[STELLARIS] プレイ日記(2)-アウトレテクノクラシー:宇宙に出て最初の1年の出来事
地球の皆さんこんにちは。この連載では、ゲーム「Stellaris」において、宇宙国家「アウトレテクノクラシー」を経営し、その歴史を記してゆくこととする。
ゲーム開始!…とゲームシステム解説
さて、国造りと銀河の設定をしたところで、プレイを開始しよう。プレイの開始時は様々な設定を行う必要があるため、作業量が多くなる。初心者向けの解説を挟みつつ進める。
暦
このゲーム上では、ゲームの運営の都合上、我々地球の暦を使用している。うるう年はなく、1か月=30日、1年=12か月だ。開始年は「2200年」。
資源
メニューの左上に表示されているコレ:
が、このゲームにおける「資源」だ。カーソルを合わせれば詳細を確認できるが、それぞれの説明をしておこう。
ここに書かれていない資源として「交易価値」そして「快適度」がある。これらは後で改めてご説明する。
各資源の関係を、以下画像に示す。とんでもなく複雑に見えるが、初心者にお勧めしておくのは、「とりあえず0にしないこと」、そして、「常にプラスを保つこと」だ。そうしておけば国にとって不都合なことは一切発生しない。
銀河とFTL
これが、今回プレイしてゆく銀河だ。Elite:Dangerousほどではないが、大量の星系が存在する。線でつながっているところが「ハイパーレーン」で、このゲームでは、この「ハイパーレーン」によって「FTL」を実現している。ゲーム終盤まではこのハイパーレーンに沿ってしか宇宙船を動かすことができない。拡張時にはここを頭に叩き込んでおく必要がある。国境を狭くすれば、国境警備に必要な軍隊や基地の量が減るぞ。まだ線が見えていないところは、探索船などを送り込んだり、他の国に星図をもらったりすることによって見えてゆくようになる。
資源の生産と拡張
もう少し拡大しよう。星系の下に資源のマークが見えるはずだ。(ちなみに歯車は「工学研究」の出力だ。)採掘基地を建設すれば表示される資源が手に入るようになる。
赤色と灰色のグラデーションの丸いマークが「タタンガ」と「リンボース」に見えるが、これは、入植可能な惑星があることを示す。自分の領土を広げたい場合は、まず調査船を送り込み、その星系を完全にスキャンしたうえで、「前哨地」を建てる必要がある。すでにほかの国に取られてしまっていた場合、基本的には、「請求権」を出して、戦争をする必要がある。
技術研究の開始
画面上側の虫眼鏡マーク・・・
これが研究だ。何も研究していない状態だと、このアラートが出てくる。何も研究していない状態でも「研究力」は蓄積していき、次の研究をする際にその蓄積分が消費され、バフがかかるようになるが、「何も研究していない状態」は基本的に無駄なので避けなければならない。
研究は3分野あり、それぞれの分野で、「現在研究できるテクノロジーの中から幾分ランダムな形で4つ」の候補から研究対象を選ぶことができる(のちに技術研究や伝統で候補の数を増やせる)。「幾分ランダムな形」と記述したのは、技術の中には出現しにくい「希少なテクノロジー」も存在することを考慮した言い回しだ。
技術の選択は、基本的に「バフがかかる」ようなものをアンロックしてゆくとよい。選択すれば、「現在の状態で」何か月研究の完了に必要なのかが表示される。先は長そうに見えるが、研究出力を上げてゆけば研究速度も加速度的に伸びてゆくぞ。
リーダーの特性
次に、リーダーの選択だ。
このマークが出たときは、リーダーがレベルアップして新たなる「特性」を得ることができる状態であることを示す。このマークをクリックするとこの画面へ移行し、
「プラス」マークをクリックすれば、そのリーダーに能力を追加or能力を伸ばす選択画面が出現し、
リーダーを強化することが可能だ。
種族
左側の遺伝子のようなマークをクリックすると、「種族」が選べる。種族毎に特権を付与したりすることができるが、そういうことは権威主義国家がやることなので平等な権利を設定する。
ただし、一点だけ、この国では特別なチューニングが必要になる。「国是」に「技術官僚の支配」を選んでいるので、「学術特権」という地位を設定することができる。これを最初の種族と、「デフォルトの権利設定」に対して行っておけば、初期種族だけでなく、後から移民などで入ってきた国民も、同じ地位を与えられる。
ロボットも、いずれは自我を持ち、市民権を主張するようになる。よくあるSFでの出来事が、あなたの国の課題になる。
2022/01/01 国家経営事始め
さて、頭が痛くなるような説明が続いたが、ここからが始まりだ。
ジー星系とその先の調査
さて、まず、領土拡張のために、資源探査をやらせなければならない。ロベルトに調査を依頼する。「ジー」という星系と、「タタンガ」という星系は最優先で確保しておきたい。「リンボース」はどちらにせよ我が領土で囲われているので急ぐ必要はない。
「タタンガ」方面はもう一隻調査船を作って調査させるとして、このロベルトが指揮しているOS ニュートンにはさらにその先も調査してもらう。「Shift」を押しながら指示を与えると、「追加で指示」することができ、最初に命令したタスクが終了した後それを自動で実行するようになる。
調査船の新造計画
先程述べた追加の調査船をつくろう。①造船所を選択し②造船所タブを開き③調査船をクリックすると、④造船キューに調査船が入る。ここで表示されている「60」は日数だ。2か月後にあらたな調査船が完成する。書いてある資源――合金100を要求される点は注意だ。最終的には3機くらいは欲しいな。
資源採掘拠点の作成
お次は建設船の出番だ。自分の領土内の、文字が白くなっているところ(下記画像②)は、「資源を採掘することはできるがその採掘のためのステーションがない」状態なので、ここに建設船を向かわせる。黄色くなっているところ(下記画像①)はすでに採掘し始めているので何の操作も必要ない。
①建設船を選択し②採掘箇所を右クリックし、コストを確認してから、建設を確定させると建設に向かうようになる。
動作開始!
右上の停止マーク(年号の左に表示されているもの)をクリックすると、動作を開始することができる。ペースとしては、(現実世界の)1秒=(ゲーム内の)1~3日程度と言ったところか。もっと早く/遅くすることも可能だ。建設船は建設を、調査船は隣の「ジー」星系への旅を開始する。
数日間の旅ののち、ようやく別星系へ移動する。
さて、ロベルトが到着したところで、さらにそこからどのようにハイパーレーンが接続されているのかが見えるようになる。確認してみよう。
これでどのように拡張を進めればよいかの計画が立てられる。
この「外」に国があったとしても、赤い丸を付けた3か所を取っておけばそこを国境として防衛することができるだろう。そのためには、もっとも効率的に星系を自国の版図に加えるために、タタンガから上方向に向かって、赤い丸を取ることを最優先として動くとよいだろう。
2200/05/02 調査船第二号の完成とリーダーの再割り当て
第二の調査船、トレードウィンド号
さて、そうこうしているうちに造船を命じていた調査船が完成していた。
だが、リーダーがまだいない。調査船を率いる船長だ。リーダーは、科学者、統治者、軍人の3種類がいる。調査船のリーダーになれるのは科学者だけだ。しかも、雇用には雇用量としての統合力が必要になり、さらにその後維持のために統合力を少しずつ消費することになる。
幸い、ペルティエ博士がなぜかエッジを統治しており、国務大臣のダグラス卿がどこも統治していない状態になっていたので、ここの人事を入れ替える。
こうして、国家人事が整った。ペルティエ博士、よろしくお願いします。
ペルティエ博士には、国境を閉じるために必要な星系の調査をお願いしよう。(図の①の航路)
既にジー星系を探索中のロベルト研究部門部長は、②のルートで国境を確保していってもらう。
惑星の統治--大スラムの解消
さて、このゲームでは、当然のことながら、資源を得られるのは宇宙の採掘によってのみではない。入植した(人が住んでいる)惑星を開拓し、建物を建て、そこで労働者が労働(ここでは、全ての社会階級のことを指す)に割り当てられることによって、資源が生産される。下の画像の、「ディシジョン」「強制移住」の下にある、黄色い帽子をかぶった人のようなマークのところに、「4」と表示されているのが見えるだろうか。
これは「空き職業枠」といい、職業はあるのだが誰も従事していない(若干そのための人口が足りていない)ことを意味する。
まず、何か建設物を建てる前に、労働者が増えるように惑星を整理しよう。惑星を選択し、惑星管理画面を出し、地球に虫眼鏡がついているようなマークを選択すると、その惑星が持っている「特性」がみられる。マイナスの「特性」は最初から削除可能か、技術の発展により削除可能となる。
今エッジにあるのは二つの「工業汚染区域」と一つの「大スラム」だ。「大スラム」は解消すればPOP(人)がそこから出てくるので、まずはこれを解消しよう。当然時間はかかるが、時間をかける価値は十分にある。
2200年後半 発見の連続
アノマリー
さて、少し待っていると、ペルティエ博士から以下のような連絡が来た。
こういうものは「アノマリー」と呼ばれ管理される。後から研究することも可能なものなので、今は国境の確保を最優先してもらうために、「当面は放っておくように」と命じよう。
遺物の発見
さらに少し待っていると、今度はロベルト研究部門部長から別の連絡が入った。
我々アウトレの前にすでに銀河にいて、滅びた種族の遺跡を見つけた、というのだ。さらに追加調査すれば、その歴史や社会に迫れるかもしれない。この考古学研究には「発掘」が必要になる。下記画像の地面にスコップを突き立てている画像が「発掘」可能な地点だ。国境の中にこれを収め、調査船を従事させると、数年の期間ののちに何かしらのイベントが発生する。
ただ、先程と同じように、これも後回しにしてもらわないといけない。国境の確保を最優先で動いてもらおう。ほかの異星種族と出会ったときのために。
まあ、それでもこのニュースが異星生物学者を沸かせる超大イベントであることは間違いない。今後余裕ができたら研究をしよう。
不足が予想される資源の購入
さて、先程から少し、「消費財」が不足しつつある。画面左上の消費財マークが赤くなっているのが分かると思う。
こういう時には、たいていの資源は、資源を直接クリックすれば「エネルギー通貨」を用いて買い付けることができる。今回の場合、50買うのに130のエネルギー通貨を支払えば買い付け可能だ。ただし、注意してほしい点が一つある。買い付けると相場が変動するのだ。あまり調子に乗って売り買いしまくっていると滅茶苦茶に暴落/暴騰するので、最低限は生産で確保した方が良い。
ファーストコンタクト・プロトコルの制定
さて、異星生物の発見に沸き立つ我々アウトレであるが、当然出てくる疑問「今後どのように未知の存在とまず最初にやり取りするか?」についての、国としての基本方針…「ファーストコンタクト・プロトコル」を指定する必要がある。
ここはロールプレイ的に選べばよいが、非友好的なファーストコンタクトは外交リスクを高める点には要注意だ。
終わりに
さて、今回の連載はここまでだ。まだゲーム内で1年しか経っていないが、ほとんどがゲームの説明だった。今後はこの数倍のペースでゲームを進め、歴史を記してゆこう。次回も乞うご期待!(だいたい1~2週間に1回のペースで投稿できると良いな!)
前の記事:
次の記事: