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モラハラ被害で絶望的な気持ちになった時の対処法
こんにちは。ねこねこです。
モラハラ被害を受けていると、出口の見えない迷路に迷い込んでしまったような、なんとも途方もなく絶望的な気持ちになることがあります。
この「絶望感」こそが、モラハラによる支配の影響で、自分が本当はどうしたいのかすらわからないときに襲ってくる感情です。
あなたは本当はモラハラから抜け出せるのに、加害者により自分にはその力が無いと思い込まされてしまっているので、モラハラ環境が途方もないようなものに感じて絶望してしまうというカラクリです。
「モラハラから抜け出せないかも・・・」とか、「辛いけどどうにもならない・・」とか、絶望的な気持ちになっているとき、あなたはあなたの中のエネルギーをものすごく消費してしまっています。
そして、あなたが弱っていくと加害者はそこを突いて、また支配を強めてきます。
あなたは加害者に直接被害を受けていない瞬間も、加害者の影響を受け続けている状態なので、あなたにとっては悪循環です。
この悪循環に陥らないためには、絶望感を覚えたらちょっと頭を切り替えてみてください。
効果的な頭の切り替え方法を3つのステップで紹介します。
1,本当に抜け出せないのか、不安要素を紙に書いて検討
あなたには、本当はモラハラ環境から抜け出せる力がありますし、抜け出す自由があります。
しかし、モラハラ加害者によるマインドコントロールで、あなたはそれが出来ないように感じています。
なので、まずは「なぜ、あなたはモラハラ環境から抜け出せないと感じているのか」「あなたが恐れているのはどのようなことか」紙に書き出してみましょう。
まずは、気負わずにざっくりとこんな感じで書いてみてください。
例
1,経済面で不安がある
2,子供を一人で育てることに不安がある(子供の情緒面)
3,離婚となると、大事なので漠然と不安がある
次に、これをもう少し掘り下げていきます。
例
1,経済面で不安がある
・どんな不安? →1人で世帯を支えるだけの収入を得られるかどうか
・世帯を支えられる収入とはいくら? →月20万円くらい
・養育費や公的援助はいくら見込める? →月8万円くらい
・そうすると実際にあなたが稼ぐ必要があるのは? →12万円くらい
・あなたの状況で、12万円稼げるような方法は何がある? →時間の制約を考えるとパートが良さそう
結論:パートで月12万円稼げるかどうか
漠然とした不安が、具体的な内容になりました。
具体的な内容が分かると、実際に自分に可能かどうかも予想が付きやすくなります。
このような感じで、不安を1つ1つ掘り下げていって、その不安に対して「公的支援があるのかどうか」「協力者はいるのかどうか」などを明確にして、本当に自分が背負わないといけなくなる分量を把握していってください。
漠然としたまま考えていると、今の環境から抜け出したときに、とても大きなものを背負わないといけないような気がしてしまいますが、具体的に考えていくと、想像していたものより少なくなることがほとんどです。
2,脱出シミュレーションをしてみる
不安要素を具体的にしたら、次は実際に脱出するシミュレーションをしてみましょう。
脱出先が賃貸の場合は、賃貸の契約を自分名義でできるのかどうか、引っ越し先を秘匿にするときの手続きなど、「来月には脱出する」つもりで、どのようなことが必要か紙に書き出してみます。
また、出ていくときには初期費用が発生することが多いので、それがいくらかかるのかなども具体的に見積もります。
この作業は、本気で「来月には脱出する」つもりでやることをお勧めします。
そうすることにより、今まで気が付かなかった問題点が見えてきたり、逆に行政などの支援が見つかったりします。
脱出の際の公的支援についてまとめているサイトは色々あります。
それを、ぼんやり眺めているのと、本気で見て情報収集するのでは、入ってくる情報の量も質も違います。
公的支援というのは、いわばあなたの味方です。
モラハラ環境から脱出する前や脱出した後、あなたにどのような味方がいるのかを知っておくことは心の余裕につながります。
3,【重要】相手のモラハラ発言・行為と、それに対する自分の気持ちを書き出す
これがとっても重要です。
ステップ1とステップ2で、具体的にあなたモラハラ環境から抜け出せないか検討したあとに、自分が今まで受けた被害と、それによりどのような気持ちになったのかを紙に書いてみてください。
モラハラの被害を受け続けていると、あなたの心は麻痺してきます。
どんどん自分の気持ちが分からなくなってきますし、モラハラ加害者の基準に振り回されるので、「何が正しくて何が間違っているのかわからない・・」というような気持になることがあります。
しかし、何が正しい正しくないではなく、「あなたがどう感じるか」「あなたがどうしたいのか」が大事です。
未来を描くことと、絶望は同時にはできない
あなたはモラハラ環境という、孤立無援の迷路にいた感覚があったかもしれません。
しかし、まずステップ1であなたが迷路から脱出するための地図を得ます。
そして、ステップ2で孤立無援ではないことを知ります。ステップ3では、あなたがあなたの気持ちを尊重し、自分自身の味方になります。
あなたが今までどのようなことをされてきたのか、そして、あなたはその時にどのような気持ちになったのか、ご自身の心に耳を傾けてみてください。
そして、今後どうしたいのかよくよくあなたの心に聞いてみてください。
あなたの心は、「とても辛かったけど、もう少し頑張れそうな気がする」と言うかもしれませんし、「今まで我慢しすぎたから、もう我慢したくない」と言うかもしれません。
どのような答えも間違いではないので、あなたの素直な気持ちを受け止めて、次の行動をどうするか考えてみてください。
次の行動を考えるというのは、未来を考えることです。
未来を考えることと絶望することは同時にはできません。
ここまでくると、最初の頃の絶望的なきもちはスッと消えていると思いますよ。
今日も本当にお疲れさまでした。