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ファーストねるねる

またまた久々の投稿になってしまったなと思いつつ、こんな気まぐれ投稿を読んで、いいねしてくださる方がいるの心底ありがたいなぁと思う次第である。
ってことで、こんなふざけたタイトルの記事を開いてくれたそこのあなた、ありがとう。贅沢いうなら最後まで読んでもらえたらもう最高である。

いくつになっても初体験というものは色々ある。
日々世界にはいろんな新しいものが増えていて、コンビニにもスーパーにも毎日新発売の商品は並ぶ。期間限定商品まで含めてしまえば、毎日ささやかな新体験を366日欠かさずやってます!なんて人、いるんじゃないんだろうか。少なくとも不可能ではないはず。

何を隠そう(いや、まったく隠すもんじゃないけど)、実は自分も今日初体験をしてきた。

ファーストねるねるねるねである。

そう、ねるねるねるね。
年バレしそうで余り言いたくはないが、自分のなかでは魔女がお菓子を練っているCMのイメージが強い。今はどんなCMなのだろう…姉が遊びに来るとき以外に我が家のテレビの電源が入ることがないのでわからないが(多分半年はついてない)、大抵の人が子供のころに一度はねるねるしているであろうお菓子、ねるねるねるねである。

実は、今までねるねるねるねを食べたことが一度もなかった。

そもそも、撫菜の家にはおやつの時間というものがなかった。家に子供のおやつを常備している家ではなかったのだ。
まぁ、姉は幼少期ほぼほぼ入院がちだったし、当然といえば当然なのかもしれない。余り食べてはいけないものも昔は多かったよなぁと思う。自分が生まれたのは、姉が小学校5年生のころだ。そりゃ、そっからわざわざ子供のおやつを常備する習慣なんてないよなと思う。

子どものころに家で常備されてたおやつなんて、パッと思い出すのは糖尿病の祖母が食べていたマービーだ。変わった味付きの飴は好まない自分に合わせて、祖母は数種類入っている味の中からクリスタル味だけを選り分けて取ってくれていた。
大きくなってから、あれは糖尿病の祖母が自分の病気に合わせて購入していた事実を知ったときには申し訳のなさにしわしわの名探偵ピカチュウみたいな顔になったものである

ちなみにお菓子を買うことが全くなかったのか?と問われればそういうわけではない。世のお母さま方のお菓子売り場の定番台詞「1個なら買っていいよ」は我が家でも有効である。

しかしまぁ、なんというか。
なんというか、我が母君は意外と教育ママンなのだ。
あれに育てられてなんで自分はこうなったと思うくらい、教育ママンなのだ。
購入する本は参考書。贈られるプレゼントは実用的なお洋服か参考書。玩具は基本購入いただけないが、ジグソーパズルみたいな知育玩具であればごくごく稀にディズニーがスヌーピーのパズルのみ買ってもらえた。

そんな方なもんで、ねるねるねるねみたいな遊びながらできるよ!というタイプの知育菓子やおまけつきお菓子は「1個なら買っていいよ」のお菓子枠に含んでいただけなかった。同じ知育なのに。

……そういったわけで、自分はねるねるねるねを体験したことのないまま大人になってしまったのである。

ところが、そんな自分が最近気になる広告が目に留まるようになった。

大人のねるねるねるね。

そう「大人の」ねるねるねるねである。

テンションがブチ上がった。
いいんじゃない!?これならいいんじゃない!?
なんてったって、大人のねるねるねるね。だし。
いや、いい年した大人なんだから普通に普通のねるねるねるね買ってみればいいやんって思うけど、正直、普通のねるねるねるねの食べてみたい感って興味はあるけれどそんなに優先度高くないからついつい買わずに終わっちゃう……

絶対
見かけたら
買う

そんな誓いを胸に抱いて過ごした日々、そして今日ついに!
大人のねるねるねるねに遭遇したのだ!

大人のねるねるねるねは過去にも出てたらしいが(知らんかった……)今発売されているのはりんごのカラメリゼ味。
ふぁーーーーーー!!!!大人!!!大人スイーツって感じ!!!!カラメリゼってだけで大人感増す不思議。

なんでも上から粉をかけて、それにさらに水をかけて、そのまま1分立ったらクレームブリュレの上のカラメルみたいなパリパリ層が出来るらしい。
そして、付属するバター風味ソース。

絶対美味。

早速購入、即帰宅からいそいそと作り始めたんだけど、ファーストねるねるのため勿論作り方なんて知る訳もなく。
あれ粉って2つあるんだね……。
背面の作り方をふむふむと読んで、すぐに投入できる場所にお水を用意。
トレーからお水用の軽量カップを切り取って……早速ねるねる!

とりあえず、作るのたーのしー!!!
そもそも、こういうまぜまぜするの自体割と大好きなんですよね、自分。
捏ねたりとか、混ぜたりとか、もう延々とできる。
童心に帰る……じゃないんだよな、多分こういうところ一生童心なんで。
カラメリゼの粉もすごい!できたリンゴのねるねるの上に粉を薄く、まんべんなく広げて、お水をそっと垂らして一分放置……マジで表面ブリュレみたいに固まってる!原理どうなってるんだろう、あれ。

そうやって出来上がったねるねるねるね、早速一口……ブリュレみたいに表面スプーンでカンカンして割って食べるの楽しいな、これ。
そして、お味はちゃんとカラメル!リンゴは意外と甘さの中にもしっかり酸味も感じるリンゴ味で、甘すぎるものが苦手な自分にはありがたい。
リンゴ部分のふわふわとカラメルのパリパリとした食感の違いも楽しい。
そしてこれにバターソース付けると増す濃厚さ!
こんなに満足感をくれるとは正直思っていなかったので、すごいな大人のねるねるねるね……。

ただ一つ思ったのが……普通のねるねるねるねとの違いを実感したかった。
いや、これは完全に自分のミスなんだけど、先に、もしくは一緒に普通のねるねるねるねを買って体験しておくべきだった……。

普通のねるねるねるねもこんな食感なのかな?作り方おなじかな?とか食べている最中無限に疑問が浮かんでくるんだけど、それを解決しようがない。
めちゃくちゃそこが不完全燃焼なのだ。

つぎは、普通のねるねるねるね買おう。
後、大人のねるねるねるねまた買おう。
そう決心したファーストねるねるだった。

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