SUGAさんが中3の時に書いたラブレターが眩しすぎたので、全文書き起こしてみた。
以下はミン・ユンギ(SUGA)少年が、当時中学3年生(韓国年齢で16歳)の時に綴った文章。当時好きだったラジオ番組へのメッセージとして、ユンギ少年自身が書いた文章に、国語の先生が手を加えて投稿したものです。(2020年5月放送 COOL FMラジオ番組内より。)
今回は、原文にできるだけ忠実に、ユンギ少年の豊かな表現を読み取ることができるよう、日本語に訳しました。
こんにちは。僕は大邱(テグ)に住むミン・ユンギです。いつも聴いていただけのラジオに、僕が手紙を送るなんて恥ずかしいです。
今日は国語の授業の時に先生が「ラジオへ送る手紙を書いてみろ」と言いました。何を書こうか悩みましたが、ファン・ドンギュさんの「楽しい手紙」を読みながら思い出した、僕の過ぎた恋を思い浮かべて、いくつかの文を書いてみます。
中3、「恋」と言うには幼くて照れくさい歳でしょう。心の中ではぼんやりとしていていますが、その記憶だけは誠実な感情でした。去年、中2だった僕は、恥ずかしいですが好きな女の子がいました。僕が、何しろ奥手で話しかけることもできず、ただ友達のまま過ごしました。
少しずつ彼女と近づけば近づくほど、欲が出てきました。これからは彼女と友達として過ごしたくない。告白をすることにしました。すると彼女は、僕の告白を受け入れてくれました。
そして僕たちは付き合うことになりました。でも、問題はその時からでした。
そうして付き合うことになりましたが、僕が逆にもっと簡単に彼女へ近づけなくなり、照れくさい気持ちで、友達として過ごしてた時よりも優しくできず、むしろ関係がぎこちなくなりました。
おかしいでしょう?
そうした付き合いを始めて間もない頃、彼女は「友達のまま過ごそう」と言いました。彼女のその言葉に、僕は胸の片方が空っぽになり、穴が開いたような感じがしました。もちろん彼女を理解してバカな僕を自責しながら、ということでしょう。
大人は僕の歳に「なにが恋愛だ、なにが恋だ」と言います。
だけど「幼い」と「大人」とでは違いはないし、友達のまま過ごしても「なんであの時、優しくできなかったんだろう」と思い出し、後悔だけが残っています。
あの時にまた戻れるならば、また戻ってもっと優しくして、好きだと、愛してると、堂々と話したいです。
あの時を思い出したら、残念で胸が痛いですね。
彼女はこの手紙を聴くでしょうか?
聴くならば、彼女に伝えたいです。
その当時は君にすごく申し訳なくて、バカな自分が憎くてすごく辛かったけど、これからは過ぎた思い出としてきれいに整理がついている、と。そんな思い出を作ってくれた彼女に、ありがとうと言いたいです。
ふと授業の途中で思い出して、手紙を書くことになりました。この手紙を採用していただけましたら、とても嬉しいです。
2008年9月5日 イ・ジミンDJへ。