【本棚】シンガーソングライターと歌い手・歌い手が拓いた世界
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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2024年11月4日配信の書き起こしです。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代のリテラシーを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは 、
【本棚】シンガーソングライターと歌い手・歌い手が拓いた世界
というものです。
ROCKIN' ON JAPAN 12月号が届いた!
月曜日は本の話をしています。
先週、今年3冊目のROCKIN' ON JAPANを注文した話をしました。
発売日は先月末ということで、うちには11月1日の金曜日に届きました。
仕事中に配達済み通知が来たのでウキウキしながら帰宅して、早速記事を読んじゃいました。
Eveさんの特集からAdoとの対談まで、ちゃんとEveさんの楽曲を聞きながら。
こういう時にすぐ楽曲にあたることができる環境はほんとにいいですよね。
昔は放送局にでも勤めていないとできなかった芸当ですから(笑)
Eveさんはメジャーになって随分経ちますけど、ネット配信から始めているので、そこが原点というか、今もその感覚を大事にしているのですね。
だからYouTubeにもたくさん作品を載せていて、再生回数が何億回という動画が何本もあります。
Eveさんのお声は耳に優しいところがあって、穏やかに聴いていられるところが僕は好きなんですよね。
で、Adoとの対談に進みました。
Eve×Ado
これまで直接話したことはなかったそうですが、活動の場が重なっていたこともあって、もちろんお互いに意識はしているというか、Adoにとっては早くからフォローしている先輩だったみたいです。
で、EveさんもAdoのメジャーデビューの前からフォローしていたとのことで、Adoの軌跡を見ている感じだと言っています。
最近のメジャー楽曲の中には、ボカロから始まったアーティストのものがたくさんありますが、EveさんもAdoももちろんその影響を受けていて、歌ってみたの歌い手からスタートしています。
Eveさんはシンガーソングライターとしての側面も大きくなりましたが、歌い手として色々な歌を歌うのも楽しんでいるのですね。
Adoはもちろん歌い手を名乗っていますのでベースはそこですが、先月リリースした初夏ではシンガーソングライターとしての一歩を踏み出しました。
歌い手が拓く歌う自由の世界
この対談を読んで、僕がなるほどなと思ったことは、歌い手文化は新しいのだということでした。
これまでの音楽の世界は、オリジナルが至高という文化だったと思うのです。
その結果、ガチガチの著作権で、特にメジャーになったシンガーが自由に歌うことは制限されているわけですよね。
でもオリジナルを作るだけじゃなくて、いい歌があったら歌いたいという気持ちはメジャーシンガーにもあるわけで、
これまではカバーという形で曲りなりにそういうことをやってきたけれど、あまり大々的にやっているケースは多くないと思うのです。
オリジナルが主でカバーは従みたいなイメージですよね。
まあこれには利益配分の問題があるわけですが、この利益配分をITの世界に載せることで、もっと自由に歌えるようにしようという動きがあるわけですね。
カバー作品で収益が出たら、ちゃんと原作者にも配分できるようにシステム化できたらもっと自由に歌えるのではないかという観点です。
これ、ニコニコ動画が結構頑張ってきたものなんですよね。
この作品を使っていますときちんと宣言することができる仕組みがあるから、歌ってみたみたいに「僕もわたしも歌ってみよう!」と安心してやれるようになり、その結果としてたくさんの才能が生まれてきているのです。
誰でも歌ってみようという文化はカラオケから始まったものではないかと思います。
僕から見たら、若い人たちはみんな歌が上手いなと思うんです。
それは、普通にカラオケで歌うという文化があったからですよね。
その次のステップとして、ネットの世界で自分の歌を聴いてもらおうというのは自然の流れで、カラオケの運営会社が権利関係を整理して使いやすくしたように、ネットの世界ではニコニコが誰もがネット上に自分の歌を公開できるようにしたのですね。
これ、実はものすごく日本的なやり方で、まだ世界には広がっていないのではないでしょうか。
ある意味、古い著作権の世界がまだまだ幅を利かせているということができると思います。
でも、歌う自由みたいなものをほんの少しでも広げてみたら、なんだかすごいことになってきたぞというのがAdoの世界のような気がするのですね。
ファントムシータの横顔
これ、11月1日に行われたAdoプロデュースのファントムシータの武道館公演のセトリを見ても感じました。
今から見たらちょっと懐かしいけど、とてもいい楽曲をファントムシータがカバーしているんです。中森明菜とか松田聖子とか。
大好きな素敵な曲を見つけたから歌ってみたよ!って感じです。
すごくいいと思いませんか?
もちろん裏ではきちんと権利処理しているわけですが、もっとやりやすくなったら懐かしい歌が歌い手によって息を吹き返して、それが世界に広がっていくかもしれない。
だから、Adoもファントムシータも世界を目指すのです。
これ、本当にすごいと思うんです。
こういう文化を世界に広げたいという思いを、僕たち日本のファンもちゃんと共有したいものだなと思いました。
EveさんとAdoの対談を読んで、ニコニコから生まれたものは大きいのだなと改めて思ったのでした。
来年はその口火を切る年になるでしょう。
だからAdoのワールドツアーは「火花」なんですね。
ワクワクしませんか?
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今回は、シンガーソングライターと歌い手・歌い手が拓いた世界という話をしました。
今日はここまで。
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おわりに
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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