『姫騎士様のヒモ（１）』の感想

『姫騎士様のヒモ（１）』/白金 透
　
電撃大賞大賞受賞作で、迷宮都市もので、ダークファンタジーものと
聞けば、好物なので読んでみようと読んでみました。
　
何といえばいいのか、地獄めぐりといえばいいのか、登場人物の
外道率が（主人公含めて）高すぎるので、本当に救いがありません。
地球でも、＊＊＊＊に仕切られるようになった最貧国とか（＊＊＊＊
あたりとか？）はこんな感じだろうかと思った。
　
主人公の悪舌毒舌ぶりがすごいので、ちょっと人を選ぶかもしれません
が、私は結構イケました。
　
主人公のマシューさんはダークヒーローなのでしょうか…？
裏社会のいろんな事情について学べたりして、面白かったりしたのだけれ
ども。
　
「勧善懲悪で『悪』をどれだけ殺しても、正義や平和はもしかしたら実現
できないのかもしれない」とも思いました。
　
世の中が腐り果てていた場合、どう生きたものなのでしょうね？
きれいじゃない答えを出して生きていくマシューさんから、いろいろと
学びます。（マシューさん、両手汚しすぎ…）