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【Sleep Hack vol.1】睡眠メカニズムを極める──心身最強モードにアップデート

■睡眠ハックで人生が変わる?

 夜ぐっすり眠るのは当たり前? 実は“しっかり”眠れている人って意外と少ないの。ちょっと夜更かしするだけで翌朝の体調はボロボロ、仕事中も集中できないし、帰宅後も疲労が抜けない悪循環。それを一掃するカギが、眠りの二つの顔──ノンレム睡眠とレム睡眠。これらをうまく味方につければ、体の修復はバッチリ、脳はスッキリ覚醒モードに突入できるのよ。結果、朝からパワー全開で活動できて、夜も疲労感が残りにくい。あなたはこの“眠りの仕組み”を知ってる? 少しの工夫で人生がガラッと変わるわよ。


■睡眠にはレムとノンレムの2種類がある

 眠りには大きく分けてノンレム睡眠(深い眠り〜浅い眠り)とレム睡眠(脳が活発だけど体は脱力)という2種類があるのはご存じよね? これをざっくり振り返っておくと…

  1. ノンレム睡眠: 3段階でじわじわ“深み”へ進む仕組み

ノンレム睡眠は、大きく3つのレベル(N1、N2、N3)に分かれるの。寝ついた直後はN1・N2という浅いステージから始まり、次第にN3という“深い眠り”へ移行。N3は「デルタ睡眠」とも呼ばれていて、脳波が“デルタ波”という大きなゆっくり波を出すのが特徴なの。

  • N1:うとうとした“まどろみ状態”
    まだ意識が半分起きていて、ちょっとした音でもパッと目が覚めやすいわ。

  • N2:本格的に眠りへ落ち始める
    脳が外部刺激を遮断し始め、筋肉もさらに弛緩。眠りの最中の大半はこのN2が占めるという説もあるの。

  • N3:深い眠り=デルタ睡眠
    脳が最も落ち着いた状態で、心拍や呼吸がゆっくり安定。外界の音や光にほぼ反応しなくなるわ。


N3は体をリセットするフェーズ

①成長ホルモンの大量分泌
深いノンレム(N3)に入ると、脳内で成長ホルモンがドバッと放出されるわ。これが筋肉の修復や骨の成長、肌のターンオーバー促進に役立つというの。子どもはもちろん、大人でも日々の疲労やダメージを回復するうえで欠かせないの。

②成長ホルモンが免疫にも好影響
成長ホルモンは、体内のさまざまな細胞を活性化して“修復・再生”のプロセスを後押ししてくれるの。免疫細胞が元気になり、病気に対する抵抗力がアップするとも言われてるわ。だから夜更かし続きだと、風邪をひきやすくなったり、疲れが抜けにくくなったりしてしまうのよ。

③就寝後1〜2時間が要注意
N3に到達するのは、眠り始めてから1〜2時間の間が最初のピーク。それまで頑張って夜更かししてしまうと、この肝心な回復タイムを短くしてしまうことになるわ。結果として「熟睡した気がしない…」「日中しんどい…」なんて悪循環が起こりやすいのね。


2.レム睡眠: 脳が活動し、体は眠る不思議な時間

 

レム睡眠(Rapid Eye Movement)は、眠りの中でも脳が活発に動いている一方で、筋肉は弛緩してほとんど動けない状態が特徴よ。いわゆる「夢を見る段階」がここで、脳波が覚醒時に近いレベルで活動し、呼吸や心拍も若干不規則になるわ。でも、身体には“ロック”がかかっていて、実際に体が動き出さないよう安全装置が働いているのよ。


① 夢を見る理由:脳の情報再整理

レム睡眠中は日中に得た情報を脳が再構築し、必要・不要を仕分けしている可能性が高いわ。夢の中で不思議な映像やストーリーが展開するのは、その情報再整理の結果ともいわれているの。さらに感情面の調整にも一役買っていて、レム睡眠が不足するとイライラしやすくなったり、不安感が高まる研究結果もあるわ。


② 一晩のうちに何度も訪れる“レムのサイクル”

眠りはノンレム睡眠とレム睡眠のセットで、だいたい90分周期を4〜5回繰り返すわ。最初のほうはノンレム(深い眠り)が多めで、朝方にかけてレムが増えていくの。


レム睡眠とノンレム睡眠の違いは、「どちらも脳と体を休ませている」ものの、その役割がはっきり異なるところにあるわ。レム睡眠では脳が活発で、夢を見やすく情報や感情を再整理し、一方で体は筋肉の動きを抑えて“安全装置”をかける。逆にノンレム睡眠では脳が穏やかに休み、深い段階で成長ホルモンを分泌して筋肉や免疫を修復する。つまりレムは脳をメンテナンスし、ノンレムは身体をリフレッシュする、それぞれの特性がはっきり分かれているのよ。


■レム睡眠/ノンレム睡眠のサイクル

レム睡眠とノンレム睡眠を十分に活用して、脳と体の両面をしっかり回復させるには、睡眠の「サイクル数」が重要なポイントになの。目安としては1サイクルが約90分で、4〜5回(6〜8時間)回すのが理想と言われているわ。ただし忙しくて毎日6〜8時間は厳しい…という人も多いわよね。そこで「どうすれば最低限の時間で“ベストなサイクル回数”を確保できるか?」をざっくり考えてみましょ。


1. 理想は4〜5サイクル(6〜8時間)だけど…

  • なぜ4〜5サイクル?
    前半のサイクルではノンレム(深い眠り)が長く、身体の修復や成長ホルモンの分泌がメインになりやすい。後半になるほどレムの割合が増えて、脳の情報整理や感情処理がしっかり行われるわ。もし時間が短すぎると、この後半のレムを削ってしまい“脳がクリアにならない”状態が起こりやすくなるわ

  • それでも削るなら最低3サイクルは欲しい
    3サイクル=4.5時間で朝を迎えるのは、相当ぎりぎりのライン。これだと前半の深いノンレムはある程度確保できても、後半のレムがどうしても不十分になりがち。眠気や疲労、感情コントロールの乱れを感じるかもしれないけど、どうしても時間が取れないときはせめて3サイクル(4.5時間)確保を目指してみて。


2. できるだけ“短い時間”でサイクルを回すには?

  1. 入眠をスムーズにする

    • 就寝前のスマホ断: ブルーライトやSNSで脳が冴えてしまうと、寝つくまでに長くかかるわ。スムーズにサイクルを始めるためにも、最低30分前にはスマホやPCをオフに。

    • 寝る直前はリラックス: 軽いストレッチや深呼吸で交感神経を落とし、入眠を速攻で決めるのがコツ。入浴も寝る1〜2時間前までに済ませて体をほてりすぎないようにする。

  2. 夜中に起きない環境づくり

    • 騒音・光をシャットアウト: せっかくサイクルが始まっても、途中で目が覚めたら台無し。カーテンや耳栓、ホワイトノイズなどを活用して極力途中覚醒を防ぐ。

    • アルコールやカフェインを避ける: アルコールは一瞬寝つきが良くても深いノンレムを妨げがち。カフェインは夕方以降控えないと夜まで効いてしまうわ。

  3. パワーナップを活用

    • 短めの夜しか取れないなら、昼間に15〜20分の仮眠(パワーナップ)を組み込む手段もあるの。昼の軽い仮眠が脳をリセットし、夜の短い睡眠でも多少カバーできる場合があるわ。


3. “最低”で何時間ならOK? ベストは?

  • 4.5時間が限界ライン: 3サイクル分(1サイクル約90分×3=4.5時間)は、あくまで短期的な対応策。続けているとレムが十分取れず、記憶や感情面で不調が出る可能性大。

  • 5〜6時間で4サイクル: 6時間近く確保できれば、4サイクル回るギリギリラインになり、体の修復(ノンレム)と脳の整理(レム)の両方をある程度満たせるわ。

  • 理想は6〜8時間、4〜5サイクル: やっぱりこの範囲なら朝のスッキリ感が違うし、健康面でもおすすめ。できるだけ夜更かしを減らし、規則的な生活でサイクルをしっかり回そう。


■睡眠をハックすれば「人生ベストモード」が叶う

疲労感が取れずにダラダラ過ごす1日と、朝からハイテンションで集中力がバリバリ効く1日、どちらがベストかは言うまでもないわよね? レム睡眠が感情や記憶を整理し、ノンレム睡眠が体と脳を回復させるというこの「眠りの二重構造」をきちんと理解すれば、もう睡眠時間を削って無理するなんて愚行は止めたくなるはず。

さぁ、今夜から実践あるのみ。ヴィヴィアンは、あなたが“レムで感情整理&ノンレムで体を修復”という完璧なスリーピングリレーを手に入れて、明日からの人生をもっともっと輝かせる姿を楽しみにしてるわ。おやすみ、そしておはよう! 最高の朝を迎えましょう♡


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