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noteに『コーヒーハウス』のゲーム版を作りたい

16世紀、「幸福のアラビア」に突如として
あらわれた香り豊かなこの国において
新たな溜まり場「コーヒーハウス」が
街を賑わせていた。

街の男たちはオープンハウスで
外のテラス席に腰掛け昼間から
コーヒーを取り囲みひとくちで去るものも入れば
店内の"2階席"でいつまでも語りあう人々で
ごった返している店もあった。

2回席はVIP席であり、会員制のクラブハウスでもあった。メンバーシップ発端である。店内には耐えず最新の情報誌が置かれ、男たちはその会報誌をタネに、談義に花を咲かせる。
会報誌が大変好評を呼び、世界各地にあるさまざまな情報を扱う人々が現れた。

「ジャーナリズム」の誕生である。

個人で扱うには規模がでかくなった初期ジャーナリストは「メンバーシップ」から資金を集め、それを元手に情報誌を書くシステムが生まれた。
「株式会社」のはじまりだ。

コーヒーを話しに添え情報屋が生まれジャーナリストが誕生し株式会社を作りアラビア社会は瞬く間に急成長した。世界各地の世界情勢だけではなく、店内に置かれた絵画や詩、エッセイなども大変な盛況を見せた。音楽も同様に大きな成果を上げ、店内限定ライブやメンバーシップによるアーティストの運営なども行われた。

このシステムに含まれるのは

・情報を流すひと
・情報を受け取るひと
・両方から眺め提供するひと

という3位一体のシステムが内在する。
だれかひとりが欠けても成り立たない。
どこかで途切れても発達しない。
「個人」では限界があるのだ。

中世ヨーロッパの貴族社会はこのシステムに
大変驚いたようだ。なによりもそこには
「アルコール」が置かれていない。

ヨーロッパの男たちはアルコールを片手に社会のことや主義主張を行うのが定例であった。饒舌になり酔ってきてから「本音」で語り合う。

本音は常に裏側に隠すものであり、表に出さないのが社会の常識であった。社交場とはほろ酔いを促すシステムであり、英語ではドリンクとはアルコールをさす。

イタリアでは相手を○す時、お腹いっぱいにご馳走様し酔わせてから始○するという。案件元の身元がバレないための作戦である。
酔うこととそれ以上に「話しを思いっきりする」「話をとことん聞いてもらう」のは大変な興奮作用があり、信頼できるということだ。

社会の発展のためにはドリンクが欠かせない貴族たちが「コーヒー」という魅力的な飲み物が男たちをこんなにも「おしゃべり」にさせ、かつ「経済」まで動かしている魅惑の飲み物に取り憑かれ、コーヒーハウスをヨーロッパに持ち込んだ。

イギリスだったかフランスだったかははっきりしないが、アルコール無しで語り合える場として、ヨーロッパでも大変な盛り上がりを見せた。当然、社会的な話題にはこと欠かず、メンバーシップは「政党」を作り上げるにまで及んだ。

朝から出かけて帰って来ない主人たちに腹を立てたご婦人方はコーヒーを「天敵」とみなし、コーヒーは「精○をなくす」と言ったビラをばら撒き、コーヒーハウスに抗議した。コーヒーは健康を害するなどの当然科学的根拠はまだ登場していない。

その後の顛末はここでは触れない。軽く触れるならそれは「スターバックス」を登場させ、人々の暮らしにはコーヒーが欠かせなく、耐えることのない文化としてコーヒーは鎮座することになる。


(アソシエイツ?には参加してませんのでお気軽に。コーヒーを文化と歴史と経済で紐解いた歴史的大著です!一読あれ!)


noteの限界がそろそろ見えてきた。
ゲーム記事はゲーム感想とゲーム日記に溢れかえり、おそらくnoteの運営側もゲームのカテゴリー自体にそれほど力を入れていないと思われる。

注目記事はほとんどが「旅行」「料理」「やってみた」「カメラ」「本」に限定され、ゲームは何ヶ月、何年も前のものが「おススメ」にあがっている。ジャンルも絞られている。

今日のおススメもおススメされたいものではなく、大概が巷の溢れかえる常識内で知りたいことではない。ぼくとしてはスライムの倒し方を2千文字で語れるような猛者を求めているのだが。


おそらくAIによるアルゴリズムの構築が機能していないのではないか。そこから残った記事を人手で厳選しているとしてもあまりにも動かなすぎる。今2024年大型タイトルがないゲーム市場ではあるが、それに依存していていいものなのだろうか?話題に上がる「今」をクリエイターに追いかけさせるのは、プロのジャーナリスト以外到底太刀打ち出来ない。

現にさまざまなプロもnoteにたくさん参戦している。彼らが資金源になりつつある今、noteでもっとも多い「読み専」勢を「書き手」に変え、いろいろなジャンルにおいて「個人」でメンバーシップを任せるのではなく、メンバーシップ自体をnoteが提供するシステムが望ましい。

noteがコーヒーハウスを作るのだ。

でなければ強者だけが生き残り、強者の方針に従わないぼくらはnoteを離れ別のプラットフォームへと移行するだろう。すでに休眠アカウントはよそのSNSへとお引っ越ししている。

またTwitterがあんな顛末になり底なしの泥沼化したおかげでXからの流入も伺える。彼らが気にしているのは「収益化」であり、noteを検索するともれなく「note 収益化」だが上位表示される。

つまりnoteがコーヒーハウス化してゲーム系情報を置いておき、ぼくらゲームnoterがそれを読み書きし、ゲームnoter同士で交流できるような「場所」が生まれさえすれば、noteの運営側がそれに沿った新たな開拓ルートを発見できることになる。

ネット系ゲームサイトでは4Gamerが上手く機能している。元々「ディアブロ」の攻略かなんかで交流しあっていたふたりが立ち上げたサイトであり、今ではすっかり日本を代表するゲームサイトへと成長した。

4Gamerの記事はどれも「ボスを叩きのめした」ほどの快感が得られる手ごたえのある記事が多い。インタビュアーもイケてるアビリティを備えている。

しかしこれを1ユーザーのコケがnoteに提案したところで絵に描いたモチ、額縁の中のピーチ姫である。誰かがやらねば誰がやる。これは先陣切ってコケがやろうと。


ゲームnoterのコーヒーハウス化。

・情報を拾いに来る人、
・情報について語り合える人
・その情報を広げる人

が必要になってくる。勇者になるにはたくさんの経験と職業を跨がなければならない。しかし現代では「忙しい」という難題が待ち受けている。

だからお仕事にする。

ゲームには「文化」があり、そこから「歴史」もある。あとは「収益化」というネックさえクリアできればゲームnoterも書きやすくなるし、ゲーム感想では納まらない冒険譚に溢れた伝記を、未知のものに触れる機会を与えるチャンスを、レアアイテムを執念深く追い続けたやり込みの手ごたえを記事化し、アルゴリズムを飛び越えたゲームの文化レベルをnote内で爆上げしようじゃないか。

だがしかし。

ぼくはゲームは好きだがゲームには詳しくない。ゲームは遊ぶがゲーマーは苦手だ。お金にする、なんて知的レベルも持ちえていない。


だとしてもnoteを「コーヒーハウス化計画」はイケてると思う。そこで、おぽのさん(ゆーいつのメンバーシップ参加メンバーで頭のキレるお方。記事の構成もプロかと思う。)お手隙の間にでも何かいい案ありませんかね(笑)

企画書とか苦手なんです•••。
やっちまえばいいんだよ!しか信条ないのでね。

まぁゆっくりコーヒーの湯気に計画を燻らせながらちょびちょび飲みながら考えるとしますかね。

コケでした〜。

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