極めて任意の入院～緊急手術。絞扼性イレウスなりました。

やー。なっちゃう時はなっちゃうもんですね。

入院しています。

事の発端は外来に行って止瀉薬をもらってきた所から始まりました。
これでもきちんとIBD外来で処方されたやつです。しかもフェロベリンという、極めて副作用も少ないやつ。
こいつを受診後すぐの午後3時、その日の夜9時に飲んだら、どーも11時頃から便が出ない……そして激しい腹痛。で、なんともならなくなって歯磨きもせずにお腹をあっためるためにおこたで深夜2時頃まで丸くなっていました。
もう寝るどころの痛みじゃない。

その頃から吐き気を伴ってきたので、(腸閉塞かもしれない。。。)と思いながらもフクンを夜中に叩き起こすのも可哀想で洗面器を抱えてベッドにIN。
したらその音でフクンが目覚めてくれる。
あんまりにも痛いー！
だったのでIBDかかりつけの病院まで行ってもらって、救急外来。

レントゲンとかCT撮られました。血液検査もした。
すごいね。ER用にCTあったよ。

でもまぁこれと言ってレントゲンでもCTでも異常は見つからなかったので、点滴受けて点滴で痛み止めも入れてもらって帰りました。

そしたら帰り道、痛みが絶好調にぶり返してきたー！

家に着いても全然良くなりません。

仕方なく朝、病院が始まるのを待ってまた受診する事に。
IBD外来やってないから、先生が来るまで処置室でベッドに転がって待つ。
血液検査されたけど、やっぱり何も異常はないそう。
で、また点滴&痛み止めですが、それ終わってもまた車に乗ったら悪くなるんじゃないかって気しかしない。

先生も帰っても入院してもいいけど、帰ってまた救外来るのも嫌だよねぇ？
て感じで。
入院する事にしました。

入院したら、また段々痛くなってきた。もう飲み物も受け付けないし。
帰らなくて良かったー。と思いつつ、点滴と痛み止め。しかもこの日の夜は結構激しい痛み。
夜も眠れないし。

翌日、多少落ち着いたかも？(ちょっと吐いたけど)
でも痛い。
日中は痛み止めを駆使しながら、なんとかやり過ごす。

夕方。
先生の回診が終わった後。
突然凄い激痛がーーー！！！

一番強い痛み止め入れてくれてたのに、入れてる最中(終わりかけ)なのに痛くて痛くてたまらない！
矢も盾もたまらずナースコール。
したら、先生がまだいる時間で、先生現わる。

CT撮りましょう

そしてERCTに連れて行かれ、足も伸ばせず仰向けに寝転がるのも辛い。。。
状態で何とかCTを撮り終えましたが、あまりの痛さにもんどり打ってCTの機械を蹴飛ばしちゃいました(笑)
だから寝てるだけの機械なのに身体固定されるのねー。

で、病室でちょっと落ち着いてきて寝転んでいると。
先生方がずらずら見えた。
しかも、あら珍しい、最初の執刀医の先生じゃないオヒサシブリー。
なんて暇もなく「あのね、腹水が溜まってるので腸閉塞と癒着です。放っておく時間はないから、手術ね。」て言われる。ポカーン。
「今からですか？」なんて間抜けな返答をしちゃうくらい。
どうもね、血流が悪くなって壊死していたら腸も切らなきゃいけなくなるから(そうじゃなかったら詰まる原因を外して癒着を剥がすだけ)とにかく急ぎだそう。

慌ててフクンを呼び出し、荷物をまとめ(術後どこの病室に行くのか全く分からないと言われた)アレコレ準備をされて麻酔医の先生が来たりして、3時間後には手術室へ。

手術室に入ったのは午後10時間、終わったのは午前0時。壊死も酷い癒着もなく、簡単に終わったみたいです。

今回は硬膜外麻酔が右ふともも一部に効きすぎて力入らなくなったり、腸の動きが本当に悪かったりしてちと苦労しております。

はぁー。最初は入院してもしなくてもいいよ。腸閉塞の所見はないよ。
て言われてたのに、あっという間に腸閉塞。
こういう事も、あるんですねぇー。要注意！！