肩甲骨と骨盤を使うコツ
肩甲骨や骨盤が大事というのは、雑誌や本でも書かれていると思います。
スポーツ誌でも、肩甲骨や骨盤を使ってスイングするというような解説もされていますね。
身体の構造を見ても、肩甲骨は腕の根っこになりますし、骨盤は脚の根っこなので、全身を使っていくという意味でも重要な場所です。
今回は左右非対称をお伝えしていく上でそこにつながっていく大事な法則があるので、そちらをお伝えさせていただきます。
それは「関節は一つ飛ばしに協力して動く」です。
腕であれば、手首、肘、肩関節、肩甲骨と関節がありますが、手首と肩関節(青印)は協力して動き、肘と肩甲骨(赤印)が協力して動きます。
脚であれば、足首、膝、股関節、骨盤となりますが、足首と股関節(青印)が協力して動き、膝と骨盤(赤印)が協力して動きます。
手首・肩関節コンビをメインで使うか、肘・肩甲骨コンビをメインで使うかで身体の使い方は大きく変わります。
具体例でいうと、テニスなどでも手先ばかりが動いて、手打ちになっちゃう方がおられます。
そういう場合は、手首・肩関節コンビをメインで使っちゃっているのが原因です。
身体の構造をみていくと、肩関節は体幹部(黄色)よりも外側にあるので、体幹部を動かさずに動くことができます。その結果、手打ちになりやすくなります。
テニスに限らず、体幹部が協力して動くような使い方にするには、「肘」が協力するように働きかけることが重要です。
そうすると肘・肩甲骨コンビが動いてくれて、一緒に体幹部も動いてくれます。
脚だったら、「膝」がそれに該当します。
固すぎない床(布団の上など)で、膝立ちをして、そのまま足踏みをしてみるのがおすすめです。そうすると、膝とともに骨盤、そして体幹部が一緒に動き始めます。
こうやって関節は協力しながら動いていて、左右によってもメインで稼働する関節が違ってきます。