[STELLARIS] プレイ日記(3)-アウトレテクノクラシー:新たな出会い
地球の皆さんこんにちは。さあ、この超複雑で面倒なゲーム「Stellaris」において、宇宙国家「アウトレテクノクラシー」を経営し、その歴史を記してゆく。
2201年からの出来事
2201/07/11 有毒なテラフォーム候補の発見
タタンガ星系の第三惑星--タタンガIIIは、見たところ、「有毒なテラフォーム候補」である、という情報が入った。これは、将来的に「アセンションパーク」と呼ばれる国家の切り札的アップグレードによって、人の住める惑星に変えることができる、ということを示している。「アセンションパーク」は上限数が決まっているので、絶対に選ばなければならないものではない。ただ、このゲームにおいて「惑星」は膨大な資源を産出するものなので、自国内にこの手の惑星が2、3ありそうなら、そのアセンションパークを取得するのもアリだ。
2201/11/06 国の方針の設定
上部に下記画像のマークが発生した時に、「国の方針」を設定・実行することができる。「方針」を選択したり実行したりすると、国にバフをかけることができる。この「無限の機会」は市民の幸福度を上げてくれるもので、初期設定でアクティブになっているものだ。
一度実行した「方針」は、しばらく実行することができない。別の「方針」を設定しよう。
次は方針「評議会の拡大」を選択することに決まったようだ。こうすれば、国の「評議員」を増やすことができる。下記画像の赤い部分に、新たな「役割」を設定し、国にバフをかけさせることができる。
2201/11/24 最初の領土拡大
さて、タタンガを調査していた調査船トレードウィンド号から、調査完了の連絡が入った。資源調査が完了すると、星系名が白色になる。白色になった星系は「星系基地(前哨地)」を建設することによって、領土として獲得可能となる。下記画像の「ジー」「タタンガ」は星系基地を建設可能だが、「リンボース」「ガーデナー」はまだ文字が灰色のため、領土に編入することができない。調査してからだ。
前哨地を作るには、①建設船を選択した状態で、②建てたい星系を右クリック、③「星系基地(前哨地)を建設」をクリックすればよい。
2201/12/19 幼年期の…
ガードナー星系を調査中のOSニュートンから連絡が入った。第二惑星に文明が存在している、という連絡だ。ただし、これは、まだ宇宙に進出していないものだ。この文明は中世時代で、「本」の大量生産が始まっているようだ。こういう「まだ宇宙に出ていない文明に対して、すでに宇宙に出た文明が何かする」小説はすでにたくさんある(『幼年期の終り』『インディペンデンス・デイ』など)だろう。
領土の中にこれを入れ、「観測拠点」を建てれば、この惑星の文明を研究することができる。この文明をどうするかは、あなたのロールプレイ次第だ。地上部隊を送り込んで占領するという選択もできるし、ひたすら不干渉を貫き、遠くから観察し続けることもできる。あるいはその中間として、拉致して調べてみたり、自分の存在を明かしたりすることもできる。
我々アウトレテクノクラシーは、異星人好きだが、姿を見せることは避け消極的な研究のみというスタンスを貫きつつ、場合によっては研究や人道支援という形で介入することとする。一方的に占領するなど言語道断だ。降り立たなければ気づかれることもあるまい。
2202/07/04 初領土拡大
CONSTRUCTION PROJECT CONCLUDED.
建設船からタタンガ星系に建てていた前哨地が完成した旨の連絡が入った。
これで、タタンガ星系も我々のものだ。
2203/03/29 タタンガIIへの入植
準備が整ったので、拡張したタタンガの第二星系に入植する。入植する場合、領土内の惑星をクリックして(①)、最初の住人となる種族を決定(②)する。②は、今はアウトレしかいないが、今後複数の種族が国に入ってきた場合、選択肢が増えてゆく。
2204/04/28 没落した帝国との出会い
拡張を進めていると、銀河の遥か彼方から突然通信が入った。
発信元は、「停滞した統治権力」という「狂信的な排他主義」の帝国・・・「オフィクサー・レムナント」だ。さっきの中世文明を発見した時とは逆で、あちらの方がすでに先に銀河に居座り、圧倒的に格上の技術力を有している。ただし、かなり離れており、かつ、そもそも彼らは停滞しており、領土を拡大したりする野心を全く持っている様子が今のところないことを見ると、我々が何かをしなければならない、ということはなさそうだ。機嫌を損ねたりしなければ。
2204/05/15 ワームホールの発見
調査船ニュートンから連絡が入った。領土を拡張する予定でいた星系「ベイルータ」に、ワームホールがあるというのだ。
このワームホールは国防上の要注意要素の一つだ。技術研究が進んでいなければどこにつながっているのかすらわからず、通ることができない。逆に言えば、技術研究がすでに進んでいる文明は、どこかわからないところからワームホールを通ってここに突然現れる可能性があるということだ。よって、この「ベイルータ」より先に領土を拡張する場合も、この「ベイルータ」は防備しておく必要がある。
2206/04/15 何者かからの通信
拡張を続けている途中。どこからか謎の通信が入った。通信の発信元も、通信の意図も不明だ。警戒しつつ調査と拡張を進める。
さらに2206年9月、再度同様の通信があった。
これ以上我々はこれを無視することはできない。通信の発信源を突き止めよう。こういった長時間がかかるプロジェクトは、「状況レポート」から参照でき、必要なときに開始することができる。
今回のプロジェクトは時間(180日)以外何のコストもなかったが、一部のプロジェクトは特定の分野の研究を止めて行わなければならなかったり、調査船や建設船を要求されたり、制限時間がついている場合がある。
調査を命じて、半年後の2207/03/19。ようやく通信が確立できた。
この人物は「アザリン」と名乗る植物生命体のようで、幾分哲学的な問いかけを行ってきた。さて、この問いに、あなたはどう答えるだろうか?ここはご自身で確かめてもらいたい。
この問答の後、アザリンは自身について話してくれた。
この人物の故郷は生命体にとって極めて理想的な、「ガイア型惑星」"アザテア"で、そこは今滅んでしまった。現在は自分の宇宙船「ビバリウム」で、「アストロクリエーション」なる環境浄化プロジェクトーーほぼすべての惑星を「ガイア型惑星」に変えることができるというとんでもない技術ーーを研究しており、これを解決するために我々の手を借りたいというのだ。アザリンは、去り際に我々を試すために、我々に課題を残した。それがこれだ。
さて、これが「時間以外にも代償が必要なプロジェクト」だ。「コスト:1000(社会学マーク)」と記載されている。このプロジェクトは研究している間、社会学の研究がストップしてしまう。また、クリアまでの時間は現在の社会学研究の量に依存する。こんな素晴らしい機会はそうそうないので、アウトレ達は誘惑に逆らえず、最優先で研究してしまうのであった。
2207/06/01 幼年期の…その②
国境付近を調査中の調査船から、「インソール」星系に、第二の前宇宙文明を発見した。ここは以前の前宇宙文明とは違って、電気や内燃機関が徐々に普及し始めている・・・人類で言うところの、1900年頃と言ったところか。
ここもできるなら版図に入れたい。
2207年、おおよその領土の確定
2207/07/30 領土の確定
調査と建設が進み、おおよその領土が確定した。下記画像の青色で囲った部分が次の拡張の目安、赤色が要塞化の必要のある領域だ。
とりあえず、居住ができる惑星が5,6確保できた時点で、後は内政をガンガンやれば、戦争をやらなくてもNPC相手であれば余裕で勝てる。よほど隣国が超好戦的でもない限りはだが。
2207/08/21 区域と建造物の建設
さて、タタンガの最初の入植地、「ファースト・ステップ」に入植が成功し、操作が可能になった。入植地を操作するパネルでは、①「区域」と②「建造物」の建設を支持できる。区域は「都市区域」「産業区域」「発電区域」「採掘区域」「農業区域」の5種類あり、カーソルを合わせれば、それぞれがどのような「職業枠」と「住居」を提供するかを見ることができる。繰り返しになるが、このゲームでは、人はPOPという単位で数えられる。どんな大きな人種だろうが小さな人種だろうが、どの異星人種だろうが等しくPOPだ。POPは住居を消費し、何らかの「職業」につく=「職業枠」を消費し、資源を産出するようになる。
「建造物」は、区域と違ってより専門的なものを生産することができる。研究出力が出てくる職業枠「研究者」は、建造物「研究所」を建てなければ生成されない。建造物のスロットを増やすためには「都市区域」を建てる必要がある。よって、どこかの惑星を研究惑星にしたいのであれば、
という手順を取る。基本的に惑星は「何かに特化した」設計にした方が、各種バフの伸びが上がるのでお勧めだ。
2208/06/28 新たなる種族との遭遇
調査船ニュートンから、新たなる報告が入った。ダルフェネ星系にて、謎の種族を発見した。この種族は宇宙ステーションを保有しているようだが、星系自体を保有はしていないようだ。
こういった、新たな種族や国とのコミュニケーションは「ファーストコンタクト」として管理される。表示された電波塔マーク(①)からファーストコンタクト画面を表示させて、使節を割りてる(②)。ファーストコンタクトが完全に完了するまで使節を割り当て続けるか、あるいは向こうが使節を割り当て続ければ交信が確立する。使節は使える数が限られている(③)ので、注意が必要だ。
ファースト・コンタクトには翻訳等、かなりの時間を要するので、しばらく放置する必要がある。
2209/10/02 アザリンのプロジェクト
アザリンから与えられたプロジェクトを完了したので、連絡をすると、哲学的な問答ののち、さらにもう一度何らかの課題を与えられた。
次は「ラフレシア・アザテア」という花を咲かせろ、というのだ。
滅茶苦茶臭そうな花の名前だが、このプロジェクトも完遂してやろう。
2211/01/09 派閥の形成
惑星に入植し、複数の星系にわたる国になった段階で、「派閥」が国内で形成され始める。POPは派閥に属し、派閥はそれぞれの「志向」そして「要求」を持つ。最初はほとんど自分の「志向」と同じ志向を持つ派閥が形成される。要求が満たされていると、派閥は「統合力」を生成し、その派閥のPOPの幸福度は上がる。今は何の問題も起こしていないが、例えば精神主義的な派閥はロボットの人権を認めなかったりして不満になったりする点は注意だ。
2211/03/04 通信の確立
2208/06/28に遭遇した新しい種族の言語の翻訳が完了し、"League of Potteres"(以降、宇宙陶工集団と翻訳)と名乗る種族と交信ができるようになった。画面上の電波塔マークが、「交信確立」のシンボルだ。
この宇宙陶工集団は、宇宙を旅するメカニックのようだ。今後関係が発展すれば、何か恩恵を得られるかもしれない。
2211/03/04 伝統の進行
統合力が一定を超えると、「伝統」が選択できる。「伝統」は全て国にバフをかけるもので、二つの選択肢が選べる。既存の「伝統」を発展させるか、新たな「伝統」を国に取り入れるか、だ。下記画像ではすでに「発見の伝統」=研究にバフがかかる伝統がすでに取り入れられている状態だ。一つの「伝統」は5段階、発展段階があり、完全に一つの伝統を発展させきることができれば、超強力な、国の特性「アセンションパーク」をアンロックすることができる。
2212/05/19 新型ロボットの開発と適用
ロボットを改良できるという技術を研究できた。このように、種族を「改良可能」な状態になると、その旨の通知が入る。基本的にはキャラクタークリエイションの時、種族に対して行ったことと同じだ。時代が進行し、技術がアンロックされてゆくと、使える「特性ポイント」が増えてゆき、不利な特性を付与する必要が少しずつ必要なくなってゆく。今回は、新型として、生産に必要な時間が短くなる特性と、耐久度が上がって維持費が少なくなる特性を付与し、「ラウラ・ワン」という名称を付けた。
すでに生産されてしまったロボットについては、後からまとめてこの「ラウラ・ワン」に改造しなければならないが、これから作るロボットに対しては、変更が効く。ロボットを生産している惑星の「人口」→「製造」から、作成するロボットの種類を選べるぞ。
2212/09/01 キノコの星
入植したグルミウムIIIにて、謎の菌が見つかったという報告が突然入った。奇妙な菌類の生命体ということだ。処分することもできるし、研究することもできる。君ならどうする!(丸投げ)・・・とまあ、こんな感じで選択肢のあるイベントがたくさん出てくるのがこのゲームの面白い所だ。ぜひプレイして確かめてみてほしい。
2212年、評議員の拡大!そして・・・
2212/11/05 国の方針「評議会の拡大」の完成
以前言及していた「方針」が完了し、評議会が拡大した。新たな座席に役割を割り当てることができる。今回は「科学上級総裁」を選択する。今後研究所をたくさん建てるからだ。
新役職には、ペルティエ博士に就いてもらおう。これで政府は5席になった。
2214/04/07 アザリンのラフレシア、開花
ついにもらったラフレシアを開花させることができた。どう見てもラフレシアじゃなさそうな見た目をしているが・・・ともかくもアザリンに連絡を取ろう。
その後、いくつかの哲学的な問答ののち、アザリンは「また会おう」と言ってどこかに去ってしまった。しかし・・・2か月後、
アザリンが仲間になった!圧倒的な能力を持つ科学者で、我々の帝国にとってかなりのプラスだ!
アザリンが乗っていた宇宙船「ビバリウム」が調査船として追加されたので、嬉しいことこの上ない。レベルの高い人員はアノマリーの研究・発掘も早いので、アザリンにはアノマリーの研究と、発掘をしてもらおう。研究船を選択している間、未研究のアノマリーが存在する惑星の横には顕微鏡マークが出る。
この顕微鏡アイコンのある星系を右クリックして、「アノマリーの研究」をさせると、アノマリーを研究させることができる。発掘はかなり時間を要するが、レベルの高い人員であれば相当期間を短縮できる。
まとめ
現在の状況を確認しよう。15年ほど経ったが、通常の(没落や、「領土を持たない存在」、前宇宙文明以外の)帝国とのコンタクトはまだない。他の友好的な宇宙文明と出会えることを祈りつつ、経営と拡張を続けていこう。ここまででもわかったかと思うが、このゲームはそれ自体が、宇宙SFであり、さらにこのゲームの中にも無数の小さな「宇宙SF」の物語を含んでいるのだ。SF小説を書いたりしていらっしゃる方、宇宙SF、創作ものが大好きな方にはぜひとも一度は見てみてもらいたい。
次回も乞うご期待!
前の記事:
次の記事: