論争が起こる原因
まずはじめに、この記事はブッダの教えを解説するというよりもワイの思ったことや考えについて述べるものである。
それを書くうえで多少解説が必要な場合があるんだけんども、堅苦しさは抜きにゆる〜く書いていこうと思う。
(๑•🐽•๑)ブヒ
今回はちょっと長いので覚悟しておくように!
さて、今回は原始仏教聖典のなかでも最古といわれているものの一つ『スッタニパータ』の「マーガンディヤ」という節でございます。
マーガンディヤとは、そうゆうお名前のバラモンのことである。
つまり、マーガンディヤ(男性)さん。
仏教聖典のなかで「バラモン」というワードはいろんな意味で使われているんだけど、ここでいうバラモンはカースト制の最上位であるバラモンのことで、バラモン教を信奉しているひとのことである。
そのマーガンディヤさんが「うちの娘を嫁にしないかい?」と、盛り盛りに着飾った自分の娘を連れてゴータマ・ブッダのところにやってきたときのやりとりについて書かれている。
(ふっ…結婚相手を自由に選べないなんて、気の毒だのぉ)
読者さんはすでに想像がついていると思われるが、ゴータマ・ブッダはこのお誘いをお断りするのである。
うーむ…断るにしてもひどい言い草じゃ!
若い娘さんを前にしてウ◯コ呼ばわりかい!?
(。-_-。)
まぁこうゆう表現には理由があるんだけどね。
でも今回の記事の趣旨とは関係ないのでスルーしておく。
さて、この返答を聞いたマーガンディヤさんはゴータマ・ブッダに尋ねた。
つまり、こんなすんばらしい女性との結婚を断るなんて、あなたはどんな教義や戒律に従って生きているのか、それに従って生きることで何が得られるのか?とマーガンディヤさんは尋ねたのである。
そしてゴータマ・ブッダはこう答えた。
後者(第839詩)については「どっちなんだい!?」という答えで不可解である。
マーガンディヤさんは「そんな教えはばかばかしい! ナンセンスじゃ!」「教義によって清らかになれるのだと思うんだが!」と言った。
ふむ。マーガンディヤさんの意見がまぁ一般的だよね。
現代だって、宗教には教義や戒律(ルール)や決められたしきたりなどがあって、それに則って生活することで幸せになれると説くもんね。
とくに出家修行者は教義やルールを厳密に守ることを求められる。
なのにゴータマ・ブッダは、教義を守ることによって清らかになれるわけではないし、かといって教義を守らなかったら清らかになれるわけでもないという、どっちつかずの返答をしたのである。
そりゃあ「なんじゃそりゃ!?」となっても仕方あるまい。
それに対してゴータマ・ブッダが言ったのが、この記事の冒頭にある言葉である。
そして、それがどうゆうことなのか説明するのである。
つまり、「オレの考えが正しい」「キミの考えは間違っとる!」と、考え方に優劣をつけることで論争が起きるというのである。
ブッダは互いを傷つけ合う争いは避けるようにと言っている。
それは論争についても同様なのである。
論争といえば、Twitterではいつ何時もあちこちで炎上が起こっているけど、あれも論争だわなぁ。
自分の意見が正しい、だからオマエは間違っている!と。
そしてそこから誹謗中傷が生じるのだ。
デジタルな殺生行為である。
ちなみに第842詩、
この「三種」とは、①欲望、②敵意、③害意のことのようである。
自分の意見を認めさせたい
自分の意見を認めない相手への敵視
自分の意見を認めない相手を痛めつけてやりたい
こんな感じのことをいうのだろうか。
これら三種がない人は自分の考えに優劣をつけないから論争が起きないというのである。
つまり、他の意見と比較しようという意識すらないということである。
そして、少し前に紹介した第837詩
自分の考え方や信奉している教義は正しくて他は間違っているという考え方そのものが偏見なのであり、それに固執する(こだわる)ことで争いが起きる。
さらにこの節の終盤には、「自分の考え方は正しい」という思いは慢心である、というようなことも書かれている。
これは中道につながるものですかな?
このスッタニパータが編纂された時代にはまだ中道という言葉はなかったと思うが、極端を離れるという意味では中道のような気がする。
どっちつかずな意見はハッキリしなくてモヤモヤするが、当時の出家修行者はそういった争いのある俗世から離れた世界で生きていたということである。
そういった争いは心を乱されるのでもう懲り懲りだったのだ。
そう想像するイカ耳なのでした。
おちまい
\ おまけ /
この動画で佐々井上人は「真言宗がいちばん優れている」と言っている…
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そう・・・気まぐれなのです(´・ω・)
ちなみに仏教関連の記事更新のお知らせについては現在配信していません。
ワイ的には宗教ではなく哲学なのだけど、やはり宗教色が濃くて嫌な方もいるかなぁ〜と思いましてね。
なので、更新をいち早く知りたい方はマガジン【ブッダの教え】をフォローしてくださいませ。
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