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140字小説【こなくていい】

「ミキ子先生、好きです! 付き合ってください!」
「そう……わかったわ。じゃあ明日からこなくていいから」
「そんな!? もう塾に来なくていいなんて……」
「何を勘違いしてるのよ。明日から“子”なくていいって言ってるの! だから私のことは、その……ミキって呼んで」
「み、ミキ先生……!!」