言葉の豊富さに憧れる
レッスンで、より多彩な音や、より深い表現を引き出すための教師の言葉がけ。
『うーん、もっといい言い方はないのか自分!』
とレッスン中に自分につっこみたくなる日もしばしば。
うまいこと言えた!という日の方がまだまだ少ないです。
うまく伝えられない時は、私がお手本の演奏を弾いて、聴いてもらうと早いのですが。
家に帰ってからも思い出せるように、また保護者の方にも見てもらえるように、言葉にして楽譜に残しておきたいなとも思うのです。
例えば、こんな言い回し。
▪️『やさしい音で弾いて』→『あったかーいお風呂に浸かってる感じ』『フワフワのマシュマロや赤ちゃんの手ってどんな感じ?』
▪️『たのしく弾いて』→『お花畑の中でスキップしたくなるような』『酔っ払ったおじちゃんがおどけた様子』
▪️『美しい音で弾いて』→『海にお日様の光が当たってキラキラ輝いてるよ』
など。
弾き手がもっとその曲の良さを引き出せるような言い回しが、パッと出せるようになりたい。
以前師事していた先生はそれがとても上手で、自分の演奏が変わっていくのを実感しました。
言葉の豊富さ、すごく憧れます。
そうなるためには、音楽以外のことに目を向けてみることが大切なのかなって。
自然に触れたり、景色を見たり。
本を読んだり、映画を観たり。
色んなシーンを体験して、音楽も豊かになっていくんだろうな。
ウィーンに留学していた頃は毎日自然の中を散歩したり、新しい街並みに触れたり、感覚が最大に研ぎ澄まされていた気がします。
子育て中心の現在ですが、壮大な自然や新しい景色に触れる時間も久しぶりにとりたいなぁと最近の生活を振り返って思いました!