無職の夫 観察日記 #4〜重り〜
今日は自宅へ帰る日。
しばらく夫の実家で生活していました。
夫の両親に空港まで送ってもらう車の中で、
お義父さんが「必要だったらお金の支援はするから、安心して療養して」ということを伝えてくれました。
前からお金の件は言ってくれていましたが、
「安心して」という言葉が大きかったようで。
お義父さんは結構正義感が強いタイプというか、
こうしなければならない、という固定観念が強い人で、
自由を愛する気質の夫とは正反対。
夫いわく、小さい頃からそれが辛かったそう。
でも、反発しつつも小さい頃から植えつけられてきた正論は夫の中に居座っていて、
本人もあまり意識しないうちに、その正論に沿うように、期待に応えられるようにと
頑張ってきたのだと思う。
その頑張りが、夫の特性や気持ちとの乖離が大きくなってしまって、今回のメンタルダウンに繋がったところもあると思う。
だから、お義父さんのいる実家で生活することは大丈夫なのか、怖さもあった。
だけど今回一緒に生活する中で、夫はお義父さんに要望を伝えた。
”今後どうするか分からないけど、良い・悪いとジャッジしないでほしい“
”自分の子供はこうあって欲しい、じゃなくて俺自身を理解しようとしてほしい“
”答えのないことについて、ただ一緒に話がしたい“
生まれてこのかた本人には言ったことがない想い、
勇気がいることだったと思う。
正直、その場では解ってくれたか分からなかったけど、
その後、お義父さんなりに柔らかい感じにしようとしているんだろうなあと思うことが多々あった。
そんな中で出た「安心して」という言葉。
夫はそんな言葉今までお義父さんから聞いたことがないらしく、驚いていた。
そして”本当に休んでいいのかもしれない“と、それこそ安心した顔をしていた。
向き合うのは勇気がいったけれど、夫の心の重りが少し軽くなっているといいな。
そして自宅に戻ったので、今後どうするかいよいよ決断していかなければ。
ひとつずつやっていこう。🌱