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半身で過ごす

おはようございます。
昨日は昼酒をしてしまい、夕方にベッドイン。
おかげでこれでもかというくらいの早起きとなってしまいました。
夕方に寝てしまった罪悪感はあるものの、週末の早朝のこの時間に活動できているのを考えると、これはこれでよいか、とも思ってしまいました。

そんな中、最近読んだ本の紹介です。

最近のベストセラーで書店に行くとどんと積んであったりします。
自分自身定期的に読書はしているので、この本のタイトルには該当しないのかもしれませんが、帯の「疲れてスマホばかり見てしまうあなたへ」というところは、胸がちくっとする部分もあり、手に取ってしまいました。

読書と社会や働き方の関連を時代の変遷とともに紐解いていくという、単なる読書本というよりは、歴史にも絡んだ一冊でした。
詳細は他の評論されている方に譲るとして、自分として刺さったのは以下の半身労働社会に関する記述です。

サラリーマンが徹夜して無理をして資料を仕上げたことを、称揚すること。
お母さんが日々自分を犠牲にして子育てしている子を、称揚すること。
高校球児が恋愛せずに日焼け止めも塗らずに野球したことを、称揚すること。
アイドルが恋人もつくらずに常にファンのことだけを考えて仕事したことを、称揚すること。
クリエイターがストイックに生活全部を投げうって作品を作ることを、称揚すること。
そういった、日本に溢れている、「全身全霊」を信仰する社会を、やめるべきではないだろうか。
半身こそ理想だ、とみんなで言っていきませんか。

なぜ働いていると本が読めなくなるのか  

以前に比べ働くことが100%、という風潮ではなくなってきたものの、もっと自分の時間(読書など)を楽しむ社会、そのためには全身全霊ではなく、半身で働くのがよいのではないか、という考え方には共感を覚えました。
決して仕事に手を抜くわけではない、ただ全身全霊でやるのが当たり前、なぜやらないの、という空気感ではない方がたしかにポジティブに過ごしていけそうな気がします。

自分自身の過ごし方の考え方の一つとして、いろいろと考えさせる記述でした。

朝から贅沢な時間を過ごすことができている今日、半身で生活していこうと思います。

今日も穏やかに。

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