2024年3月6日(水)-休職中43日目-
昨日借りた本で夢中になれる本があった。
ワクワクしてやる気が出てきた。
外に出たくなって今日は近くのカフェで本を読むことにした。
近所にはカフェがたくさんあるが、おしゃれなカフェというのが基本的に苦手なのでなかなか行く機会がなかった。
最寄り駅で検索すると必ず出てくるカフェがあったので行ってみた。
コーヒーが400円。
毎日気軽に飲める感じのコーヒーだった。
注文の時に「よく来られるんですか?」と聞かれて初めて来ました。と答える。常連さん風に見られたのか、はたまたまだ入って間もない店員さんなのか。多分後者のようだった。
昨日借りた本を読み進めていくとだんだん小腹が減ってきたのでプリンを注文する。
ブルアカでよくプリンという単語が出てくるのでずっと食べたかったので食べれて嬉しい。
2時間くらいしてお礼を言ってカフェを出た。
ホワイトボードアニメーションを書くのに構図が上手く描けるようになりたくて色々検索していたら、昨日パースについての動画をみた。
定規を使って書き込んでいくのだが家には小学生の頃から使っていた30cm の竹の定規しかなくとても使いづらかったので駅前の100円ショップに行くことにした。
駅までの道すがらコンビニの前にある公衆電話を三脚を使用して撮影している外国人の方がいた。
とても気になる。
ので、とりあえずそのコンビニに入って定規が無いか確認するとあった。
コンパクトに折り曲がり広げると16cmほどになる定規で度数計?が可動部分に付いていてグッドデザイン賞受賞。
286円。
店に入って何も買わないのもアレだし、100円で抑えるつもりだったが良い感じだったので購入した。
コンビニを出ると公衆電話を撮影している彼がまだいた。
「こんにちは。何撮ってるんですか?」
と話しかけると彼は流暢な日本語で
「この電話撮ってます。ちょっと気になって。」と答えてくれた。
その公衆電話はテレホンカードなどを入れると残りの時間が表示されている赤い液晶の部分が少しひび割れていた。
プラス誰かが貼ったであろう色んなステッカーが周りにペタペタと貼ってある公衆電話だった。
なんというか公衆電話も今は珍しいし、なかなかディストピア感がある感じだった。
そこが気に入ったらしい。
どこから来たのかと聞くとCanadaのTorontoだと言うのでおおー!私少しだけ住んでたよー!と話が盛り上がる。
カメラもフィルムカメラだったので私もコンパクトカメラだけどフィルム使ってるよ、最近フィルム高いよねなどと話す。
少しゆっくりめに「日本はどのくらいいるんですか?東京は好きですか?」と尋ねると「うん!とっても好きだよ!Torontoより好きだよ。」と答えてくれた。
相手の方が第二言語を使用している場合なるべくゆっくり日本語を話すようにしている。向こうにいた時その気遣いがあると無いとでだいぶ会話の理解度が違ったのでなるべくそうしている。
以前Canadaでうまく表現できなくて「英語の表現が乏しくてごめん…。」と話したら、
「何言ってるの!気にすることじゃないよ!あなたにとって母国語じゃない言語を使っているんだから。私達が合わせて汲み取ることのが普通よ。私なんかフランス語喋れないわ。気にしちゃだめ。もっと話してみて。私はあなたと話していてとても楽しいわ。」
とても嬉しかった。
「Your English is so good!」という言われると嫌だという人がいる。
Englishネイティブじゃないと思われたと感じてしまうかららしい。
まぁでも実際そうだししょうがない。
でも差別的な意味で言ってくる人に対しては断固拒否するのは大事だ。
話がそれた。
「そうかー私は日本よりTorontoに戻りたいって思ってるよ。仕事がハードすぎて体調崩して今仕事休んでるんだ。Torontoが恋しい。」
と話すとここから会話は英語にスイッチ。
彼は逆にCanadaが合わなかったのでこちらに来たそうだ。
Torontoもみんな忙しなくてリラックスできないと。
でもそう言うのあるよね、と言う話になる。
彼はTorontoが合わず日本にやってきて、私は日本が嫌でTorontoに行った。
私はCanadaで働いていると頑張らずにやっていてもすごく評価されて、働いた分の収入も申し分なかった。
日本にいると一生評価なんてされないんじゃ無いかと思う。
常に頑張ってもまだまだ足りない。
ダメだ、もっとクオリティを上げろ。
売上を上げろ。
いくら働いても売り上げを上げたとしても毎月の給料は変わらず自分と時間が消費されていく。
彼とそんな話をしながら頭に浮かんだのは「自分の需要がある場所に身を置く」「その需要と供給のバランスが釣り合っているか確認すること」が大事なんだなと思った。
Torontoにいる頃は自分的にの80%くらいの気持ちで仕事していても「もうこんなに仕事したの!?すごい!」という感じですごく有り難がれた。
需要があった。
日本では100%がまず普通でそこからさらにもっと、もっと、と捧げないといけない。バランスが明らかに片方に崩れている。
供給というか搾取か。
価値がある場所に身を置かないと搾取され続けるなと思った。
やはり手に職をつけないとなと思った。
連絡先を交換して家に向かう。
家に帰って早速定規を使ってパースの練習をする。
今までなんとなくこうなのかなと思って描いていたが、学んでみるとなるほどこういうことか…!とわかってとても面白かった。
映像を見ながら見よう見マネで描いていていく。
でもまだ下から上を見上げるとか上から下を見下ろす場合はこれをどう応用していくのかわからないが、やってみて自分でもそんな感じに描けて楽しかった。これからはアニメや漫画を見る度にパースが気になってしまうなと思い、楽しみになった。
もっとうまく描けるようになりたいな。
家に帰ってパースの練習をする。
夜にコーヒー飲んだのでちょっと寝れなかった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?