リリイベだけの為に遠征してみた ~≒JOY 1stシングル『体育館ディスコ』リリースイベント@ステラタウン大宮〜
オタクの中で1番人口が多いのがアニメオタクで、1番時間を費やしているのがゲームオタク。
そして、1番お金を費やしているのがアイドルオタクらしい。
確かに、ドルオタはお金がかかる。
オタクはライブがあれば遠くからでも駆けつけ、特典目当てに同じCDを何枚も買う。
私は大阪に住んでいて、気軽に関東へはいけない。
遠出するとなると時間もお金もかかるからだ。
開催されるイベントやライブを1つ1つ天秤にかけてどのイベントに参加するか財布と相談する日々。
リリイベのために遠征はしない。
それは何となく自分の中のルールとして決めていたことの1つだった。
リリイベ――CDのリリースイベント――で行われることといえば、トークショーやお渡し会、ミニライブなどが挙げられるだろう。
いずれも通常のライブよりも短時間のプログラムだ。だから、遠方で行われているリリイベは諦めると心に決めていた。
しかし今回、そのルールはあっさりと破られることになる。
公式からの知らせ
推しグループの1stシングル発売日まで2週間を切ったある日
いつものようにX(旧Twitter いつまで経っても私はTwitterと呼び続ける自信がある。以下Twitter)
のオタク垢で情報をチェックしていると、公式からこんなお知らせが流れてきた。
私が応援している12人組女性アイドルグループ≒JOY(ニアリーイコールジョイ、通称ニアジョイ)がリリースイベントをやるという知らせだった。
この発表がされたのが6月1日とシングル発売日の直前だったため、予想もしていなかった知らせに大変驚いた。
ニアジョイってリリイベやるんだ。
まず思ったのはそれだった。
ニアジョイには先輩グループとなる女性アイドルグループが2つあり、その2グループとも最新のシングルでリリイベを開催していなかった為、
リリイベははなから開催されないと思い込んでいたのだ。
開催場所は埼玉1箇所のみ。
衝動的にスマホでマップアプリを起動して、行き方を調べていた。
新大阪駅から会場となる埼玉のステラタウン大宮まで約3時間30分。
新大阪に行くまでもいくらか時間はかかるので実際には4~5時間かかる。
思ったより時間がかかるなぁとは思ったけれど、イベント前日に東京まで出てきて前泊してしまえば、物理的にCD販売開始時間に間に合ってしまう。
この時点ではまだ、行き方を調べることによって、リリイベへの参加を諦めるつもりだった。
「こんなに時間がかかるのだから、行くのはやめておこう」と思うための儀式だったのだ。
理論上、参加することはできるとわかった上で改めてイベントの詳細を確認してみる。
イベントではミニライブ30分+メンバーによるお見送り会が行われるらしい。
当日会場では朝9時からCD販売が行われており、CDを1枚買うと「優先エリア券」or「お見送り会参加券」が1枚もらえる仕組みだ。
ミニライブの観覧は基本的には無料だが、ステージ前方に「優先エリア」があり、優先エリアには入場券が必要となる。
ただし、朝9時時点で優先エリアに入りきらないほど人が集まっていた場合、優先エリア券がもらえるかどうかは抽選で決まる。
グループ初のリリイベ、会場が関東、そして開催は1箇所のみとなれば人はかなり集まるだろう。
優先エリア券は確実に抽選だろうな……。
わざわざ片道4~5時間かけて行っても、優先エリアに入れなければまともにアイドルたちの姿を見れないかもしれない。
そうなった場合、メンバーの姿をちゃんと見れるのがお見送り会だけで来てよかったと思えるのか?
わざわざ埼玉まで行って、来るんじゃなかったと後悔するのはつらい。
交通費だって安くないのだ。
今はリリイベの開催を知ったばかりで、行きたいという気持ちがこれほど強いのは一過性のものだろう。
一晩寝て、朝になればもう少し冷静に考えられるかもしれない。
そう思って、その日は寝た。
その2日後、私は埼玉のホテルを予約していた。
2日間、リリイベの事ばかりが頭の中でぐるぐるしていた。
諦めようと思っても
新曲が必ず披露されるだろうし……
絶対大好きなあの衣装だろうし……
推し以外に間近で会える貴重な機会だし…………
といったリリイベに行った場合のメリットばかりが頭に浮かぶ。
何より行かなかった場合、Twitterのタイムラインを見ながら、「羨ましい……行けばよかった……」と悔やむ自分がありありと想像できたので
行くことを決断した。
リリイベ前日 渋谷へ
今回遠征するに当たって私には大きく2つの目的があった。
1つ目はリリイベに参加すること。
2つ目は渋谷でニアジョイのロングボードを見ることだった。
ニアジョイは1stシングルの前にデビューミニアルバムを発売しており、その時も同じ場所に広告を出している。
以前から一度実際に見てみたいと思っていたため、この機会に渋谷に行くことに決めた。
6月14日
仕事終わりにそのまま新大阪駅まで直行し、新幹線に乗って東京に向かう。
新幹線の中で晩御飯。お弁当なのに卵がふわとろで美味しい。
移動中、暇だったのでずっと読みたかった「推し、燃ゆ」という小説を車内で読んだ。
作者はあとがきで、主人公が上手く自分の気持ちを説明できる言葉をもっていないからこそこの小説では断定する文章を多く用いたと書いていたが、私はこんなに推しに対して繊細に描写できる主人公が羨ましいなと感じた。
東京に到着し、渋谷のスクランブル交差点を目指す。
スクランブル交差点に来ると一気に東京に来たなという実感が沸いた。
周囲には人が大勢いて、写真を撮っている外国人も目立っている。
予想以上の大きさに写真を撮るのにちょっと苦戦する。
ここを通る人なら必ず目に入るであろう大きさだった。
こんなにも人通りの多い場所で、通りすがった沢山の人がニアジョイを見ていると考えると感慨深かった。
優先エリア券の抽選
翌朝、現地は予想通りすごい人だった。
会場となるのは埼玉のステラタウン大宮というショッピングモールだ。
周囲は住宅街で、最寄り駅の土呂駅からは徒歩20分ほど。
この日の最高気温は32度で、ステラタウンについた頃には汗だくだった。
CD販売の開始の1時間前なのにも関わらず、並んでいる人の列は建物の周囲を沿うようにしてぐるりと何度か折り返している。
日差しが強く、荷物になるからと日傘を置いてきてしまったことが悔やまれる。
先週まで長袖で丁度いい気候だったので少し油断していた。
並んでいるとスタッフから優先エリア券は抽選になるとアナウンスがあった。
CD販売開始時刻が近づくにつれ、人の列はどんどん長くなっていく。
9時の時点で、これ以降に列に並んでも優先エリア券の抽選には参加できませんと説明があった。
並んでもCDを買うことはできるが、お見送り会参加券しかもらえないそうだ。
9時までに並んでいた人はおおよそ1000人くらいいたらしい。
これは優先エリア券は当たらない前提で抽選に挑んだ方がいいかもしれない。
あの広さの優先エリアだったらせいぜい4~500人しか入れなさそうだし、当たらなくても特別運が悪いという訳でも無さそうだ。
期待しない方が外れた場合のショックは軽いはず。
9時になり、CDの販売が開始された。
まずCD販売所でCDを買うと、購入枚数と同じ枚数のお見送り会参加券がもらえる。
その後、優先エリア券希望の人は先ほどもらった購入券1枚で1人1回抽選に参加できる。
販売ブースの隣の抽選ブースのスタッフにお見送り会の参加券を1枚渡すと、箱の中から1枚券を引くことができる。
引いた券がお見送り会参加券だったら『はずれ』
優先エリア券だった場合『当たり』という仕組みだ。
自分の番が来て、CDを購入する。
優先エリア券の抽選に参加するが、
結果は、落選……。
CDは5枚購入していたため、優先エリア券が外れた結果お見送り会参加券が合計5枚になってしまった。
お見送り会はメンバー3人×4レーンに別れていて、1レーンあたり1枚参加券が必要になる。
全員分回るつもりで、お見送り会参加券4枚+優先エリア1枚分という計算だったのだ。
結果としてどこかのレーンを2回まわれる為、CDを買ったことが無駄になったわけではないと自分に言い聞かせたが、やはりショックだった。
油断するとせっかく大阪から来たのにな……という考えが頭に浮かんでしまう。
お見送り会に持ち込める荷物は1人ひとつまでだったので買ったCDは持ってきたエコバッグに入れて近くのコインロッカーに預ける。
それから、ショッピングモール内にあるロイホで黒黒ハンバーグをやけ食いした。
ミニライブ
ちょっと早めの昼ごはんを食べて、少し落ち着いたのでショッピングモールの2階からミニライブが行われる広場のステージの見え方を確認してみた。
ステージはメンバー12人横に並んだらいっぱいになってしまいそうで少し手狭に感じた。
高さもあまりない為、遠くからでは見えづらそうだ。
全体を俯瞰で見るなら2階から見る方が良さそう。
ダンスも上から見た方がメンバーの全身がわかりそうである。
1階の優先エリアより後方からもステージを見てみる。
朝CDを買うために並んでいた時にはまだ出来ていなかったが、優先エリアの設置が進められていた。
事前に案内がなかった為、優先エリア内に女
性・児童エリアがあることに驚いた。
ニアジョイの先輩グループである=LOVEは女性アイドルグループなのに、女性ファンが7割と非常に女性比率が高いことで有名である。
=LOVEの単独コンサートやイベントなどでは女性エリアが設けられている。
先輩グループにならって、ニアジョイの単独コンサートでは女性エリアが用意されているが、抽選式のイベントなどでは女性エリアがないことも多かった。
私が何回か現場に行った体感ではあるが
ニアジョイのファンの男女比率はほぼ半々
この日にいたっては男性の方が多く6:4くらいでは?という感じだった。
そのため、リリイベで女性エリアが作られているのは少々意外に感じた。
優先エリアの後方からでも思ったよりステージが近かった為、そのままそこでライブを見ることにした。
ちなみにミニライブのセトリはこちら↓
優先エリアに人が入ってしまうと、私の身長が低いこともあるが、人の隙間からメンバー1人分の顔が見えるくらいだった。
段差のないライブハウスで、あんまり良くない整番で見る感じ。
正直ダンスは全然見えなかったが、メンバーの表情が見れて大満足だった。
ニアジョイのメンバーは自分のパートじゃなくても、曲のどの瞬間でも楽しそうに表情豊かに踊る子ばかりなので、
一人一人の表情を見るだけでメンバーの可愛さがダイレクトに伝わってきて癒された。
美しい人を見るって、癒しだと思う。
目の前のアイドルが可愛いすぎる時、一瞬自分がどこに居るのか分からなくなる。
立ち続けて少し重い足からでさえ力が抜けて、ただ目の前のメンバーに夢中になる。
普段意識していないつもりでも、
私は今どこにいて
体は何に触れていて
何をしていて
身体自体の感覚と、自分自身の状況を知らず知らずのうちに考えているものだ。
頭の片隅にある思考も全部捨てて、ただ目の前の光景のみが世界のすべてになる。
ニアジョイのメンバーには目を奪われてばかりだ。
また、オタク達がみんなコールの声が出ていて盛り上がっていたのも心地よかった。
私は女性アイドルにハマるのはニアジョイが初めてなので、コールにはあまり詳しくない。
基本的なMIXをいくつか覚えたくらいで、わかる部分だけ参加だったが楽しかった。
コロナ禍で声出しができない状態が続いていたため、コロナ前にライブに参戦した時のようなこの感覚は久しぶりだった。
帰ってきたんだなと思った。
やっぱりライブ会場は賑やかな方が好きだ。
1stシングル収録曲について
ミニライブでは、1stシングルに収録されている3曲も披露された。
特に楽しみにしていたのは、ライブではこの日が初披露となる『夢見る♡アイドル』。
私の推し、天野香乃愛(あまの このあ)ちゃんセンター曲である。
今までかっこいい曲や爽やか青春ソングが多いニアジョイにとっては、こんなに甘々で可愛らしい曲は珍しいのではないだろうか。
『夢見る♡アイドル』はファンとアイドルの愛を歌う曲。
MVは運命の赤い糸モチーフで、君と私が出会えたのは運命だから私のこと好きになってね!という曲だと私は解釈している。
この曲のセンターが香乃愛ちゃんなのが本当に嬉しいし、王道アイドルな香乃愛ちゃんこそがこの曲のセンターだなと思っている。
生で聞く『夢見る♡アイドル』はやっぱり可愛い歌で、香乃愛ちゃんはいつも通り可愛い声で、楽しそうな表情で、本当にミラクルアイドルだった。
ミニライブで驚いたのは、最後の曲『体育館ディスコ』が動画撮影可能だったこと。
ニアジョイでライブの動画が撮影できる機会はなかなかない。
誰もがスマホを持っているこの時代、
生でパフォーマンスが見れるライブに勝るものはないけれども
SNSで手軽に動画が見れるのはありがたい。
皆が撮ったニアジョイが見れるのが楽しみだった。
お見送り会とお話し会
ライブが終わると、次はいよいよお見送り会である。
リリイベに来たかったのは、『体育館ディスコ』や『夢見る♡アイドル』といったシングル収録曲を生で聞きたい!という理由ももちろんだが、
お見送り会がとても魅力的だったからだ。
普段ニアジョイのCDを買って参加できる特典会としては、メンバーと1対1でアプリからビデオ通話のような形で話せるオンラインお話し会がメインだ。
個人的には、オンラインお話し会はあまり得意ではない。
理由はあまりアイドルと双方向コミュニケーションをとりたくないから。
メンバーと話したくないわけではない。
メンバーのことは大好きだし、話せたら嬉しい。
ただ私はアイドルとオタクというのは、オタクから一方的にアイドルを好きになることが出来るからこそ素晴らしい仕組みだと思っている節がある。
日常生活では、勝手に誰かに愛を叫んだり、手紙を書いたり、無闇やたらに容姿を褒めたりしてはいけない。
相手は相手の気持ちがあり、誰かを好きでいることは時に迷惑になりうる。
もちろんアイドルだって1人の人間だが
どんなに仲良くなってもその先にある特別な関係にはなれない代わりに
アイドルはいつだって自分を応援してくれるファンの1人として、こちら側の愛を好意的に受け取ってくれる。
私はアイドルを好きでいて
推しを応援している有象無象の人々のうちの誰かになりたいだけで
私個人としての印象を持たれると困ってしまうのだ。
せっかくアイドルとオタクという素晴らしい関係なのに、わざわざ認知され、個人として認識され、両者間の関係を現実的な人間関係に近づけていくなんてごめんだ。
それに、私は偶像を崇拝しているのであって、アイドルその人ありのままを応援しているというよりは、どこかで幻に夢を見ている部分もあるだろう。
推しに近づき過ぎた時、理想と違っている部分を深く知るのも嫌だ。
趣味は楽しいものであってほしいし、できれば悲しかったり苦しかったり、つらい思いはしたくない。
そんなことを言いつつも、今までオンラインお話会にはちゃっかり何度か参加している。
なぜ参加しているのかというと、お話会では日程ごとにメンバーがいろいろな格好をしており、可愛いメンバーが動いているところが見たいからである。
お見送り会では、間近でメンバーを見ることができ、なおかつお話し会のようにメンバーと多くの言葉を交わすほどの時間もない。
私にとってはそれが気楽でよかった。
それに加えて、お見送り会では1レーンにつき、3人のメンバーにお見送りしてくれる。
通常のお話会ではメンバーと1対1のため、推し以外のメンバーと間近で会える機会は少ない。
複数人と一度に会えるという点も、お見送り会のメリットだと思う。
お見送り会レポ
ライブが終わり、Twitterで会おうと約束していたフォロワーさんと合流する。
彼女の推しメンが香乃愛ちゃんと同じ第4レーンだということで、一緒にお見送り会の待機列に並ぼうと約束していたのだ。
ミニライブ後しばらくして、お見送り会の待機列が作られた。
ステージから少し離れた場所にレーンごとに並ぶらしい。
私たちは、ひとまず1番のお目当てである第4レーンに並んでいた。
彼女も複数枚お見送り券を持っているようで、できればメンバー全員のレーンを回りたいねという話になった。
ふと、あのステージに4レーンも作るスペースがあるのだろうかと疑問に思っていたら、第1レーンと第2レーンの列しか進んでいなかった。
並んでいる場所からではステージの様子はわからないが、どうやら2レーンしかお見送り会は開催されていないようだ。
お見送り会自体の時間は予定では5時間ほどと長いのでどこかで第3.4レーンと入れ替えるのだろうと思って待っていた。
だが、20分くらい待っても列は第1.2レーンしか動かない。
来場人数に対してスタッフの数が足りていないようで、スタッフは列を誘導するのに手一杯だった。
3.4レーンがいつはじまるのか何の案内もなかった。
全部のレーンを回るなら、第1.2レーンに並び直した方がいいのではないだろうか。
私たちはスマホを取り出し、リリイベについて調べてみた。
こういうときは、オタクの情報網の方が早い。
こういう時のためのTwitterである。
検索してみると、何人かが第1.2レーンが終わらないと第3.4レーンは始まらないといったツイートをしていた。
私たちはひとまず1.2レーンのお見送り会に参加した。
その後、暑い中待っていてもなかなか3.4レーンが始まりそうにないのでショッピングモールのフードコートに避難することにした。
結果的にはやはり、はじめに第1.2レーンのお見送り会を行い、1.2レーンに参加する人がいなくなったらその後に第3.4レーンのお見送り会が始まるという仕組みだったらしい。
第1.2レーンはなかなか参加者が途絶えず、また途中でCDを買って参加券を買い増しすることもできたため、一旦3.4レーンの待機列は解散になったと聞いた。
最終的には終わりそうにないため、好きなメンバーを選んで持っている券をすべてまとめ出しして2人で話すという対面お話会のような形になっていた。
フードコートでソフトクリームを食べながら、
もし気づかず暑い中外で待っていて、全部のレーンのお見送り会にに参加したいのに
1.2レーンに並びそびれていたら
と想像してみたらゾッとした。
ありがとうTwitterで呟いてくれたオタク!
スタッフに聞いてくれたオタク!
結局、3.4レーンのお見送り会が始まったのはお見送り会の開始から約2時間半後の16時30分からだった。
まずは第3レーンを回り、いよいよ次は香乃愛ちゃんがいる第4レーンだ。
持参したビブスを着用して準備はばっちりである。
お見送り会はレーンにもよるが、1メンバーあたり話せる時間は3〜5秒くらい。
頑張れば1往復ぐらい会話のラリーができそうだが、1人と会話すると残りの2人のメンバーを半ば無視したようになってしまう。
そのため私は基本的には「ありがとうー」と言いながら笑顔で手を振ることと、メンバー1人ひとりと目を合わせることに努めていた。
香乃愛ちゃんは、体育館ディスコの衣装がよく似合っていた。
白でふわふわしたフリルがついており、可愛らしい衣装だが、黒いレザーにスタッズがついたリボンの髪飾りなどカッコいい部分もあり
程よく甘辛ミックスされていて魅力的だ。
香乃愛ちゃんの一件クールに見えて、動くととても可愛らしいところ
彼女のカッコ良さと可愛さ両方にマッチして好きな衣装だった。
当日の髪型は彼女のトレードマークであるハーフツインで、くるくる曲線を描いた巻き髪は彼女が動くたびふわりと跳ねる。
順番が来て、香乃愛ちゃんの前に立つ。
自分の名前のビブスにあっ、と反応した後、「ありがとう」と満面の笑みで言ってくれた。
香乃愛ちゃんは衣装の白に負けないくらい肌が白くて、自ら発光しているんじゃないかと思うほど眩しかった。
また私の世界から雑音が消えた。
お見送り券は最後の1枚、もう一度香乃愛ちゃんに会いに行くと、香乃愛ちゃんは私を見て「ありがとう、おかえり!」と言った。
えっ、と思って香乃愛ちゃんを見ると彼女はすでに私の次の人にありがとうとお礼を述べていた。
2.3秒で目の前のファンは入れ替わっていくのに、2回目だとわかってくれることが嬉しかったし、記憶力がすごいなと感心した。
特に変わった会話を交わしたわけでもなく、ただお見送り会の列に並んだだけなのに、何もしてないのにそれ以上に幸せをもらった。
アイドルってすごい職業だなと改めて思った。
メンバー別お見送り会感想
香乃愛ちゃん以外のメンバーも、初めて間近で会えた印象を書き記しておきたい。以下簡単に箇条書きで、一言感想である。
おわりに
結論、本当に来てよかった!
いろいろあったが、参加しなければ絶対に後悔したであろうイベントだった。
結果的にリリイベには2000人ほど集まったらしい。
楽しかったので、ぜひまた開催してほしい!
もっと大きめの会場で、できれば関東以外(とくに関西で!)もあれば嬉しいです。
阪急西宮市ガーデンズか葛葉モールかあべのキューズモールでの開催希望です!
このレポを清書している間に、=LOVEの7月発売のシングル『絶対アイドル辞めないで』のリリイベが発表された。
=LOVEとしては、かなり久しぶりのリリイベらしい。
コロナ禍もあってリリイベはなかなか開催されていなかったが、これを機に次回以降もリリイベが開催される流れになれば嬉しい。
ニアジョイは素晴らしいグループだと思っているので、純粋にニアジョイのことを初めて見る人も気軽に参加できるようなイベントが増えてほしい。
リリイベの次の開催を楽しみに待ちたいと思う。
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