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【読書日和】「ウタ・カタ Vol.1 浮く」『花人』(田原にか著)を読んで


 この作品でわかったのは、「やはり生きている人が一番怖い」ということ。
 怪談など、たくさんの怖い話はある。心霊現象も。それでも思う。怖いのは人だと。
 主人公の能力は怖いものだろう。でも、その怖さを共有することが出来ていたのに、それすら出来なくなった。味方がいない。それは途方もない孤独だろう。
 これから主人公はどう生きるのか。また同じことが起きるのだとしたら。やはり生きている人こそ怖い。
 
 

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