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じゃあねとおかえりの距離

急にさむいさむい
びっくりするぐらい寒くなっちゃいましたね

わたしは本格的な冬の始まりを、唇で感じ取るんですね
というのも朝起きた時、空気が乾燥してくると肌が弱いわたしの唇はリップクリームを塗り忘れると割れてしまうんですな
冬が終わって乾燥しなくなってくるとリップクリームを塗らなくなるので、ちょうど冬が始まった日の朝は唇が割れてしまうというわけです

そんな冬が、大好きなんだ

冬が好きっていうと、何だかそれっぽぶってる感じするけど、それを考慮した上でもどうしても冬が好き
夏は全体的にわちゃわちゃしてるし、春秋は暖かみがあるけど、冬になるとなんだかみんな寂しそうでとても愛おしくかんじる

暗くなるのが早くなるし、そうなるとより寒くなるのも非常によろしい
寒さを耐えようとしてみんなが心にも鎧を着込むから

強い木枯らしがあったかさを吹き去って
まちゆくひとが、みんなひとりぼっちに見える
わたしも、あなたも
だから、冬が好き

今日の短歌
なにもせず また冬が来て きみはいない 
       チョークの粉で まだ咽せてたい

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