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Nの集落

みなさまのおかげで今年で運営8年目になりました有料ノート。タイトルを「Nの集落」に改めました。毎週金曜日が定期更新日。テキスト、演奏動画、音声配信の投稿をしています。わたしのモノ…
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記事一覧

生きます。

生きます。

じいちゃんが死んだ。

戦争を生き延びたじいちゃん。阪神大震災で生き残ったじいちゃん。ばあちゃんと出会ってくれたじいちゃん。かあちゃんを育ててくれたじいちゃん。阪神タイガースのファンだったじいちゃん。散歩と本が好きだったじいちゃん。マクドナルドにビールがなくてすねていたじいちゃん。図鑑を買ってくれたじいちゃん。最初のギターを買ってくれたじいちゃん。

大人になってからサシでゆっくり酒を呑めたら良か

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京都

京都

とんとんと。

ワイヤレスのイヤホンをケースにしまいながらハイティーンの彼女が駅の階段を降りてくる姿が見えた。

ロータリーではヘルメットをかぶった彼がそれを見ていて、手にはもうひとつヘルメット。

夏の夜はおそくにやってきて、すぐに明けてしまうから。さぁいそいで。

さて眼前で繰り広げられる青春とは違った形をしたものだが、おれにも青春もたしかにあって。

やたらと高鳴りする改造スクーターのエンジ

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奇妙な楽器

奇妙な楽器

おれも楽器ができたらなァ…
というのが口癖であった。

よそで会うには会うが。
久しく家には行かぬような。

そういうやつがいる。

このたび彼の家に十年ぶりに訪れた。

なにこれすごない?!
いやぁ、すっかり凝ってしまって!

しばし談笑の後、奥の部屋に通されると、そこにはギブソンからフェンダーからエレキギターが壁一面にディスプレイされている。

じゃーん!こっちはアコギ部屋!

しばし試し弾き

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プールサイドの暑さを憶えてる

プールサイドの暑さを憶えてる

お盆の連休どこか行くの?
特にまだ決めてないですね。

JOHNNY ON THE BGM!!

JOHNNY ON THE BGM!!

ジョニー オン ザ ファンダンゴ!!

2024/7/13にファンダンゴに来てくれたみなみなさま、気にかけてくれてたみなみま、おかげサマーの夏真っ盛りで、イベント大成功(たのしかった!) ありがとうございました!

おれが今回やったことはこの二つくらいかな?

出番順を決めた!
セトリを決めた!

あと、
BGMを作った!

もちろん皆々様のおかげで爆発的に盛り上がったわけで、ヤバいライブの連続

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[会報]N807.第二週

[会報]N807.第二週

さていよいよ明日になりました〜
ちとみじかいですが、今の心境をば

気忙しく過ごしていたわりには思いついたことの半分もできてなかったりするのですが、それはまま次回に活かすとしまして、ひとまずやれることはやったのではと思ってます!あとはたのしむだけだ〜

同年代で同じようなロックを好きでやってる人が集まるのがうれしくてさ

ロックンロール黄金時代がドンピシャじゃないわれわれ、若いのによく聴いてるね〜

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[会報]N807.第一週

[会報]N807.第一週

金曜日です、毎週ありがとう〜
こちらンダのマニア向けの記事になってますのでご了承を!!

今回はこちらの三本(サザエさんみたいね)

・雨の日の日記
・健康診断
・サブスク

でお届けします!

[会報]N806.最終週

[会報]N806.最終週

電車から車窓を流れる風景をぼんやりとながめながらのひとり言「時々、ここが船の上だということを忘れてしまうんだ…」。これをつぶやくことで何やら巨大な船上の街に暮らしているような気持ちになれる私ですが、みなさまいかがおすごしでしょうか?すごい船だね〜!先週は会報のお休み失礼しました!

企画イベント迫る!特典まとめ・缶バッチプレゼント

来場者の方には缶バッチをひとつプレゼントさせていただきます。デザ

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[会報]…おやすみ

[会報]…おやすみ

どうも、ンダです!
書きたいことがたくさんあるんどけど、今週はちとまとめてる時間がなくて…

[会報]N806.第三週

[会報]N806.第三週

一日遅れました…ライブでしたのでお許しを!
ということで今回はライブ速報です〜

6/14@ファンダンゴ

[セットリスト]

1.アウトサイダー
2.JOHNNY ON THE SATURDAY NITE
ーMCー
3.西の訛
4.一分一秒
5.アールのジャンキー
ーMCー
6.ポニーテール
ーencoreー
7.新しい日々

[会報]N806.第二週

[会報]N806.第二週

昔、三十歳から歳を数えていないというホームレスの男と酒を呑んだことがある。その時はえらくカッコつけた人だと思ったんだ。当時のおれは二十歳そこそこで、友達と出会った時のことや恋人と過ごした期間、バンドの活動記録からレコードを買った店や日程、その日の天気まで事細かに自分史を記憶していて、そしてそのことがアイデンティティでもあったため、自分の年齢さえ分からぬ人がこの国にいるとは…と衝撃を受けた。男は五十

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