「内容重視」で数少ないラインナップの中から、今こそ!と思う1冊をご紹介します。このnoteでも人気のライターさんである野本響子さんの書かれた本です。
2019年に発行された本で、コンパクトな装丁ながら、内容は……!
野本さんご自身の実体験を通して、日本で仕事を辞めることへの感覚や、お子さんをマレーシアで育てた経験。
「辞める」そして「自分で選択する」生き方が人をどう作るか、ということを心底考えさせられる本です。
そもそも、日本とマレーシアでの教育の違いにもびっくりさせられるとばかり。転校は当たり前、クラブやお稽古も辞める前提で色々やる。落第や飛び級も普通にあり……
上に書いたことをちょっと想像するだけでも、「我慢の練習」をするところ、と言われる日本の学校とは全く違いますよね。
日本の学校では、ヘタをすると保育園から高校までずっとメンバーが一緒だったりします。それはそれで濃厚な人間関係が築けることもあるでしょうけれど、抜け出したいことがあった場合、地獄でしかないですよね💦
登校拒否・不登校・イジメの問題も中々シビア。深刻になりやすい面も否めないと思います。
こうやって、日本人は「辞める」ということへの抵抗感・罪悪感を育ててしまう教育を続けて何十年……明治からと考えると軽く100年以上やっているわけですよね。
この本を開くと、本当に一文一文から壮大に考えさせられます。
その点で、手放せない本、となっています。
想像力が膨らむ……という物語系の本ではなく、現実問題なのですが、日本を出たことの無い私からしたら、ある意味でファンタジーくらい違った現実がこの本の中にはあります。
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明日は9月1日。
長い長い夏休みも終わり、新学期が始まります。
娘は小学校では初めての「転校」を経験します。
この本に出会えたから、私たち家族は新しい環境へのチャレンジが出来た、背中を押してもらえたといっても過言ではありません。
海外に転校……ではなく、国内ですが、今まで住んだことの無い地域であることは確か。国内でも気候も違うほど、私が生まれ育ったところからは遠くに引っ越しました。
どんな学校生活が待っているか、それから娘自身がみんなにどんな影響を与えられるか、楽しみです!
ちなみに、
野本響子さん著作の以下の本もあり、まだ読んだことがないので読んでみたいと思いました!
今後は、地域の図書館や、kindleなども利用して、なるべく紙の本を増やさないように、しかし読書習慣を絶やさずに、むしろ更に充実させていけるようにしたいな~なんて考えています!
ということで、本日は、ツキイチの読書感想回でした📖✨
では、また今度♪
(前回の記事はこちらからぜひどうぞ😊↓↓↓)