とよたまちなか芸術祭2024が本日10/26から開幕しました。
今回私が制作した展示について、すこし書いておきたいと思います。
導きのレッスン - 眺める
樹齢約100年の蜜柑の木を中心に、中庭の事象とそれを眺める自分との心身の関係性の道筋を辿り直す、言葉のインスタレーションです。この場所でしか体験できないものになっているので、お近くの方は見にきてもらえると嬉しいです。
タイトルの「導きのレッスン」は、鑑賞者への、というより、私のための、という意味合いで名付けました。私が中庭と対峙したときに、何が内面で起こっていたか、それを追体験してもらうために何ができるのか。展示を考え、制作する過程そのものが、私にとってのレッスンでした。
導きのレッスン - 覗きこむ
上の写真は、同じ廊下部分に展示したドローイングです。窓の展示がやや論理に傾きすぎたので、より感覚的なものにしました。
一見すると意味を成さないただの線に見えますが、よく観察すると、歩いたり走ったりしながら行進するものたちの姿が見えてきます。
それらは全て、正面玄関側廊下に展示している詩の全文をくずしたものです。絵になったり、文字になったり。頭の中でスイッチが切り替わる感覚を楽しんでみてください。
(実は1枚目の下段と2枚目の上段が逆になっていて、今朝直しに行って上記の説明書きを添える予定だったのですが、体調不良で動けなくなってしまったので、こちらに記載しておきます。)
11/2(土)のギャラリーツアーには、私も参加予定です。喋りすぎないように気をつけますが、きっと色々喋ってしまうんじゃないかと思います。
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開催概要