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読書|『レーエンデ国物語』多崎礼

2023年、56冊目⠉̮⃝

Twitterの広告にやたらと出てきて読まないといけない気にさせられてしまいました。図書館で予約してから5部作と知りました。来月3作目が発売されるみたいです。

守り人シリーズ読んでたせいか世界観の違いにうまく馴染めずはじめの50ページくらいは読みにくかったです。100ページいくあたりから先が気になりはじめてなかなかの勢いで読み切りましたが、キャラの作り込みやセリフがラノベ風でせっかく世界観に入り込みそうなのにシラけてしまったのが残念でした。読みやすかったですが、革命の物語と謳ってるわりに軽すぎな気がしました。だから読みやすかったのかも?
これからどうやってレーエンデが「国」になっていくのかという物語の序章という感じで、この1冊だけでは判断しかねるので2作目に期待したいと思います。

どハマりしたヘビー級な『十二国記』。読みやすくても決して軽くない「守り人」シリーズ。わたしの中ではこの2作がファンタジーの基準になってしまっているので、比べる気はなくてもどこかで比べてしまっていると思う。特に『十二国記』の世界観の作り込みを超えるファンタジーはきっと出てこないだろうなと思います。

この本は装丁がすごく素敵で本棚にあるとテンション上がるだろうなと思うのですが、やはり単行本を買うには一押しも二押しも足りない。八咫烏シリーズのように出たらすぐ読みたいと思わせる何かが1作目にはなかったです。

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