自分で「フリラ翻訳者入門」の存在意義に納得した話
執筆当初は納得できてなかった
私は7月11日に「フリーランス翻訳者入門」という技術書を出した訳ですが、普段はフリーランスで翻訳のお仕事をしています。
中国語→日本語の翻訳をメインに、日本語学習者の添削赤ペン先生や論文ネイティブチェックなども担当しています。
「その経験について本書いてみれば?」と悪友の花房なゆたに誘われて、技術書典に至りました。
花房は元々excel関連の技術書などを書いていて、商業でも本を出しているちょっとエラい人です。amazonの販売ページはこちら。
そこで私、本出すわーと言ってみたものの、出展も申し込んだものの、正直、執筆に乗り気ではありませんでした。
その理由は、自分の書く内容や自分が知っているノウハウが誰に伝わるのか自信がなかったためです。
まぁつまり「こんなん誰の役に立つねん」「こんなん誰が読むねん」という不安をずっと抱いていました。
とりあえずイベント当日である7/11さえ乗り切れば…この苦痛さえ乗り切れば……と思っていました。
必要としてくれている人に出会えた気がした
私は、納得できないことにはやる気が出ないタイプですが、今ではこの本の存在意義に納得を覚えています。
そのきっかけになったエピソードをお話したいと思います。
①Wordの機能って実はマイナーだった
技術書典で「翻訳ツールってWord使ってるんですね」と数名の方に意外がられました。
そうなんです、Wordって意外に活用できる機能があるんです。
以下は拙作の内容から一例。
特に最後のVBAは、excelでは活用されている方が多いと思うのですが、Wordで使っている方は多くないようです。
紹介した甲斐があったゼ、とガッツポーズ。
② ご家族へのお土産に
技術書典で拙作を手に取って下さった方に、「翻訳とかやってらっしゃるんですかー」とお話かけしたところ、「私ではなく、家族が」と答えて下さった方がおられました。
なんでもその方のご家族、海外で日本語の先生をされていたそうですが、帰国後は語学を使わないお仕事をしていて、購入者さんはそれを勿体ないなぁと感じておられたそうです。
まさしく、「翻訳者に入門」するための本が、届いてほしい方に出会えたなぁと思いました。
③お友達へのプレゼントに
執筆の際、私はゲストハウスにカンヅメになっていたのですが、書けたあとにお礼がてら献本に伺いました。
そのとき、「外国語はできるけど、仕事にするほどでは…(謙遜)という方が、語学力をマネタイズするための本」なんですーとコンセプトを説明したら、
管理人さんが、是非読んでほしいお友達がいるとおっしゃられました。
ワーキング・ホリデーなどで海外経験があって外国語はできるものの、コロナ禍でインバウンド需要が減って…というような元従業員さんがおられるそうです。
まさしく、「外国語はできるけど、仕事にするほどでは…(謙遜)」という方なのでは…!?
目からウロコという感覚でした。
不安が解消された
こうして私が不安に感じていた、「こんなん誰の役に立つねん」「こんなん誰が読むねん」ということに、答えが提示されたわけです。
いやー、よかったよかった。出展から一週間経ってちょっと達成感です。
〆のお知らせです
明日も21時更新予定です。
これから執筆予定のネタはこんな感じです。
・限界みの強い労力配分方法
・Wordをお仕事ツールとして紹介した理由
・鯛さんとノートPCを買いに行った話
・表紙の話
・デザインセンスのない人がどうにか印刷物を作る方法
・限界ノマドワークのススメ
・修羅場の馬鹿力
・親に見せて恥ずかしくない同人誌
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「語学力+趣味のノウハウを生かす フリーランス翻訳者入門」
こういう本を書きました。電子版・書籍版の両方があります。
↓7月25日まではここから買えます↓
https://techbookfest.org/product/5099726066155520?productVariantID=5183474170331136
↓布教用割引やってます↓
https://necorative.booth.pm
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この人たちもnote書いていくらしいですよ。タグは #mokuhyoo_writing
編集とコンサルをやってくれた花房なゆた氏
https://twitter.com/1060work
一緒に初出展した友人の鯛さん
https://twitter.com/Tai_3_desu