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2020年6月(2年生)②

6月2日
授業が始まるとペースがつかめる。朝の過ごし方は昨日の1日だけでも覚えた様子。はやいはやい。午前の部。教室に戻るたびに「ただいまー!」とAO。作業をしているときに「先に進んでいい?」と聞くと「ちょっと待って!」とST。これが言えるって素敵なこと。そのあと「ありがとう!」って。素敵。算数ドリルの直しを一生懸命やっていたAI。借りたマイネームをちゃんと自分で返しに来てお礼も言えるHA。国語「音読のたつじんになっておうちの人に聞かせよう」というめあて。JN・SK・AKは自分から手を挙げてみんなの前で音読。友だちの音読の良さや課題を見つけられた子も多数。算数がおわった瞬間に「たのしかったー」とつぶやいたAO。このつぶやき、うれしいなぁ。学校で学習する意味が、そこにある。午後の部。国語の音読発表はKM・KY・HT・YN・IC。MY・TM・HKは友だちの読み方の良さや課題を見つけるのが上手。何度も発言。国語では勇気をもてなかったがSSが算数で発表。その一歩が大事。この1日でほとんどの子が手を挙げて発言。立派。「1日1回、発言して帰ろう」と伝える。「先生さようなら!」「また明日!」と声をかけてくれる子もいてホッとする。
今日の読み聞かせ:荒井良二「はっぴぃさん」(偕成社)
 
6月3日
音楽もスタート。しかし、元気に歌ったり踊ったりできないのがさみしい。今日は2拍子のリズム打ちを中心に。みんなの前に出てきてリズムづくりをやりたい!子が多数。HMは体全体を使ってリズムをとっていた。国語、みんなの前で音読挑戦したのはKN・ST・AI・KI・MY・HR。「そのつもり」になって読める子も増えてきている。おうちではどうかしら?算数は「チャレンジプリント」を導入。授業始めの5分間でその日の学習内容に自分で取り組んでみる時間。このプリントは「まだ教えていないこと」なので、できていなくてもよい。あくまで準備体操。MM、プリント終わるの速かったー。ノートの使い方が上手な子をプロジェクターに映してみんなに紹介。嬉しそう。さて休み時間あけ、つぎの学習内容を予想して教科書を開いていたHA・SK、立派!帰りの会「つくえをまっすぐにしましょう」のときに、Aチームの分もやっていたMY、ゴミ拾いをしていたHK。朝、元気よく「おはようございます!」と言って教室に入ってきたYN。GTの言葉に対するこだわりとつぶやきは、新しい視点を与えてくれ、みんなの言語意識を高めてくれる。みんなの良さを、ちょうど良く出し合っていけますように。
今日の読み聞かせ:荒井良二「そのつもり」(講談社)
 
6月4日
そろそろ教室に、生活の仕方に、担任に、慣れ始めてきたかしら。少しずつ「反応」もよくなっている。笑顔が見られるようにも(もちろん、まだまだ理想までは遠い)。教室に入ってくるなり、自分から挨拶してくれたのはKN・AI。国語の時間は2m離れてのペアワーク。遠い!音読練習の聞き合い。2m離れて・・・AKの音読発表のあと、STが思わず拍手。この「思わず」っていうのがいい。帰りの会は逆にAKがSTの素敵なところを発表。とても、いい。失敗も間違いも忘れ物も誰だってする。人間だもの。「失敗させない」のではなく、「失敗したあと取り返せる」ようにしたい。午後の部も似たような状況が。教室ではいろいろ起こる。今日はYMが絶好調!手を挙げて発言したり、ペアワークも意味のある時間に(句読点の部分の読み方が上手に!)したり。みんな挨拶と返事がよくなっている。誰かの良さが少しずつ広がり始めている、ってこと。
今日の読み聞かせ:荒井良二「わらうほし」(Gakken)

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