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『世界をひとりで歩いてみた 女30にして旅に目覚める』の感想

『世界をひとりで歩いてみた 女30にして旅に目覚める』
/眞鍋 かをり
 
タレントの眞鍋さんが、30歳になるのを記念して、海外に単身
旅行するようになった話。(もっと視野を広げて自由に生きたかった
そう)
 
始めは、「ベタな観光名所を巡るだけのよくある話なのかな?」と思って
いたのだけれども。
 
読んでいくと、眞鍋さんがいろいろ危ない目にもあったりして、徐々に
何だか『リアルキノの旅』みたいなノリに見えてきたのだった。
(銃は持ってないが…。 エルメスはいないが…)
 
女の一人旅は危ない。 特に、年頃の、美人さんの、いい身なりをした、
日本人女性の、体術などの護身術に自信のない、女の一人旅は(とても)
危ない。
 
どのくらい危ないのかといえば、『サバンナにステーキ肉ぶら下げて
観光しにいく』ぐらい危ない。(と私は思う)
 
眞鍋さんも、この本の旅行中に3~4回は危ない目にあっている気がする。
 
相手がまだしもヌルかったというか、すきがあったというか、結果的に
助かったからよかったものの、助からなかったら『失敗したけど、いい
経験したわ~』では絶対にすまなかったと思う。
 
最悪のケースを考えれば失うものが多すぎるので、絶対にやめといた方が
いいと思うんだけれども。(**、**、***とか、いろいろあります
よね、怖いこと)
 
この本を読むまでは、「ベトナムとかの発展途上国は物価が安いから移住
や観光にいいよね」と何となく思ってたんだけれども、実際のところは
『その分、現地の犯罪者からいいカモとして狙われまくるよ』という、全く
安心できない現実を知って、なるほどなーと思ったのだった。
 
そういう意味では、とてもいい勉強になったんだけれども。
女の一人旅は、現代でもまだまだ危なすぎると思う。
 
みんな海外に旅行したがる人って、現地にしかないものを食べたりして
楽しみに行っているんですね。(そらそうだろ)
 
女性として生きるということが、 男性と違っていかにリスキーなことか
ということもよく分かりました。(やっぱり、『女性は割れたら大変なことになる、大切なツボを運んでいる人説』は本当だったのだと)
 
いろいろためにはなった本です。(危なっかしすぎるよ眞鍋さん…)

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