〈それ〉がない日記㉖
20240210
誕生日、である。娘がインフルエンザであろうと、妻が午前中から出かけてようと、家事にかかりっきりになろうと、誕生日であることにはかわりない。朝からたくさんの方々におめでとうを言ってもらって、幸せ。何よりも、人は、人だ。
というわけで朝から掃除機をガシガシかけて、インフルエンザっ子のお世話をしつつ、DIY。ペンキを塗っていたのだけれど〈それ〉も一緒に塗ってしまって、乾くまでは使い物にならなそう。しばし、天日干し。
忙しいながらも、午前中に愉快な来客があったり、元気なゼロくんとランニングしたり、ランニングした先で初めましてのオジサマを紹介してもらったり、そのオジサマになぜかハイボールをプレゼントしてもらったり。おもしろいなぁ。いつも本当にいそがしくて、いつも本当にたのしい!と実感する新しい年のはじまり。
ランニングから帰ると〈ち〉がちゃんと乾いていてよかった。ピンとしているので、この一年つかっても平気そう。お昼はゼロくんと2人、パスタを作って食べる。そのタイミングで妻が帰ってきたので、図書館へ。毎日毎日、なにかしら本を読むので、毎週毎週図書館へ。今日は予約していた西加奈子さんの「くもをさがす」が届いていたのでうれしい。ゼロくんは相変わらず折り紙の本を5冊借りていた。飽きないねぇ。大人もそれくらい熱中できるならば、何かしらを成し遂げられるんだろうな。「本の虫」つくしちゃんにも5冊借りてくる。
帰ってきた後はおやつに焼きいも(バニラアイストッピング!)を食べてお風呂。鍋をつつきながら、もらったハイボールとビールとビールと・・・なんてことのない、いつもと同じ休日だったけれど、そんなことに幸せを感じるくらいには年をとったのだなあ。
母にも連絡。「今年もおかげさまで元気に誕生日を迎えられました。ありがとう」って。天国にいる父にも報告。そうやって夜が更けてゆく。
明日は早起きしてマラソン大会・・・江の島から茅ヶ崎まで・・・あぁ、そろそろビールをやめないとな・・・でも誕生日くらい深酒しても・・・ああ、明日が・・・気持ちは満ち足りてくるが、体力は削られてゆく。
そんな夜です。