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言葉の花束ーアキの詩集No.194


1.「洗濯物になりたい」


ぽかぽか陽気に
干される洗濯物
 
良いなぁ
私も干されたい
 
暖かな日差しを
一身に浴びて
気持ち良くない訳がない
 
いっそ
洗濯物になりたいよ
 
あぁ
でも
風が冷たいな
 
やっぱり
人間で良いや


2.「寒いからこそ」


暖房に
お布団
 
そして
猫など
 
寒い日ほど
骨身に沁みるのよ
温かいものが
 
温もりが
心地よくて
 
つい
うたた寝をしてしまうよ
 
寒いのは
嫌だけれど
 
寒いからこそ
温まる幸せが沁みるのだから
困ってしまうよ


3.「惰性で生きたくない」


生きているだけで
儲けもの
 
何者にも
なる必要はない
 
響きが良い
言葉だけれど
 
それを鵜呑みにして
惰性で生きたくないよ
 
なりたいものや
遂げたいことのため
生きて何が悪いの?
 
世間が正しいと
もてはやす観念に従うよりも
 
正しくなくても良い
愚かでも良いから
 
自分がやりたいと望むことを
軸にして生きたい


4.「誰かのためは」


誰かのためは
結局は自分のためかもしれない
 
でも
それで良いと思う
 
自分のためが
誰かのためになるなら
 
みんな
幸せだよね


5.「誰か」


一人が好き
 
昔からずっと
そうだった
 
でも
たまに
一人が辛くなって
 
そういう時に
誰かを求めてしまうの
 
私って
強がりなだけで
本当は弱いみたいね
 
そんな私の弱みを
誰か受け止めてよ


6.「自分へのエール」


正しくなくても良い
完璧でなくても良い
 
上手く器用に
こなせなくても良い
 
ただ
自分が心から望むことから
目を背けないで
 
こだわったって良い
欲張ったって良い
 
自分が納得のいく選択と挑戦を
して欲しい


7.「想い募らせ」


会いたいと
思い募らせ
あなたを待つ
 
募らせた想いが
雪となって
 
あなたのもとに
届けば良いのに

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