毎日note#163 サポートなし時短よりフルタイム?
時短は使うな、って言われたの。
だけど、"周りのサポートは今よりあった"からね。
社内報インタビュー中にベテラン女性社員さんが語ってくれた。
うちは人材系ということもあって、福利厚生はしっかりしているし、なにより女性社員が多い。
前職の運送屋では、
業界柄そもそも女性が少なかったし、結婚や出産を機に居なくなるような雰囲気だった。
(実際にわたしが退職するときも結婚?と言われた)
だからこそ、ここの人材会社に来てからは育休復帰された方が沢山いることや、時短就業されている方がいることが輝かしく見えた。
実際はこの風景が当たり前になったのは、ほんとここ2年くらいの話だったみたいで。
ただ、少し前は時短はできない(許可されない)けれど、フルタイムながらも子供イベントや急な発熱の際は早退をしやすい環境だった様子。
まわりの積極的なサポートや、早く帰りなよ〜といった気遣いもあったとのことで。
たしかに子育て世代以外からすると、確実にしわ寄せはあるし不平等ではあるけど。
制度としていまは整備されているけど、
それゆえに「時短の人だから」だけの認識になっていて、周りの積極的な声掛けやサポートは無い。
なんだか旧来の「時短制度は使えないけど周りが気遣ってくれる子育て」と、
現在の「時短制度は使えるけどまわりのサポート特になしの子育て」
どちらがきびしいのかよくわからなくなった。
もちろん制度の整備は必要だけれども、結局いちばん助かるのはまわりのサポートや気遣いといった人間の意識的な問題なのかもしれない。
どんなに外形だけあったって、そこに気持ちがなければ役立たずなのかもしれない。
時短の方が定時を過ぎていたら声をかけられるような存在にならなければ。
そういった風土づくりは制度づくりよりもずっと難しく、時間がかかるのかもしれない。
しかもそういった人間的な面は、人事部なんかの間接部門の力ではたぶんうごかせない。
実際に現場でやってる社員たちがいかにうまく普段からコミュニケーションを取っているか、どのように仕事を廻せるのか具体的に考えていくしかなくて。
やっぱり現場経験のないブレーンってあんまり意味ないのかも。
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