なぜジブリやディズニーに需要があるのか 村上春樹を読む大人達の知性
なぜジブリやディズニーの需要があるのか、疑問に思ったことがありませんか。
・子供に見せるのにちょうどよい
・安心して見せられる
・皆が見ているから安心だ
自分の子供にジブリやディズニーの作品を見せる理由としては、こういったところでしょうか。
この理由なら、多くの方が納得すると思います。
幼稚園児の情操教育とか言って「進撃の巨人」や「ムカデ人間」を見せるのはいかがなものかと思いますから。戦争映画やゾンビものも。
「流石にそれはまずいでしょ」って総突っ込みがきそうなチョイスですから。
ある意味、脳死で子供に与えるに相応しい作品群がジブリやディズニーと言えるのでしょう。
では、なぜ大人と言われる年齢になっても見続ける人がいるのか、そこに疑問を持った方はいないでしょうか。
ジブリやディズニーの作品の特徴としては
・現実の汚いもの(差別や悪人を含む)を排除し、綺麗事がまかりとおる世界を構築している
・個人と世界の中間項を排除して、主人公達の思いが影響、浸透しやすい狭い世界を採用している
・わかりやすい悪がいる←善は悪を叩く時のみ発生する
・主人公側の要求が通った形でハッピーエンドで終わる
とここまで眺めてみて、ある作品群を彷彿としませんか。
セカイ系です。
子供が「大人は汚い」とか言いながら、好き勝手して、好き勝手な主張がしながら、世界を滅ぼそうとする敵を倒してハッピーエンドのあれ。
新海誠、細田守、「新世紀エヴァンゲリオン」、「最終兵器彼女」、「二十一世紀少年」、「CLANNAD」などのあの作品群ですね。
そして、村上春樹もセカイ系出身で、「世界の終わりとハード・ボイルドワンダーランド」や「ねじまき鳥クロニクル」なんかはモロセカイ系です。その他作品も物語の構造が似たような構造にあります。
実は、ジブリとディズニー、セカイ系、村上春樹はそっくりなんですね。
画一的な価値観で彩られた狭い世界で主人公側のどうでもいい主張を垂れ流す意味で。
あと、こんな世界観だと現実味がないから、作品に息吹としてのリアリティを与えるアイテムもございまして
ジブリは食事
ディズニーは…知らん
セカイ系は激しい暴力や怪我
村上春樹は性
という具合に、作劇術までそっくりなんです。
つまり、子供の頃からこんな作品を見続けて、大人になってもこんな作品を見続けると、どうなるか。
大人の物語を受け付けなくなるんですね。
だから、いつまでも「子供向け」のジブリやディズニーやセカイ系や村上春樹を鑑賞し続ける「幼稚な価値観しか持たない大人」が大量に生まれてるんです。
これは日本に限ったことではないでしょう。
アメコミ映画やポリコレまみれの中身に薄っぺらいハリウッド作品やドラマが世界中で大量に消費されてますから。
ジブリや村上春樹はその象徴みたいなものです。
そして、そんな大人はどんな状態かと言うと
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かようにして、物事の判断基準を持たない知性に低い大人が大量発生しているわけです。
まあ、この状況はアレクサンダー・トクヴィルが「アメリカンデモクラシー」の中で予言してたみたいですが。
三島由紀夫も以下のように
「このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るのであろう」
これは80〜90年代のことを予言してるんでしょう。
現代日本はお馬鹿な経済政策と外交政策を繰り返して、もはや豊かですらなくなってます。
子どもの支配する現代社会…世も末ですね🤗オワタ
オプチャで以上のような会話をしていますので、よろしければ🤗よろしこ
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