着物の息苦しい問題を解決する方法
特に着物を着始めの頃は、着崩れないようにぐいぐい紐を締めるので、まぁ苦しい。
とりわけ、呼吸ができないのがしんどかったなぁ。
胸の下で何本も紐を締めるんですよ。そりゃ肺が膨らみませんて。
必然、呼吸が浅くなり、酸欠気味になり、頭がくらくらするという…
より快適に着物ライフを送るべく着方を研究する日々ですが、効果の大きかった解決方法は、以下3つ。
①コーリンベルトを活用してゴム製にする&紐の数を減らす
ゴムは伸びますからね。これは使っている人多いと思います。個人的には、通年メッシュがおすすめ。少しでも軽く、涼しくしたいもの。
コーリンベルト考えた人ほんとうにありがとう。(本当は、こんなに縛り付けなくてもよい、室町時代みたいなゆるっとした着方が市民権を得てほしいのだけれどなぁ)
②帯は全体を巻き付けるのではなく、下線を締めて上は余裕を持たせる
帯が緩まないようにピチーっと巻き付けてしまうと、息ができません。ので、帯を締めるときは下側をもって、下線を身体にしっかり巻き付けるようにします。下側が締められていれば、上側はゆるくても大丈夫。
すなおさんの着付け動画は大変わかりやすいですのでオススメ!
③帯枕の紐はガーゼのものを選ぶ&結んだ後にぐいぐい押し下げる
わたしは、③を取り入れてから随分ラクになりました。
帯枕に限らず、紐は太い方が締め付けがマシです。なので、そういう商品を選びましょう。
これを長らく愛用してます↓
紐が太いのはもちろん、枕も軽くて涼しくて快適。通年これです。
さて、着付けのポイントですけれども、
帯枕をセットして胸下で紐を結ぶとき、ちょい緩めに結びます。指が2~3本入るくらい。
そして結んだら、ぐいぐいーっと下に押し込みます。肋骨の下までぐいっと。こんなにやって大丈夫?ってくらいいきましょう。これをすると、肺を圧迫しなくなるので全然息苦しくならない。
あと、帯揚げは飾りなのできちっと結ばなくてOK。ふんわり形を整えましょう~
あ、帯枕を使わない帯結びにしてしまうのもよいですね。
半幅帯をつかうとか、銀座結びにするとか。
苦しんで着るものではないので、どうすれば楽に着られるか、いろいろ試してみるのが吉でございます!
ではまた~。