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【映画メモ】ブルーピリオド(2024)

異動前の職場のときは、
休みをとってよく平日の空いている映画館へ行っていましたが、
今の職場に移ってからはまだそれをしていませんでした。
今回、ようやく夏休みが取れたので、久々に映画を見に行きました。

1. 概要

周りの空気を読んで流れに任せて生きてきた高校生が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に全てを賭けて挑んでいく―好きなことに真剣に向き合う主人公の挑戦に、胸が熱くなる感動のドラマとして待望の実写映画化。

映画公式HPより

ソツなく器用に生きてきた高校生・矢口八虎は、美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた。
悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみた。その時に絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたと感じ、
美術に興味を持ちはじめ、のめりこんでいく。そして、ついに国内最難関の美術大学への受験を決意するのだが…。
立ちはだかる才能あふれるライバル達。正解のない「アート」という大きな壁。
経験も才能も持ってない自分はどう戦う!? 八虎は【自分だけの色】で描くことができるのか。

映画公式HPより

本作はどうやら漫画原作の作品だそうです。

主人公は眞栄田郷敦が演じる「矢口八虎」。
成績は良いが、酒やタバコをし、
渋谷で仲間たちと朝まで夜遊びをする不良高校生。

何となく日々を過ごし、どことなく満たされない毎日を送っていたが、
とあることをきっかけに美術に目覚め、
芸術系大学の最難関である東京藝術大学を目指すことを決める。
それに向けて奮闘する様子が劇中で描かれています。

映画公式HPより

2. 眞栄田郷敦について

眞栄田郷敦といえば、私の中ではドラマ「ノーサイドゲーム」
(社会人ラグビーの話)のスーパールーキー、七尾のイメージが強い。
ノーサイドゲームでの七尾はどこからでもドロップゴールが決められる
いわばチートキャラ。

対して今回の八虎は、
美術に目覚めた後は泥臭いイメージ。
そんな眞栄田郷敦も良いと感じました。
絵を描くことは好きだが、
周りを見渡すとセンスが高い人ばかり。

七尾と八虎で共通しているのは、
方向性は違うが弱さがあること。
その弱さをどう克服するか、
どうやって共存しながら進んでいくか。

3. トップを目指すということ

スポーツでも芸術でも何でも、
まずは楽しめるかどうかが大事だと自分は思います。

しかし、本作を見ていて、それでトップを目指す、
となると話は違ってくると感じました。
トップを目指す人たちは、その分野で秀でている人ばかり。
その中で更に抜きん出る必要があります。
特に、芸術の場合は、自分と徹底的に闘う必要があるように感じました。
つまり、トップを目指すのには苦しみが必ず伴います。

よく、やるからにはトップ目指せ、という人がいますが、
私はそれは違うと思います。
ただ、トップを目指すプロセスに意味を見出せる人、
また、そこでの苦しみさえも楽しめる人であれば
トップを目指して良いのではと思います。

さて、結果を言ってしまうと、最終的に八虎は見事に
東京藝術大学に合格しますが、
その後の奮闘が楽しみで是非見てみたいと思いました。

それでは。

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