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「0322Fri.-入院11日目 #16UC治療の一ヶ月の金額/日本の優れた保険制度を守れ」潰瘍性大腸炎日記

日曜日からステロイドの点滴30mlから服用タイプ20mlに切り替え予定だそうだ。月曜日の内視鏡検査次第では食事も始まるし、外来も視野に入れていけるそうだ。ちょっとずつ進んでる感が有るのは有り難い。

入院依頼はじめての請求書が来た。9万円ちょっと。この病院では10、20、月末締めになるので12日入院で9日分の金額になる。初日二人部屋で差額ベット代があるので、一月で25万ぐらいになりそうだ。後半投薬の内容や食事がついたり内容が変わるだろうがそこまで差異は出ないだろう。多くて30万といったところか。

庶民にとってはかなりの出費だ。

しかし、嫁様が難病指定の申請を申し込む際にいろいろ調べてきてくれたのだが、高額療養費という健康保険の制度がある。これは1日から末日の間で所得に応じて定められた一定金額を超えた医療費の支払いがあった場合、超えた分が還付されるというもので、自分の場合は自己負担額は数万程度に圧縮されそうだ。ざっくりとしか説明できないので、詳しくはちゃんとしたところで調べていただくとして、この制度は難病だからということではなく、健康保険に入っていて申請さえすれば受けられるので皆入院するような事になったらすぐに手続きすべきだ。

概算で月30万は三割負担の金額なので10割だとしたら100万円。それが申請すれば数万円で100万円の価値の治療が受けられる。高齢化・人口減少で原資も限られているので維持は難しいかもしれないが、日本の素晴らしい保険制度は守っていってほしい。

アメリカのように任意の保険しかないような国はお金がなくて治療が受けられず死ぬしかないような状況で、当時オバマ大統領が改革しようとしていたオバマケアも事実上廃止になったし、日本と同様の皆保険制度のあるドイツでさえ、診療報酬の高いプライベート保険に入っている患者が優先されて通常の患者は診察を受けられない自体に陥っているという記事を読んだばかりだ。

もちろん立派な方は今でもいると思うが、政治家や官僚は総じて昔より劣化して(国民全体がそうだから仕方ない気もする)志の低い人も多くなった印象な中、それでもまだ日本が積み上げてきた文化やインフラや制度には民の暮らしを良くする志や誠実さが残っているように思う。

日本もまだまだ、捨てたもんじゃない。


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猫神九三
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