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直観とはなにか 中野剛志と浜崎洋介に学ぶ直観
中野剛志「直観とは暗黙知」
浜崎洋介「直観は調和に関する感受性」
などと言っているのを動画で見たような気がしますが、見事に面白いのがこの二人の直観の捉え方が「一瞬を切り取った面」なんですね。
中野剛志は「(それまで培ってきたかどうかはともかく)その時(←ここポイント)のみんなが知っているなにか」で、浜崎洋介の方は「その時(←ここポイント)にみんなが調和しているものへのなにか」と見事に一瞬の面を指して言ってるんですね。まあ、それはいいとして。
では、直観とはなんなのかを直観型の自分が語るなら、正直、意識したことすらありません。
つまり、直観型からしたら「勝手に思いつく」のであり、「直観とは〜」と捉えるものではありません。
以下の動画はワールドカップ1ヶ月前に語ったものなんですが、内容は「森保ジャパンは全部酷いけど、なんか知らんけどいいとこまで行く気がする。スペインには勝てるんじゃね?」って予言です。
あの時の状況で、ほとんどの論者が悲観的に「GL敗退」を予測する中、自信を持ってベスト16以上を的中させた論者は西部謙司と影山優佳と自分くらいのものですね。
この時の論拠は特になく、「なんとなくそう思った」からの後付けの理論をつけてっただけです。強いて言うなら、森保監督が率いたサンフレッチェを見ていたのと日本サッカーのレベルアップを把握していたの二点ですかね。
あと、この3人のもう一つの特徴はおそらく欧州リーグと日本人のサッカーの両方を見ていたところじゃないでしょうか。西部謙司はJ2も見ているし、影山優香はJを見ているし、自分は日本人のいるチームをよく見るし、で三人とも「日本人はレベルが低い」という偏見がなかった気がします。とまた直観を働かせてます。
つまり、直観型の直観とは自動的に機能する「パッシブスキル」なんですよ。
一番わかりやすい表現は「女の勘」。これです。
「なんかよくわからんけどそんな気がする」からの疑いや逆算が始まり、人に伝えると「なんの根拠にそれいっとんねん」扱いを受けるとこまでがワンセット。
だから、働きとしてはすごいいい加減に働く機能ですね。
そして、人によって精度の差がものすごいあるので、精度の低い直観型は出鱈目と思いつきに囚われたただの馬鹿ですので、ご安心ください。
最後に、直観の精度の差は経験と知識量と知性と応用力で決まるように思われますが、多分これも他タイプから見た「直観の精度」です。
これも面白いのが、「直観」と言う「言葉」から「溢れでたなにか」があると自分が指摘している点ですね。