見出し画像

共感するということ


自分に自信がなくなる。

夫に”ひとりぼっちだ”と言わせてしまった。


夫は今の職場には戻らない方がいいと思いつつ、でも今までやってきたことを手放すのもかなり勇気がいることで、休職期間の終了が迫っているが、決め切ることができていない。

この仕事に携わっていたときは常にストレスフルで、些細なことで容易に爆発していた。

でも夫からすると、その中で良いことも沢山あったと。
たしかにノっているときは休日もレベルアップのための勉強をして生き生きしていたし、お客さんに喜ばれて嬉しそうにしていたこともいっぱいある。

職場の人との関係に苦しんでいたけれど、いい感じのときもあった。
認められていて、自分を買ってくれているとも思っていた。

何より、”自然と目指しているものがあった状態”に強い愛着があって、それを失いそうになっている今これから、何を拠り所にしていけばいいか分からないと。

今までのことという重力に引っ張られて、先に進もうにも進めない状態。

だけど私の言動からは、「(職場から)離れたから大丈夫でしょ」と、あとはもう先に進めるでしょと、そう思われているように見えたらしい。
俺の気持ちを置いていかないで、と。

離れたから大丈夫とは思っていなくて、むしろ夫の方が焦って先に進めているように見えて(実際に、これからの仕事になりそうなことを進めているし)、
これまでのことをもうちょっと振り返ってからにしたら、とブレーキかけているつもりだったけど・・

私は性格的に「はい、次!」となるタイプで、あと物事をシンプルに考えすぎるところがある。
それが言動に出ていたと思うし、「私だったらどうするか」じゃなくて、夫の気持ちにもっと寄り添うべきだった。

とはいえ、あまり共感すると私まで落ち込んでしまうときもあるし、全く同じ考えになってしまったら2人いる意味がない。
しかも「どこにも道がない」みたいなことには同意できない。

共感とは、「その人がその人の今までの状況を生きてきたらどう思うか」を考えること、みたいなことをどこかで読んだことがあるけど、難しいなあ。
「自分だったら」じゃないもんね。

同意はしなくても、理解しようとする。目の前の大切な人を。

この記事が参加している募集