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【一人はとバスツアー後編】本栖湖・富士芝桜まつり

前編はこちら。

富士山観光は「運ゲー」であると感じました。


4.朝霧高原

時之栖で御殿場高原ビールのバイキングを満喫した後は、
再び東名道に乗り西へ進み、
富士インターから国道139号線に乗り、本栖湖に向けて北上する。

満腹だったこともあり、しばらくしたらうたた寝の状態となり、
目が覚めたら広がっていた光景が以下の写真のとおり。

まず、ご覧のように富士山がくっきり見え、感動。
御殿場を出発した時は晴れてはいたものの、
富士山の山頂部分に雲がかかり、富士山がはっきり見えない状況。
バスガイドさんの話によると、
天気は晴れていても富士山に近づくと雲がかかって見えない、
こういうことはよくあるとのこと。
富士山を見に行っても富士山が見れるかどうかは近づいてみないと分からない。
富士山観光は完全に運ゲーだな、と
幸い、その後も富士山はくっきりと見える状態を保ち、
富士芝桜まつりを思う存分満喫できました。

続いての写真がこちら。

広い草原に放牧される多数の牛たち。
普段の生活では見られない、旅情を感じる風景。
ここは朝霧高原とのこと。

朝霧高原には「まかいの牧場」があるが、
恥ずかしながらまかいの牧場のことを「魔界の牧場」だと思っていて
何か魔境的なイメージをしていました。
「まかいの牧場」の「まかいの」は代表者の苗字で、
漢字に直すと「馬飼野」。
名前からして、牧場経営をする運命だったのかと。

また、話は逸れるが、朝霧高原といえば、
特急あさぎり号を思い出す。
特急あさぎり号は今は特急ふじさん号と名前を変えて、
小田急新宿駅から途中でJR御殿場線に乗り入れ
御殿場駅まで走っている。
私は実際に乗ったことはありませんが、
先代のJR版車両のフォルムが好きでした。

日本車輌製造(株)HPより

5.本栖湖・富士芝桜まつり

国道139号線を北上するにつれて、渋滞の度合いが増していく。
芝桜まつり会場付近ではほぼバスが進まず。
まつり開催期間は会場への到達難易度が高いように見えました。

富士芝桜まつりの感想をざっくり述べると、
とにかく混雑が激しい。
しかし、あたり一面に広がる芝桜の絨毯と
間近ではっきり見える富士山の共演は絶景でした。
芝桜だけでも見る価値はありますが、
当日は富士山がはっきりと見えてくれて幸運でした。

バス駐車場も観光バスがぎっしり。
私は団体専用入り口から入りましたが、一般用の入り口には行列ができていました。

5.1 富士山と芝桜の共演

先ほど述べたように、富士芝桜まつりのハイライトは
なんといっても富士山と芝桜の豪華共演。
実際にまわった順番とは異なりますが、
先に富士山を背景にした芝桜の写真をアップします。

富士山とミニ芝桜富士との共演

5.2 展望台からの風景

以上の写真より、グランドレベルでも十分な写真を撮れますが、
展望台の登れば、富士山を背景とした会場全体を見渡せる写真を撮ることができます。
展望台も人気で、登るのに行列ができていました。

展望台の様子
展望台へ登るには、この富士山の形を模したかと思われるゲートを潜ります。
階段を登ります。
展望台を登る途中にて。
展望台からの眺め・その1
展望台から・その2

5.3 ピーターラビット イングリッシュガーデン、カフェ・ショップ・展望塔

園内では「ピーターラビット イングリッシュガーデン」ということで
ピーターラビットの世界観を取り入れた建物や庭園も併設されています。
まずは、建物編ということで、それらが絡んだ写真をあげていきます。

カフェ。
展望塔とショップ。
展望塔にも登ろうと思いましたが、先ほどの展望台の列で待ち疲れたので、
こっちでも待つ気力がなく登りませんでした。
とにかく人がいっぱいでした。
ここからは以上の建物を背景にした芝桜の写真を。

5.4 ピーターラビット イングリッシュガーデン、英国式庭園

園内の英国式庭園は、イギリス人ガーデンデザイナーの
マーク・チャップリン氏によって手がけられたとのことで、
約300種類の草花が植えられ、ピーターラビットのキャラクターの置物も飾られていました。

イングリッシュガーデンの入口ゲート。
原っぱと富士山
今回の旅で富士山は日本人の心だと思いましたが、
この写真を見ると、富士山と英国式庭園は相性が良いように思います。
二匹の豚さん

5.5 ピーターラビット ストーリートレイル

「ストーリートレイル」では、
ピーターラビットの絵本に登場するフレーズやシーンが小物を使って再現されています。

5.6 映えを意識したスポット

間近の富士山、辺りに広がる芝桜、英国風のお洒落な建物、
それらだけでも十分に映える写真を撮れますが、
加えて、更に映えるためのアイテムが準備されていました。
それらの場所でも行列ができていました。

「飛び出す絵本の世界」とのこと。
窓の中に人が入って記念写真が撮れます。
こちらは「幸せの黄色い扉」

5.7 竜神池周りの芝桜

会場内には「竜神池」なる池があり、池の周りの芝桜は、
ハート型に見えるように植えられていました。
実際の順番的には、竜神池周りが最初の場所となります。

ピンクの芝桜の中に、白いハートがあります。

富士山があると、やはり富士山を中心に見てしまう。
富士山は日本人の心だと改めて感じました。

5.8 富士芝桜まつりで使われている芝桜

今回の「芝桜」は「桜」という文字が入るので
サクラの仲間だと思うかもしれませんが、
一般的なサクラはバラ科であるのに対し、
芝桜に使われるのはハナシノブ科の草花となります。
芝桜の原産は北アメリカだそうです。

「マックダニエルクッション」
今回はこの種類が主に使われていました。
白い部分はこの「モンブラン」が使われていました。
こちらの淡い紫色の芝桜は「オーキントンブルーアイ」とのこと。

今回の富士芝桜まつりでは、全部で7種類の芝桜が使われていたとのことです。

5.9 富士芝桜まつり会場の空模様

現実の自分とネット上の自分を知る人から言われるのは
私といえば空の写真の人のようなので、
当日の空模様の写真も数枚アップします。
富士山がくっきり見え、天気も良くて本当に良かったです。

富士芝桜まつり、人混みが凄かったですが、
なかなか見られない素晴らしい光景を楽しむことができて大満足でした。

6.帰りは渋滞につかまる

帰りは青木ヶ原樹海を通り、河口湖ICから中央道に乗って新宿を目指しましたが、
まず会場付近の渋滞がひどく、高速に乗った後も事故渋滞でバスがなかなか進まず。
ただそれも私の想定内で、wi-fi完備のバス内で持参したiPadで読書等で暇つぶし。少し嵩張りますが、iPadを持って行って正解でした。
新宿についたのは予定より2時間遅れの19:30ごろでした。

ちなみに、青木ヶ原樹海といえば自殺の名所とも。
どうしてそうなったか。
バスガイドさんの話によると、
樹海は噴火の被害が最も酷かった場所で、
噴火による溶岩がたくさん転がっているとのこと。
スマホのない時代はコンパスを使って位置確認をしますが、
溶岩から発する磁気によってコンパスが機能しなくなり、
一度迷うと脱出が困難になるとのことだそうです。

7.今回のバスツアーの雰囲気、感想など

7.1 客層について

まず、年齢層についてはやはり中高年くらいの人が中心のように見えました。
参加者の中では30代後半の私が一番若いように思いました。
グループの人数は2人組が中心かと。
中高年夫婦・カップルや、私よりも年齢が上の人が親と一緒にという
感じが多かったように思います。

また、今回の参加者は全部で32人で、
うち一人参加は私を含めて4人。
うち男性は私を含めて2人、女性2人でした。

7.2 自分が考えるバスツアーのメリット

  • 到達困難地であっても、自分では何も考えなくても目的地へ連れていってくれる

バスツアーのメリットは何といってもこれかと。
目的地へ行くのに、自分で経路や時間を練る。
乗り換え・乗り継ぎをうまくこなす。
これも旅の醍醐味ではありますが、
それをしないことはこんなにも楽なのかということを
強く感じました。

また、公共交通機関だけでは到達困難な場所の場合、
レンタカーを借りて、知らない場所のドライブを楽しむのも私は好きです。
ただし、近くにレンタカーを借りる手ごろな場所がない、
途中の経路の運転が難しそうということであれば、
それらをプロのバスの運転手さんに任せてしまうのも一つの手です。

とにかく、バスツアーでは到達困難地でも自分はバスに乗っているだけで
目的地に着くことができ、とても楽です。
一度は旅行の選択肢としてバスツアーを選んでみてはどうでしょうか。

  • バスガイドさんの存在

バスツアーといえば、バスガイドさん。
バスガイドさんの観光についての知識はすごいな、と。
自分だけでは素通りしてしまうところでも
バスガイドさんの解説により面白いと感じることができます。

また、バスガイドといえば、
今回のバスの席は前の方だったので、
バスガイドさんの表情や動きをよく見ることができました。
バスガイドさんの仕事といえば、ガイドをすることが真っ先に思い浮かびますが、
ガイド以外にも、運転手の見通しの悪い場所では
運転手に道の状況を伝えたりと運転補助の動きをしていました。
加えて、目的地が近づいたら目的地の担当の人に連絡をしたり、
道の渋滞で予定が遅れそうになったら、事務所に連絡を入れたりと
ガイド以外の仕事もあるのだなと思いました。

今回のガイドさんはおそらく今回のバスの乗員の中では一番若い感じでしたが、
ガイドも面白く、何といっても笑顔が素敵で、
自分の中で印象に残っています。

7.3 自分が考えるバスツアーのデメリット

  • 自分だけの旅と比べると自由度が低い

自分だけの旅の場合は、途中の状況や気分等によって、
計画を変更して自由に行動することができます。
しかし、バスツアーの場合は最初から行程が決まっていて
ほかのツアー客もいる団体行動なので、好き勝手に別の場所へいくことはできません。
(決められた範囲での自由行動は可能ですが。)

心のゆくがまま、風に吹かれるがまま行動をしたい、という人には向いていないかもしれません。

  • 客ガチャ

他にどんな客がいるか、それも旅行の中身を左右するかと思われます。
幸い、今回のバスツアーでは、集合時間に大幅に遅れる人もおらず、
昼食がビール飲み放題だったので
そこでベロンベロンに酔っぱう人も出るかと想定しましたが、
そんな人はいなかったように見え、
移動中、必要以上に騒ぐ人もおらず、
私の相席の人もごく普通の人で、コミュ障な自分でも最終的には挨拶程度は交わせるくらいにはなり。
つまり、今回は全体的に他の客の感じが悪くなく、
やはりはとバスを利用する人たちは上品な人が多いのかな、と。

しかし、中に迷惑だったり不快な人がいると、
せっかくの旅行に水がさしてしまいます。
バスツアーではその辺のリスクもあるのかと。

学生時代、スキーバスでスキーに行ったことがありますが、
その時、自分はしっかり睡眠をとって次の日に備えたかったのに、
一晩中騒がしいグループがいて、一睡もできなかった記憶があります。

でも、客ガチャが外れるのも、ごく稀でしょう。

とにかく、旅好きな人は一度はバスツアーを試してみてはどうでしょうか。

それでは。

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