言葉の花束ーアキの詩集No.148
1．「久々のお化粧」
大学以来の
久々のお化粧
動画を見て
復習して
薄化粧を
施してみたよ
うん
変じゃない
とても
良い感じ
職場に行って
誰か気付いてくれないか
期待するのも楽しいし
気付かれなくても
可愛くなった自分が
愛おしいから気分が良い
化粧が崩れないよう
気を遣うのは疲れるけれど
お化粧のおかげか
いっそう自分が
好きになれたよ
2．「永久にあなたは私のアイドル」
もうすぐ
退職する職場
それと同時に
私のアイドルとも
お別れするのが辛い
いつも明るくて
冗談を言っては
笑わせてくれた彼
私の人生に
花を咲かせてくれた
転職したら
私の推し活は終了？
いえいえ
私は
これから先も
あなたが私に向けてくれた
笑顔を思い出して
きゅんきゅんし続けます
永久に
あなたは私のアイドルです
なんて
ストーカー心を
あなたに覚られないよう
私は静かに
旅立ちますね
3．「忘れることに救われる」
あれしよう
これしようと
頭をフル回転するのは楽しい
けれど
常に何かに追われてしまうのは
正直
しんどい
だからかしら
「あれ、何しようと
していたんだっけ？」と
やることを忘れて
呆然とすることに
心が
救われる
心が
楽に呼吸したいと
訴えているサインだから
心置きなく
忘れてしまって良いんだよ
4．「最近、世界が変わった」
最近
世界が変わったんだ
自然と
周りの人が
怖くなくなって
道行く人とも
気楽に言葉を交わせるようになったんだ
何気なく
見ず知らずの人とも
話せている自分に
驚いたよ
強くなったと言うよりも
自分にも
人にも
優しくなれたからなんだろうね
5．「人と関わるときに気をつけたいこと」
他人との
境界線を引いて
他人事と
自分事を
切り分けること
他人事は
相手の課題なのだから
必要以上に
感情移入せず
むしろ
突き放して
見守るくらいが
ちょうど良い
自分が分かることが
相手にも分かるとは限らない
いつか分かる
その時までの
成長する過程を見守る
それだけで
良い
6．「季節の交差」
梅が咲いたと
思ったら
夕べ
雪が降ったみたいね
暖かさと
寒さが
交差する
この時節は
本当に
混乱するよ
でも
春の草花に
ほんのり積もる雪も
見応えがあって
良いね
季節が
移ろうこの時節だからこその
風物詩
楽しまないと
損だわね
7．「人生は出会いと別れの連続」
人生は
出会いと別れの
連続だ
今
睦まじく関わっている人と
いつ疎遠になるか
分からない
だから
悔いの残らないように
交わす言葉の一つ一つを
そして
積み重ねる
思い出の一つ一つを
大切に
していきたい
8．「足下に咲く花」
向こう岸に咲く
花ばかり求めて
足元に咲く
花に気付きもしない
よく
足元を見てみなよ
向こう岸に咲く花より
華やかではなくても
それなのに
心を和ませてくれる
そういう
素朴で健気な花も
美しいものでしょう？
比較なんて
しなくて良い
花の価値を
認め受け入れるのは
あなたの心次第だよ
9．「雪の華」
雪が降り
木々の
枝葉に
花が咲く
白い
雪の華が
咲いている
冬が戻り
再び雪の華が見られるなんて
思わなかったよ
冬を
恋しがったのは
誰かしら？
雪の華は
暖かくなれば
消えてしまう
運命
そんな儚げな華を
もう一度見たいと
誰かが思ったのかしらね
10．「うとうと」
あぁ
眠い
まだ
寝たい
でも
出勤しなきゃ
立とうとして
猫が膝の上で
くつろぐ
猫が
ううとうと
私も
うとうと
だめだ
こりゃ
11．「今日は退職日」
今日は
退職日
ここに勤めて
7、8年
長かったようで
短かったような
それにしても
色々あったね
ここに来たから
自信を持てたし
好きなように
働かせてもらえた
色んな人の
支えと関わりがあったから
私はこんなにも
人間として
磨かれた
感謝しかないよ
これから私は
新しい職場に旅立つ
どんな
出会いと経験が待っているか
楽しみだ
私の未来は
きっと
明るい
そう信じて
突き進もう
12．「チーン！」
鼻が
つまる
花粉症で
鼻腔から
咽頭にかけて
鼻水が
たまっている
たまらず
鼻かみで
チーン！
勢いつけて
いくらかんでも
キリがない
腹圧をかけて
チーン！を繰り返す
ダイエットに
なりそう
これ
それにしても
鼻息が出来ない
春は
花粉というイベントがなければ
大歓迎なんだけどな
鼻かみすぎて
赤鼻のピエロに
なりそうだ
13．「お土産」
兄が
仕事の都合で
旅行に行くそうだ
ご当地の
美味しいお土産を
希望すると
じゃあ
ご当地の
コンビニで買った
お土産な
なんて
冗談抜かして
旅行に
行ったよ
楽しんで
行きなよ
アホ
兄貴