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48歳。わたしにも何か出来ることがあるんじゃないかと思ったきっかけ。

わたしの人生、このままでいいんだろうか?
わたしにも何かできることがあるんじゃないだろうか?

そんな風に思うきっかけとなった出来事があった。


2021年6月 乳がんになった

お風呂場でなにげなくさわった右胸に
硬いしこりを感じたときは血の気が引いた

そこからわたしの感情は
「もしかして?」 と 「いや、ちゃうやろ」
を行ったり来たり

いつからできてたんやろ?
あずき粒くらいあるやん。
えー???なんで今まで気づかんかったんやろ?
嘘やろ?わたしが?
こわい こわい こわい・・・

(あー
今書きながらあの時の感情が押し寄せてきた。
涙が出る。
蓋をあけちゃったかな。。。
これ以上、あの感情を書くとおセンチになっちゃうのでやめとこっ)


本当に怖かった。
認めたくなくて。
それでも嫌な塊がわたしの右胸から消えてくれない。

旦那さんに触って確かめてもらうまでに3日かかった。
塊をなんども確かめながら、「うーん」と困惑した顔が今も忘れられない。

病院に行く決意が出来るまでにそこから1週間ほど。
そして、
わたしの右胸にある嫌な塊は、乳がんだった。


2021年8月
手術をした。
右のおっぱいは無くなった。
その代わりとなるおっぱいを同時に作ってもらった。

右乳房全摘 広背筋皮弁法にて同時再建

漢字ばっかり。


翌年には子宮筋腫の手術を。
2023年には卵巣卵管を全摘するという。。。

「えっ?毎年手術っすか?」
「けっこうハードっすよね?」
な人生体験をすることとなった。

そんな中、
自分の体が本当に衰えたんですよ。
2021年後半から2023年中盤あたりまでかなぁ。。。

手がこわばる
足が痛い
体中の関節が痛い
いきなりの視力低下
高血圧・・・etc

それはホルモン治療中の薬による影響なのか
はたまた
更年期障害からなのかいまだにわからないんだけど
とにかくもう、自分の体が思い通りに動かず
一気に自分がおばあちゃんになった感覚だった。

そしてその期間
「そっかぁ、わたしはひとより早くおばあちゃんになっちゃったんだな」
「こうやってわたしの人生終わりをむかえていくんだな」
と本気で思っていました。
いや、まじで。

身体に不調があると
人って簡単に落ちていくんだと思う。

抵抗はしたんだよ。
いろんな病院回ってみたり、
運動してみたり。
食事気を付けてみたり。

抗っても抗っても
何も消えてくれなかった。。。

そう。
何も消えない。
でも、
慣れた。

「人はどんなことにでも慣れられる存在だ」
と、かの有名なドストエフスキーさんもおっしゃられています。


痛みは消えない。
でも時間の経過と共に共存の仕方を学ぶ。
痛みだけじゃ無く、
傷ついた心も
傷だらけの体も

痛みを感じるたび、
受け入れられないような傷を見るたび、
悲しくて、どうしようもない感情が押し寄せていた毎日が
今は嘘のように慣れた。

けして受け入れたのでは無く
慣れた。
ただそれだけ。


体も心も現実に慣れてきた頃、
「わたしにも何か出来ることがあるんじゃ無いか」
と考えるようになった。

死を身近に感じたわたしが出来ること。
もう衰えるだけの人生でいいやと諦めかけたわたしが出来ること。

そう思ったらいろんなことに挑戦していた。
やみくもに手を出して、グルグル同じところを回ったりもしたけれど、
今は、本当にわたしがしたいことを見つけ出し
目的のための手段を模索中。

48歳の今
自分自身と向き合うことが充実した人生への近道なんだと痛感している。
いろんなアンテナを張りながら
ご機嫌でハッピーな毎日を過ごすための学びを続ける
このnoteも新たな挑戦だ。
わたしは毎日1%成長し続ける。

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