消えてなくなりたいと思う メンタル不調のサイン #4
メンタル不調のサインを過去3回にわたって書いてきました。
私が経験した中で最上級のサインが今回の「消えてなくなりたい」と思うことです。
休まないと治らない
仕事はできている
お給料ももらえている
死にたいとは思わない
でも消えてなくなりたいと思う。
こう思い始めたら、休職をおすすめします。それくらい危ない状態です。ストレス源が仕事の場合、仕事から離れれば少し改善できると思います。
とにかくこの状態になったら休まないと治らないので休息第一です。
なぜ消えてなくなりたいと思うのか
元気になってから振り返ってみると「なぜ死にたいではなく消えてなくなりたいと思うのか」と疑問に思いました。
その理由を挙げてみます。
1. 死ぬ勇気がない
これに尽きると思います。死にたいくらい精神的に追い詰められているけど、死ぬ勇気がない。
私も一度紐を首に巻きつけて両端を引っ張ってみたことがあります。ちょっと力を入れただけで喉に紐が食い込み、苦しかったです。
これをやってみて
あぁ、私には死ぬ勇気がないんだな
と感じました。
いま思うと変なのですが、「死にたいのに死ぬ勇気もない意気地なし」と、死ねないことすら自己否定の材料に使っていました。
それくらい心に余裕がなかったんだと思います。
2. 逃げたい(けど逃げられない)
私の場合、仕事が嫌で逃げ出したかったのですが、「一人暮らしだから仕事を辞めたら生活できなくなる、ここで辞めてもスキルが何も残らない」
と、逃げたいのに逃げられない状況でした。
辞めて実家に戻るという発想がその時は無かったです。追い詰められると視野が狭くなるのも特徴的だと思います。
さいごに
この記事では、メンタル不調のサインとして「消えてなくなりたいと思う」ことについてご紹介しました。
そう思ったことがある人、いまそういう思いの人は思い切って休んでください。
最後に、ニーチェの言葉をご紹介して終わりにします。
辛い経験は、人をいっそう強くする
フリードリヒ・ニーチェ『偶像の黄昏』