アキのエッセイNo.23ー祖母の老健入所の申し込みに行ってきました!
1.これまでの経緯
こんばんは、アキです。
私の祖母は要介護3の重度認知症です。週の半分以上を老健の通所と特養のショートステイで過ごすスタイルで在宅介護の負担を減らしているつもりですが、トイレは常に見守り・介助が必要で、起きている間も目を離せない(不安も強く、度々問題行動を起こします)状態なので「常時見守り・介助」が必要です。ですから、「この(在宅介護)スタイル、無理あるよね」という状態なのです。通所、ショートステイの見送りをニート兄がやっている?のですが、祖母に無関心な方なので、どこまで対応できているか分からず。少なくとも、迎えが来るまで「トイレの介助はしていない」し、見守りもしていないでしょう。通所が中止になったときは、父や私が仕事を抜けて帰宅し対応しています。私が主介護者なのですが、常時見守りは結構疲れます。家事もやっているので、料理している最中にトイレに行かれたときなどは、中断して対応しなければなりません。目を離したときにトイレでオムツをビリビリに破いて便まみれになっていたとかざらにあります。尿便意もほとんどないため、トイレには行ったらオムツが尿便でグジョグジョになっていることも多いです。十分な介護が出来ていない状態が続き、私も介護負担により精神的に疲弊していたため、父に入所を何度も訴えていました。しかし、なかなか同意せず、同意したかと思えば「自分が退職する4月から入所」と言って、先延ばしする始末。理由は、「祖母が可愛がっている猫と引き離すのは忍びない」ということ。父よ、猫と祖母の介護とどちらが重要性高いか天秤にかけて考えたか?と、突っ込みたくなります。母や兄は祖母に無関心ですし、父の理解が得られないまま時間だけが過ぎていき。ついこの間、とうとう私の精神がおかしくなり、かかりつけの精神科に緊急受診し薬を増量。軽い「急性期状態」になって、入院を覚悟。その際、「このままだと私は動けなくなる。その前に入所を検討して!」と父に訴えました。
祖母の介護についての記事(No.3)を以下に載せます。
急性期状態は2日ほどで脱し、そのことがあったせいか、やっと今日、通所先の老健にて入所申し込みをしてきました!
2.入所申し込みの説明
私・父・担当のケアマネージャーさん・老健の相談員さんの4名で面談をしました。
3月からの入所は可能ということでしたが、少々問題がありまして
老健に3ヶ月入所→「在宅にて1ヶ月生活(通所・ショートステイ利用可能)」
→老健に3ヶ月入所・・・の繰り返しは可能ということでしたが
「在宅にて1ヶ月生活」しなくてはならないという原則がありまして、ただでさえ介護者が私のみで十分な介護が出来ておらず、今でさえ常時私が見切れないというのに、加えて4月から私は転職するので、どうやって面倒を見れば良いのかが問題になります。父が退職して家にいる予定ですが、私の代わりが務まるのかという不安があります。
「常時見守りと、下の世話」を徹底的に父に教えなければなりません。
通所やショートステイ先でもトイレは常時見守り介助、日中の行動も見守りらしいので、過度ではなく、妥当な対応と言えます。
入所期間中にリハビリを見学し、心身機能の状態を見て今後の方針を決めることになりましたが、父に「常時見守りと下の世話」を指導し実行してもらうしかありません。それは避けられないでしょう。
父に上記のことを実行してもらうのもそうですが、まずは「家族が祖母に関心を持ってもらい、接してもらうこと」も重要ですね。
また、私のやっている介護を、少しずつ父(できれば母や兄)に部分的にもやってもらい、慣れてもらう必要もあります。
私が頑張ればいいや、ではもうすまなくなっています。
私もそれでいいと思っていた節があるので、そこは反省しています。
少しずつ役割を家族に割り振り、みんなが協力できるようにしていけたらと思います(ただ、母や兄は難しいかな~と思います)。
今、私が行っている介護(特に下の世話)は「自己流」ですので、必要であれば、介護の本でも買って読むか、通所先の介護さんにスキルを伝授してもらうなど、「介護の知識と技術を習得」出来たらと思います。
その他、入所前に健康診断(プラス認知症の診断)を実施し、診断書を記入してもらって老健に提出することなどの説明を受けました。
3.老健に自分の想いを伝えました!
そして、今まで老健に抱いていた想いを冷静な態度で伝えました。祖父(故人)のときからお世話になっていたとはいえ、これは伝えなければと思い、伝えることにしました。
以下のことを伝えました。
祖母がベッドから転倒し右膝を負傷し、介護度が上がった時点で入所すべきであったのに、強くそれを勧めなかったこと。
→祖母の介護状態や必要な対応について十分な説明がされていなかった。そのために父は「入所ではなく在宅介護を選択」してしまった。そのために、現在、介護状態は逼迫し、十分な介護がなされていない状態が続いている。また、通所が中止になった際の対策なども十分にそちらと相談できていなかった。そのことについては責任を感じて欲しい
ということを話し、自己制作した「介護状況及び家族の介護能力アセスメント」という、対象者の介護状況と家族の介護能力を評価する用紙を差し上げ、それを出来れば今後に活かして欲しいという旨を伝えました。
No.13の記事に記載していますので、気になる方はお読みいただけると幸いです。
4.最後に
ぶっちゃけた本音を言います。
私、昔から祖母が大大大大嫌いです!
なぜなら、私が幼少の頃から祖父を虐めていたからです。
また、性格も難しくて、すぐに家族(特に嫁である母)に対し文句や愚痴を言うところが苦手でした。
そんな祖母を私は主体的に介護しています。笑顔で。
家族と思って接すると怒りが湧くので、「患者様など、他人」と思って接しています。すると、自然に落ち着いて対応が出来ます。
昔は苦行でしたが、今は穏やかな気持ちで対応できます(10代の頃は祖母に対し当ったり喧嘩もしました)。
それでも、祖父に対する所業を見てきたせいか、許すことは出来ません。
本当は介護を放棄したいです。
ですが、私は「無責任が一番嫌い」なので、介護を放棄できないのです。
祖母に対する理解がない家族に対し腹を立てることもしばしばあり(特に母に対し)、大嫌いな相手に対し一生懸命考えて尽くしている自分が本当に奇妙です。
と、話を戻しますが、入所申し込みが無事に済みました。
今後については家族とよく話し合い、自分一人で抱え込まないよう、上手く分担して祖母を支えようと思います。
お読み下さりありがとうございました!
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