no.23:全人類共通の悩み「薄毛白髪」から解放されている人!
私も当然悩んでいます。
とくに白髪です。
10年以上に渡る私の海外生活は、
イスラム教が大半を占める地域での生活が長かったのですが、
ヒジャブを被る女性が羨ましくて仕方ありませんでした。
宗教的理由
イスラム教の一部の解釈では、女性が髪や身体を隠すことがクルアーン(イスラム教の聖典)で求められているとされています。また、ヒジャブは信仰の一部であり、神への従順や敬虔さを示す方法と考えられています。そして家族やコミュニティの期待や規範に従う形でヒジャブを被る女性も多いとされています。
欧米で暮らすムスリムのキャリアウーマン
国外を離れて、欧米諸国に駐在するマレーシア人などイスラム国家アジア系のビジネスウーマンも知人に居ました。
職場ではヒジャブを被らずに仕事をしていて、パンツスーツなどオシャレに着こなしています。ヘアスタイルはイマドキだし、茶髪に染めたり自由にしていましたが、時々ちょっとしたオケージョンの時に彼女たちがヒジャブを着用すると、ものすごーーくクラッシックに感じて「お、やっぱりムスリムの女性なんだな」と軽く衝撃を受ける事もありました。
中東のムスリム女性
こちらも、比較的緩い社会文化のムスリム国、ヨルダン、レバノン、トルコ(中東に入れてもいいかな?ケースバイケースでヨーロッパだと言うけど)でも、オフィスで働く女性はヒジャブを被らない人も多くいました。
ホームパーティーに呼ばれるとむしろ被っているので、「え!?なんか変な感じ!」と笑い話になったりします。
さて、ヒジャブの特集でないのですが、
もう少しヒジャブの話を進めますと、
「ヒジャブさえあれば女性の薄毛、白髪は解消されるだろう」
って私は思っているわけです。
しかし、私が今働いているマルドメの日本の職場で、且つ日本人しかいない環境でヒジャブを被っていると、いちいち説明をしなくてはなりませんよね。
「私、ムスリムなんです」
(いや違うけど、それしか抜け道がないような)
ちなみに、イスラム教に改宗をした日本人の知人が、日本企業のSkype面接の際に、「もう入社して働くようになったら、毎日ヒジャブを被っている訳なので面接のときから被って受けた」と言っていました。
結果はどうだったのでしょうか。
男性編の薄毛対策
以前のアデランスは、増毛育毛より
「隠す」カツラの宣伝をよくTVでみかけました。
私と同じくらいの少女が
「パパ、アデランスにして良かったね」と
ニッコリする姿が印象的でした。
今は、帽子のように被る「カツラ」は男性の間では主流では無くなりました。
昔の人は知っていた
男性は
「頭頂部が薄くなる」という悩みは古来から一緒だったのか?
「それなら最初っから剃ってしまえ」と思ったのか?
すごく合理的な判断だと思います。
ちょんまげについてはこちらから。
キッパ
ユダヤ教におけるキッパ(Kippah、またはヤルムルケ Yarmulke)は宗教的および文化的な意味を持つ小さな円形の帽子です。
ターバン
シク教徒の人々は体毛をカットしてはいけません。
ターバンの中身はもう縦横無尽に伸び放題の髪の毛が納まっている事でしょう。中には薄毛の人だって。
けど、このターバンを着用している限り、薄毛白髪を気にするシク教徒はゼロ%だと思います。
ちなみに、息子が通っていたインターナショナルスクールでもシク教徒の子ども達はすでに高校生で長いひげ、ターバンを着用していました。
結論!フリーダムfrom「薄毛白髪」
女性はヒジャブを被り、
男性はターバンを巻きます。
これらは、帽子をかぶることよりも社会通念上フォーマルとされており、公式の場でも誰からも咎められることはありません。
しかも、世界的に融通をしてもらえる宗教的配慮のファッションです。
帽子は脱ぐことを求められる時があります。
私が大学生の時に、中国語の先生が男子大学生に「授業中はキャップを脱ぐよう」にとカンカンになって注意をしていました。
けど、
カンカンになって「ターバンを外せ!」という人は世の中に居ません。
6mもあるターバンを外し、
中からはトンデモなく長い髪の毛が出現する・・・
いや、是非、被っていて下さい。
ヒジャブもそうです。
脱ぐことを強要されることはありません。
飛行場の保安検査で帽子は脱ぐけど、ヒジャブは無しです。
ムスリム女性用のスペースさえあります。
人生で膨大な時間とコストを使って、薄毛白髪対策をしている我々には信じられないほど彼らはストレスフリーです。
けど、別の悩みをきっと抱えているんだろうな・・・
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