[STELLARIS] プレイ日記(1)-国造りとゲームの設定
さて、前回の記事から引き続き、Stellarisの紹介をするために、一周ゲーム日記を付け始めようと思う。
今回は、みんな大好き、「キャラクタークリエイション」の時間だ!もちろん、このゲームで作るのはキャラクターではなく、「宇宙国家」だ。「ニューゲーム」から「新規作成」を押していざキャラクリだ!
国造り
上から順番に説明してゆこう。
(1) 種族-外見
文字どおりだ。種族の「外見」。気に入った外見を選ぶとよい。ただし、「機械」「岩石種族」「ネクロイド」「水棲種族」「トキソイド」は、若干設定できる項目が変わってくるので、初心者には向かないかもしれない。今回はこの狐っぽい種族にしよう。ちなみに、この外見はゲーム「スターフォックス」シリーズが元ネタらしい。
(2) 種族-種族名
次は、この種族の名前だ。諸外国からどういう名前で呼称されたいか。それを設定する。私はこの種族に、「アウトレ」という名前を付けることにする。複数形と形容詞があるのは、イベントが発生した時に「(複数形)たちが○○した」と言ったメッセージを生成するために使用されるものだ。少しおかしい文章になる可能性もあるが、基本的には日本語版では統一しておけば問題ない。
(3) 種族-名称リスト
お次は、「名称リスト」だ。このゲームではすべての要素に名前を後からつけることもできるが、名づけを自分でやらない場合の「プリセット」、すなわち、「名称リスト」を設定しておく。こうすることで、ゲーム内で新たなリーダーが生まれたとき、あるいは、戦艦が作られたときに自動的にそれっぽい名前を付けてくれる。今回は、人類っぽい名前のプリセットにしておこう。
(4) 種族-特性
次は「特性」。何の特性なのか、と言うと、その種族の「生物/機械」としての特性だ(後から「遺伝子改変」や、「サイバネティック技術」、そして、「ロボティクス技術」によって変更することはできる)。これは、あなたが作る種族がどのような特徴を持っているか、というキャラ付けをすることに役立つだろう。
気を付けておかなくてはならない点は、「残り特性ポイント」と「残り特性数」だ。「ゲームをプレイするにあたってプラスになる特性」(緑色か、極端にプラスなものは青色で表示される)は、特性ポイントを消費し、「ゲームをプレイするにあたってマイナスになる特性」(赤色で表示される)は、逆に、使える特性ポイントを増やしてくれる。特性数の制限の範囲内で好きにキャラづくりをするとよい。マイナスになってさえいなければ、それぞれのポイントが余っていても問題ない。
それを踏まえて、以下が「アウトレ」という種族の特性だ。理知的で、工学大好き。しかし、ちょっと繁殖は不得手なので人口増加はいまいち。
(5) 母星-名前と種類
ここでは、あなたが作ろうとしている種族がどんな惑星で生まれたか、という設定ができる。例えば地球人であれば、母星名は「地球」、星系名は「太陽(系)」だ。「開始星系」は正直あまり考えなくてよい(ランダムで良いだろう)。
ゲーム的に重要なところは、その次の「乾燥/湿潤/寒冷」と書かれているところであろう。基本的にどの種族も、自分が生まれ育った環境と大きく異なる環境に移住することは難しいことだ。縦軸が合致しているが、母星の環境と異なる惑星に入植しようとした場合、若干の「居住性」ペナルティが発生する。そして、同じ縦軸にない惑星に入植しようとした場合、それよりさらに強い「居住性」ペナルティを受ける。そうなれば、そこに居住する住民の「幸福度」が下がる。後から「テラフォーム」して星の環境を変えてしまうことも可能だが、その技術のアンロック・そして、テラフォームに必要な時間を待たなくてはならない。
今回のアウトレ達は、「アウトランド」という星系の「エッジ」(片隅)という海洋型惑星を母星としている、ということにする。
(6) 母星-都市外観
これは、完全に外見だけの設定であり、ゲーム的には全く影響がないが、この種族が統治する都市の外見を設定する者だ。今回は、「哺乳類っぽい」と考えられるデザインを選んだ。
(7) 帝国-起源
この項目は、帝国がどのような経緯で宇宙に飛び立ったのか、というこれまでの歴史を選ぶ。特に選ぶことがなければ、初心者にとっては、「統一による繁栄」を選んでおけば鉄板だ。しかし、今回は工学好きなアウトレ達のために、「ロボティクス技術を最初から持っている」"機械主義"という起源を選択してあげよう。ちなみに、ここからは非常に重要な点が並ぶが、起源の中には極めて難しいものも存在する。例えば、「母星が数十年後に爆発することが運命づけられていて移住しなければならない」という「週末の日」という起源もあり、こういった起源を選択する際は"難易度が高い"旨の警告が出るので参考にしよう。
(8) 帝国-政治と志向
さて、この項目は非常に重要だ。あなたが作ろうとしている国の特徴を決定づける。
まず、左から行こう。「統治形態」は、文字通り自分の帝国の統治形態を選択するものだ。「民主制」や「独裁制」、果ては「企業」や「集合意識」を選ぶこともできる。初心者は、「集合意識」「機械意識」「企業」は難しいと思われるので、あまりこれらは推奨しない。
次に、「志向」だ。国の政治的な傾向を選ぶ。上から時計回りに説明しよう。
受容主義以外は全て、対角線上にある志向を持つ文明との関係が一律で悪化する。例えば、平等主義の国と権威主義の国ではウマが合わず若干関係が悪くなりがちだったりする。逆に志向が一致していれば関係が良い状態でスタートを切ることもできる。
中央にある放射状のものは、「集合意識」と言って、少々扱いが特殊だ。これも初心者にはあまりお勧めしない。
「志向」は、3ポイントまで選ぶことができる。薄緑色は1ポイント、赤色は「狂信的な」というラディカルな志向で、その分バフ・デバフも強くなるり、選択すると2ポイントを消費する。
アウトレ達は機械大好き技術大好きで、新しいもの大好きなので、「狂信的な物質主義」「受容主義」という特性とした。
ここまで選べば、右側の「国是」を選ぶ。「国是」は、統治形態と志向に基づいて選べるものが決まる。どれも国へのバフ/デバフ要素になる。初心者は、それっぽいものを選んでおくとよい。国是は基本的にプラスにしかならない。
(9) 帝国-アドバイザーボイス
アドバイザーボイスは、ゲーム内でイベントが発生した際に通知してくれる音声のプリセットだ。これはゲーム的には全く影響がないが、頻繁に耳にするものなので、心地よくそれっぽいものを選んでおけばよい。
(10) 帝国-帝国名
文字通り帝国の名前だ。日本語の場合、名前と形容詞に同じものを選んでおけばよい。我々の国名は、「アウトレテクノクラシー」とする。
(11) 帝国-国旗
帝国の国旗。本当に好きなものを選べばよい。キャラにあってるもの、個人的に気に入ったもの・・・なんでもよい。ただし、国旗のメインカラーとサブカラーは国境の色などに影響する点だけは注意だ。我々アウトレは電子回路っぽいデザインを選ぶ。
(12) 帝国-船舶外観
国の宇宙船の外見を選ぶ。基本的には、全ての宇宙船で、ここで選択した、共通のデザイン思想に基づいた戦艦/民間船が登場することとなる。自分の国/設定した民族性にあうものを選ぼう。アウトレ達は機械が大好きなので、迷わず「Machine」を選択だ。
(13) 統治者-統治者の外見
ここでは、最初の統治者の称号や名称、外見・性別を選ぶ。「統治者称号」では、ここで設定した内容の称号が以降使用される。例えば帝国制であれば、男性が帝国のリーダーになった場合は「皇帝」、女性が帝国のリーダーになった場合は「女帝」と言った称号の使い分けの設定が可能だ。
今回は、男女共通で「メンター」(導き手)という名前を使用した。そして、最初の統治者の名前は、「アンナ・ヨークシュタイン」さんだ。
(14) 統治者-統治者の特性
ここでは、最初の統治者の特性を選択する。「統治者」として、どんな能力を持っているかを最初に選んでおくことができる。アンナは科学者で、天才のひらめきを持っているキャラとして設定しておく。
国造り、完了。
ここまでで国造りが完了だ。こだわる人はここだけで数時間かけるであろう。保存するのを忘れないように!
ゲーム設定
ゲーム設定は以下のようにする。これは初心者向けでだいぶんヌルい設定だ。「ハイパーレーン密度」はもう少し上げても良いかもしれない。また、もし、ロースペックなPCでプレイしていて不安な場合、「異種族間交配」(技術の発展により、異星種族間のハーフが生まれるようになる。種族毎のシミュレーション計算量が増えるため、重くなる)をオフにして、銀河のサイズを下げると良いだろう。
終わりに
さて、キャラクリはどんなゲームでもみんな大好きな要素だ。Stellarisのキャラクリは、「国」を作っているだけあって、とても複雑かつこだわればこだわるほど時間がかかって素晴らしいものだ。文系の人の方が楽しめそうな気もする要素なので、ぜひともここまでで興味が湧けば、ポチってみるとよいだろう。
次は、ゲーム開始時の設定をして、本格的にゲームを開始してゆこう。
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