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【仏閣巡り】三河鈴木氏の祖・善阿弥殿がご開基の光恩寺・龍興寺(愛知県豊田市)


はじめに

前回の記事で「三河鈴木氏の祖と云われる”鈴木重善(善阿弥)”殿は某仏閣のご開基となられている」と述べた。

今回はいつか行ってみたいと思っていた、旧竹村城周辺の鈴木山光恩寺に訪れた際の記録を写真と共に振り返ってみたいと思う。

鈴木山光恩寺(浄土真宗)

場所

先ずは光恩寺の場所を以下のとおりにお示しする。

少々広域の地図
名鉄三河線「竹村駅」からほど近く
画像出典元:Googleマップ

詳細な地図は以下のとおり。

画像出典元:Googleマップ

善阿弥殿は熊野の出で源義経公に仕える。
私達一族の900年強ほど前の先祖・重治も熊野の出。加えて、同様に源義経公に仕え、藤代に於いて文治2(1186)年に卒している。
善阿弥殿は元々が穂積(鈴木)氏の生まれ。
先祖・重治の祖父にあたる頼重が熊野・鈴木氏の養子になったと伝わっているため、善阿弥殿が祖となる三河鈴木氏とは少々系譜が異なることは明記しておく。

しかしながら、まだ人が現在ほど多くはなかったであろう時代。

これまでの研究によりますと、鎌倉幕府が開かれた12世紀末には600万人ほどだった人口が、戦国時代の終わる16世紀末には1200万人に達し、400年間でほぼ倍増したことが分かっています。

ゼロから学んでおきたい「戦国時代」《中》豊かな戦国を支えたイノベーション 
文学部 史学科教授 矢部 健太郎
國學院大學メディア 國學院大學HPより引用
https://www.kokugakuin.ac.jp/article/171751 

室町時代後期~安土桃山時代に善阿弥殿の御子孫と私達一族の先祖に面識は少なからずあったでのはないかと思われる。
そもそも私達の先祖がいつ熊野から三河に来たのかは定かではない。

さて話を戻す。

参拝へ

岡崎市から国道1号線を西に向かい、岡崎市宇頭町あたりからナビが示すとおりに竹村の方へと車を走らせ到着。

2024年11月中旬撮影

随分と空が高くなり、散策にはうってつけの季節になってきた(急に)。

重厚かつ繊細な山門

施された彫刻があまりに繊細で美しく、思わず息を飲んだ。

山門の彫刻1
龍の彫刻がすばらしい
鱗の1枚1枚、尾の精巧さ
象の彫刻だろうかーー
屋根瓦の牡丹?も美しい

一礼して中に入る。

山門の木戸
閂があり、古刹というに相応しい
家紋……丸に違い矢かーー(真偽不明)

御由緒板。

趣がある

四季桜なのだろうか、チラホラと桜の花が咲いていた。

桜越しの本堂
鐘楼
松がまた良い味を醸し出している

本堂に戻る。

「鈴木山」と山号が刻まれた灯篭

本堂で参拝をし、再び境内へ。
枯山水だろうか、境内も充分に手が入っていて侘び寂びを感じる。

小石で川の流れを模した文様(だと思われ)を収めきれず残念
本当に美しかった

また、屋根瓦の傾斜と反りが圧巻。
これまた写し切れず残念(私の腕がないため)。

本堂の屋根瓦
(ネコチャーンスキルの限界)
眼福
古の鬼瓦(だと思われる)
以前の鐘だろうか

庫裡(と思われる)の屋根もまた美しい。

中央に「立葵紋」
ディテールまで美しい

何かに似ていると思った。
武家屋敷だ(主観)。

手入れされた境内の植木

会社員をしていた頃に割と近くで働いていたことに今更気付いたのだが、当時は全く知らず。
知っていたら仕事を抜け出して心を清めに来ていたかもしれない。

鈴木山龍興寺(臨済宗)

信用に足るソースが現状手元にないため、分かっている範囲の話になる。

上記の光恩寺から直線距離で200m強の距離にある、善阿弥殿の御子孫がご開基の臨済宗の寺院だ。

画像出典元:Googleマップ
鐘楼?山門

三河新四国の第5・6番札所。

駐車場から鐘楼と山門を望む

今回は少々時間がなく、参拝をし、仏閣を後にした。

まとめ

今回の仏閣巡りは旧竹村城周辺の雰囲気を味わいたかったこともある。
名鉄三河線近くにあることや住宅街の中にある仏閣ということもあってか、道幅が少々狭かった。
何しろ少々迷った。

今回訪れた仏閣の他にも神社も複数あるようだ。
個人的なおすすめとなって恐縮だが、公共交通機関を使用しての散策がより良いと感じた。

さておき、熊野出身という大括りでご縁のある三河鈴木氏。
他の神社仏閣や城址にも訪れてみたいと思う、今日この頃だ。



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【参照/参考サイト】
家紋ドットネット ルーツ製作委員会 https://myoji-kamon.net/about.htm
『ゼロから学んでおきたい「戦国時代」《中》著者:文学部 史学科教授 矢部健太郎 国学院大学HP https://www.kokugakuin.ac.jp/article/171751

【画像出典元】
Googleマップ



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