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おくださんのエッセイ

はじめに

実のところ、エッセイとは何か
まだ実態を掴めていない自分がいる。

定義的にはこんな感じらしい↓

著者の生き方や考え方を知ることができるエッセイは、読み手に共感や発見を与えてくれる書物です。小説や教養本とは異なり、著者の実体験に基づいた体験談や、世の中の様々なことに対する思想や考察を垣間見ることができるため、生身の人間を感じることができます。


【2023年】エッセイのおすすめ人気ランキング50選

「生身の人間を感じることができます。」

なんて魅力的なんだろうと思った。
さぁ書いてみよう、思いつきでここまで来てしまった。
まぁいいか〜、やってみようか〜。

ここまで読みに来てくれたあなたには
わたしの人間味をお届けさせてくださいな。

それでは、はじまりはじまり。

晴れ男と晴れ女

年始は父とずっと一緒に過ごしていた。
札幌から東京まで会いに来てくれた父と、どうせなら年始っぽい観光をしようと計画を立て、意気揚々と駅へと向かった。

「ほんっとにずっと晴れてるよね〜」
「うん、やっぱり雪がないと歩きやすいよね」

そんな話をしながら歩いていたところ、ふとあることが気になってしまったのだ。
父と出かける時は、大体晴れている気がする と。
これは父の仕業なのか、あるいは私の仕業か。
(自信満々で言うが、晴れ女の自覚症状はあるのだ。)

「ねぇ、ぱぱって晴れ男?」

駅のホームに着いた瞬間、ここぞとばかりに聞いてみる。胸の中では、なぜか勢いよく「YES」と答えると期待している自分がいた。

「ん〜、そうなのかもしれないね〜」

なんだその答えは!
まるで膝カックンを喰らったような気持ちになった。
父は晴れ男ではないのか...!絶対に晴れ男だと思ったのに....!とてもしょうもないことだが、一瞬モヤっとしたのだ。

「ぱぱはあんまり晴れ男とか分からないけど、やっぱりまきは晴れ女なんじゃない?」

膝カックンされたことなどすぐに忘れ、思わずマスクの中でふふっと笑ってしまった。
やはり父は、無意識のうちに人を喜ばせる天才なのだ。
私はまるで「東京都の天気に貢献している!」と自分の手柄のように感じつつ、誇らしい気持ちになった。

「バレちゃったか〜明日も晴れるよ?」

温かい気候の中、そんなやりとりをしていたら自然と瞼が閉じてきて、電車に揺られながらウトウトと父の肩で眠った。


シュートしてみたい

今年は "やりたい100のこと" を設定した。
そのうちのひとつが、「フットサルでシュートを入れる」である。
私はなかなかの運動音痴であり、クロールはできないけど背泳ぎは得意!みたいな変なところがある。

去年から「そろそろ運動もしなければ」と思い、月1回開催されるフットサルに参加し始めた。形から入りがちなので、とりあえず走れそうなシューズとスポーツウェアを揃えて、当日を待った。

が、なかなか蹴れない。

そりゃそうだ。子供にエプロンを着せたところで、すぐに料理ができるようになるわけではないのだ。

むむむ...悔しい...運動音痴ではあるが、負けず嫌いでもあるのだ。(実にめんどくさい性格)
バッティングセンターへ訪れたら必ず球をバットに当てたいし、将棋をしたら先に「王手!」と叫びたいし、スケートをする時はへっぴり腰を1番に直したいと思うだろう。

ただ、フットサルは経験値と運動神経の良さがものを言う競技である。私の持つ運ごときでは、容易くシュートを決めることなど、おこがましいのかもしれない。

足の爪を切って、寝る前にストレッチをして、イメトレなんかもしちゃうくらいだから、多分シュートを入れるまではフットサルを辞められない魔法にかかってしまっているのだ...!


「サッカー選手って、すんげ〜な〜」

そんなことを思いながら、のそのそと今年もフットサルコートへ通うことになるだろう。
どうか今年のやりたいこと100リストが、「結果99個達成!」になりませんように。

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