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紡がれた言葉の、自分だけの意味を知る(3年の星占い2021〜2023/石井ゆかり)

初めて買った占いの本です。
普段、基本占いは読まないようにしています。占いだけでなくTVなどのニュースもですが、何かと影響を受けやすい性格なので、自分の行動が制限されそうな情報はなるべく避けるようにしています。

石井ゆかりさんは、私の憧れであり大好きな女優さんである石田ゆり子さんと雑誌で対談されているのをキッカケに知りました。ゆり子さんが書く文章は本当にいつも愛らしく、率直で素晴らしいのですが、インスタグラムで石井ゆかりさんの星占いを紹介されている内容がとても魅力的で、ぜひ私も石井ゆかりさんの占いに触れてみたいと思い、手に取りました。


読んでいて心地の良い、メッセージたち

石井ゆかりさんから溢れてくる言葉たちは、とてもしなやかで、温かく、そっと背中を押してくれます。背中を押されたかと思えば、実は自分の手を引っ張ってくれていて、もう行くしかないのだな、と決意させられるような力強いメッセージにも出会えました。占いの文章の中には、たくさんの例え話も登場するのですが、それがスルスルと読めて、今の自分の現状や未来のことを自然と重ね合わせ、自分がみるみる元気になっていくのを感じます。

私は、自分が元気になるもの、前進するためにエネルギーになるものは何だって取り入れたらいいと思っています。普段はなんだか恥ずかしい気がして聞けなかったアイドルだって勇気をもらえるならどんどん聞いたらいいし、今まで興味がなかったジャンルの漫画が面白く感じたらどんどんのめり込んでいい。かわいい芸能人を見て心が喜ぶならたくさん見て、会いに行ったらいい。今まで少し抵抗があったことも、気持ちが開いた時は取り入れて、いいとこのつまみ食いをしたらいい。新しいことを始めるのはあまり得意ではないのですが、そういう勇気は忘れないようにしていたいです。
私にとって占いは、自分を縛られてしまうネガティブなものと思ってこれまであまり触れてこなかったのですが、石井ゆかりさんの星占いは、そんな私の気持ちを優しくほぐしてくれるような本でした。


パワーをくれるものと、自分の変化

今私たちは、世界的に大きな敵と戦っています。我々はワクチンという医療を武器にこの状況を収めようと戦っているわけですが、昔、疫病が流行った時には、仏像やお寺を作り、祈りを捧げてそれを鎮めようとしていました。実際にそういった日々を乗り越えた先祖の方々がいるから、今の私たちがこうして生きています。
そのことに思いを巡らせたとき、仏様や神様が本当に自分を救ってくれることがあるのだろうかと、考えずにはいられません。たぶん、それは誰にも分からない。助けてくれる証明もできないし、助けてくれないという証明もできない、と思います。

あくまで私の主観ですが、私は、結局は、そういった見えない存在に対して心をふるわせ、見守っていただけているから頑張ろう、きっと何か力をくれるはずだ、そう信じて今日も生きよう、と祈っている人の心が変化して、それによって人々の行動が変化していく。きっと力になってくれる、と信じて行動を起こす。そうやって世の中は少しずつ、少しずつ動いていっているのだと感じます。

あとがきで、石井さんが占いのことを「オカルト」と言っているのを読んで、すごく親近感を抱いたというか、信頼できる方だなと思いました。自分の全身全霊をかけてやっていることを、第三の目で見て、どのように捉えられるかを認識した上で、また言葉を紡いでくれる。だからこそ、石井さんの言葉はより一層パワーをくれるのだと思います。

「占い」の記事は、フィクションやノンフィクションといった一般的な読み物と違い、読み手が自分自身の人生に、占いの内容をぐいっと引き寄せたとき、はじめて意味を持ちます。〜中略〜
私が書いたつもりのことを超えて、みなさんの手に届き、その人生に触れたときに、はじめて生まれる「意味」があるのではないか。
少なくとも今は、そのことを信じて、本書をお届けしたいと思います。

私もその意味を、探し続けたいと思います。たっぷり3年分ありますので、折に触れて読み返し、その時その時で、その意味を見つけていきたい。きっとあなたにも、あなたにしか見出せない意味があるはずです。
勇気をもらえる、お守りのような一冊。

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