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2022年4月の記事一覧

「結婚」はしないと思ってた。

「結婚」なんてしないだろうと思っていた。 だから、まだ付き合ってもいない彼から唐突に 「なんか……結婚したいですね」 と言われたときは、なんて気の合わない人なんだろうかと首を傾げたものだった。 「結婚は……、どうでしょう」 わたしは答える。 もちろん、そういう幸せのかたちがあることは知っているし、大切な誰かが誰かと結婚するとき、わたしは心の底から「おめでとう」と言うことができた。 けれど自分のこととなると、どうだろう。なんだか途端に妙な気持ちになるのだ。 きっと、「自分

私が『またね』を絶対使うと決めている瞬間

特別な先輩と1日デートしてきた。 「好きな」先輩も「憧れの」先輩もしっくりこなかったので、彼のことは「特別な」先輩と記すことにした。 本当に楽しかった。 最高の一日だった。 私は最後の一日にするつもりだった。 曲がりなりにも片想い歴、約9年目。 合間合間に別の人を好きになって、そのたびに先輩は「憧れ」だと言い聞かせてきた。 彼女のいる先輩にアプローチできるほど自分に勇気はないと思ってた。 だけど、それは間違いで。 ”彼女がいるから”ではなくて、”今の居心地の良い関係を壊