[STELLARIS] プレイ日記(8)-星々をわが手に
地球人の皆様、いかがお過ごしだろうか?ゲーミング活動家のNameBox137だ。今回もStellarisのプレイ日記を記載してゆこう。初めに注意しておくが、ここからは、ゲーム終盤の特別なイベントを含んだ解説をする。前情報一切なしで自分で体験したいという場合は、自分でStellarisをプレイすることをお勧めする。
前回までのあらすじ
圧倒的な科学力を持つアウトレテクノクラシーは、その確かな技術力と軍事力に裏打ちされた国力によってついに銀河理事会の理事国となり、さらに銀河系の科学の頂点ともいえる超巨大宇宙構造物「サイエンスネクサス」を完成させた。彼らの建築欲は止まらない・・・
恒星をわが手に
アウトレ達が次に目を付けたのは「恒星」だ。「ダイソンスフィア」、または、「ダイソン球」と呼ばれるアイデアが存在する。恒星を完全に覆い、そのエネルギーを全て活用するというとんでもない代物だ。Stellaris中では、完成すればそれだけでエネルギー通貨、月当たり4000を生成する。事実上無尽蔵なエネルギー源だ。
2393/07/01 ダイソンスフィア研究中
さて、まず建築するために、ダイソンスフィア建築のための研究をしよう。話はそこからだ。サイエンスネクサスと同様、かなりの量の研究力を要求されるぞ。
2399/04/22 建設拠点の完成
研究が完了したら、十分な資源があることを確認して、活発に活動している恒星を選択して、ダイソンスフィアの建設拠点を建設しよう。ダイソンスフィアは、①建設拠点⇒②フレーム⇒③不完全なダイソンスフィア(出力1000/月)⇒④不完全なダイソンスフィア(出力2000/月)⇒⑤不完全なダイソンスフィア(出力3000/月)⇒⑥ダイソンスフィア(出力4000/月)の順で完成する。②までの段階では、ただ維持費を要求されるだけの骨組みだ。
2399/05/13 ダイソンスフィアをめぐる隣国とのトラブル
ダイソンスフィアフレームを建設していると、通信が入った。
我々が作ろうとしているダイソンスフィアを建設している恒星、スプーアは、隣国の人気の星座の中心的な星だったようで、そのことに遺憾の意を表明されている。
大した額ではないのでエネルギーを分け与えて、丸く収めてもらおう。ロールプレイ的には、「別に悪いとは思わない」を選択してもよいが、当然外交摩擦の要因になる点は注意だ。
2405/12/29 ダイソンスフィアフレーム完成
建設拠点とフレームについては、その状態で残しておくメリットがないので、すぐにアップデートに取り掛かれるように資源を手元に残しておくのが良いだろう。
2413/01/28 アップグレードその①
正直に申し上げると、4000という数値はオーバースペックすぎるので、最後まで完成させる意味は実はあまりない。途中の段階で止めるプレイヤーも多いので、無理して最後まで完成させる必要はないぞ。
2419/10/18 アップグレードその②
2425/03/20 アップグレードその③
2430/06/03 完成
とてつもない時間がかかった(工期40年)が、ついにダイソンスフィア、完成だ。
ブラックホールをわが手に
さらにアウトレ達は別の天体に目を付けた。ブラックホールだ。「物質展開機」という巨大構造物は、重力を未知の原理で操作することによってブラックホールから資源(鉱物)を採掘することができる。こちらはダイソンスフィアよりはアップグレードの段階は深くないが、完全に構築すれば月当たり2000の鉱物を生成する。
2402/01/04 物質展開機研究中
まずは研究だ。なかなか選択肢に上がってこなかったが、ついにとらえたぞ!
2410/12/18 建設拠点の完成
どの巨大構造物でも、建設拠点から始まる。ダイソンスフィアと共通だ。建設拠点は何も生成せず維持費だけ取られてしまうので、さっさとアップデートしてしまおう。
2417/08/25 アップグレードその①
こっちはダイソンスフィアほどスケールは大きくないが、その効果は絶大だ。この時点で鉱物500を生成する。
2423/03/19 アップグレードその②
1段階アップグレード。鉱物1000生成。
2428/04/02 アップグレードその③
2段階目。鉱物1500を生成。このあたりで気づかれた方もいるかと思うが、ダイソンスフィアと物質展開機さえ持っていれば、もはや惑星上の「発電区域」および「採掘区域」でそれぞれ電力と鉱物を生成させる必要がなくなる。そして・・・
2433/04/20 完成
ついに、物質展開機が完成した。これを機に「発電区域」「採掘区域」は全て産業区域に変えてしまおう。物質展開機はブラックホールが領土内になければ作成することができないため、ダイソンスフィアと比べて少しだけ建設に対するハードルが高い。そのような場合は侵攻(後述する)や併合するか、あきらめて鉱物は採掘区域でカバーするかのどれかになる。
懸案事項発生①:隣国からの請求権
さて、ここまで順調に進んでいるように見えているが、銀河の情勢は少々不穏となり始める。
2408/06/08 ジェス=イナクス・ロイヤル・コンスティチュエンツによる請求権主張
気づけば隣国がその隣の国、ジェス=イナクス・ロイヤル・コンスティチュエンツ(以下JIRC)によってほぼ無力化されていた。拡大を続けるJIRCは、何と、図々しくも我々が領有する「ジャンファール」「クロシャサイ」「インソール」の3星系をよこせ、と主張してきたのである。これが「請求権」だ。請求権を主張した状態であれば、「領土を取得するための戦争」を行うことができる。このゲームでの侵略戦争の流れは、
①「請求権」を出す
②戦争する
③「請求権」を出した星系を完全に掌握する(この時、惑星上にコロニーがある場合、十分な戦力の地上軍を送り込んで占領しなければならない
④艦隊船等で戦争に勝利する
⑤「請求権」を出した星系が自分のものになる
という流れだ。向こうの軍事力がこちらの軍事力を上回っているのなら②の宣戦布告を仕掛けてくるので注意が必要だ。今回はそんなことはないが。
懸案事項発生②:没落帝国の覚醒
銀河に存在した「没落した帝国」の「オフィクサーレムナント」が覚醒し、領土的野心を持つに至った。
2424/02/15 オフィクサーレムナント、覚醒
「没落した帝国」は特殊な仕様を持つ帝国で、全ての技術が研究済みで、圧倒的な軍事力と圧倒的な生産力を持っている超強力な帝国だ。かつて銀河で繁栄を誇っていたが、ゲーム開始時点では何らかの形で衰退し、領土的野心を失っている状態から開始する。ゲームの終盤になるか、特定の条件を満たすと、彼らは「覚醒」し、領土の拡張と他国への服従の強要を始めるのだ。さっき請求権を出してきたJIRCの事実上の隣国だ。これは、この没落帝国とJIRCが戦争したのち、近いうちに国境を接し、我々と争うこととなるやもしれない。もし、「国境を接していて、十分な戦力がなく、服従を要求され、勝てないと判断した」場合、いったんは属国にされ、滅亡を回避するのもありだ。筆者は初回プレイで属国化⇒独立戦争で主権回復を行った。
懸案事項発生③:プレスリンの災厄
2426/07/20 何かの接近
さて、銀河に発生した事象はこれだけではない。何かがこの銀河に近づいている・・・
2427/08/19 侵入地点の確認
一年後、銀河系への侵入者の到着予想地点が示された。我々とはかなり遠くの銀河の端だ。
2427/11/21 通信の確立
銀河に接近した「何か」と通信が確立した。
こいつらは極めて敵対的で、さっそく銀河系を占領し始めた。少しだけネタバレをしておくと、こいつらも没落帝国並みの戦力を有する。自分の国境の中で沸いた場合は、全力を尽くして抑えにかからなければならない(筆者は一度やられたことがあったが、とんでもない作業になった)。また、今回のように他の国の国境内で沸いた場合、現地にいる戦力がうまく対処できないと、本当に銀河中にこいつらが広がり対応不能になる。その前に対処しなければならない。
エンドゲームについての解説
Stellarisというゲームには、"エンドゲーム"というものが存在する。最初のゲーム設定時にあったものだ。実は、このオフィクサーレムナントの覚醒と、プレスリンの災厄はこのエンドゲームというものに基づいて開始されている。「エンドゲーム開始年」に設定した年代を過ぎると、没落帝国の覚醒と、「プレスリンの災厄」を含めた"危機"というものが発生する確率が生じる。詳細に知りたい場合は、StellarisのWikiを調べてもらいたい。
ある程度熟練したプレイヤーは、このエンドゲーム開始年をもう少し早めてプレイする。心配であれば、少し遅らせてもよいだろう。
今回のまとめ
今回、アウトレ達はダイソンスフィアと物質展開機の作成により、恒星とブラックホールを手中に収め、エネルギーと鉱物をほしいままに出力させることに成功した。もはや彼らの前に立ちはだかるものは存在しないかに見えるが、2424年を境に、銀河に大きな波乱が到来している。彼らは生き残ることができるのか?次回も乞うご期待!
前の記事:
次の記事: